文在寅、ユーは何しに日本へ?

 
今日はこの話題です。

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1.G20「大阪宣言」

6月29日、G20大阪サミットは、「閉会セッション」で首脳宣言となる「大阪宣言」を採択し、閉幕しました。

宣言の内容については、こちらこちらに掲載されていますけれども、見出しだけ拾うと次のとおり。
G20 「大阪宣言」

【前文】
・世界経済

・強固な世界経済の成長の醸成
《貿易と投資》
《過剰生産能力》

・イノベーション:デジタル化、データフリーフローウィズトラスト
《信頼性のある自由なデータ流通》
《質の高いインフラ投資》
《グローバル金融》
《腐敗対策》

・不平等に対処することによる成長の好循環の創出
《労働及び雇用》
《観光》
《農業》

・包摂的かつ持続可能な世界の実現
《開発》
《国際保健》
《地球環境問題と課題》
《エネルギー》
《環境》
《避難と移住》
上述のG20「大阪宣言」は41項目に及ぶもので、安倍総理は閉会の挨拶で「グローバル化による、急速な変化への不安や不満による対立が強調される中、国際社会が団結して、課題に立ち向かい、力強いメッセージを発出することができた」と述べています。




2.安倍総理は皆のお気に入り

「大阪宣言」の中身の是非については色んな意見があるかと思いますけれども、食事会や会議の場面で安倍総理の周りに集う各国首脳の姿が発信されました。

中でも安倍総理を挟んでトランプ大統領とプーチン大統領が乾杯しているシーンなどは、世界に日本の存在感を示したのではないかと思いますね。

実際、ドイツ紙のツァイトは6月27日、G20に臨む安倍総理についての論評で、「現在、各大国の調停役を担う首脳が必要とされるのなら、それはおそらく安倍だ」と指摘。アメリカが離脱した環太平洋連携協定(TPP)の妥結にこぎ着けたことや、EUとの経済連携協定(EPA)締結を挙げました。

また、トランプ大統領と習近平主席の双方との関係を構築している点に言及し、両首脳がG20で会談するのを決めたことで「安倍氏は一定の成果を挙げた」と評価しています。

米中首脳会談では貿易交渉再開で一致するなど、一時緊張緩和となっただけにより安倍総理の存在がクローズアップされる形になりました。

朝日新聞は社説「大阪G20閉幕 安倍外交の限界見えた」で「会議の成功を優先し、難しいテーマから逃げた」とか「トランプ大統領との親密な個人的関係を成果につなげることができなかった」とか「韓国の文在寅大統領との首脳会談を見送った」と批判していますけれども、各国合意のもと出された大阪宣言そのものについての論評をすることなく、閉幕後の記者会見だとか、会議の進行だとか、どの国と首脳会談をやったやってないで批判しているのをみると、本筋から逃げているのはどっちですか、と言いたくなります。

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3.ユーは何しに日本へ?

その日韓首脳会談をして貰えなかった韓国の文在寅大統領は、非公式の会談や立ち話どころか、ぎこちなく8秒間握手しただけで、韓国に帰ることとなりました。

握手のシーンでも安倍総理は歯を見せて笑うことなく、文字通り「作り笑顔」の塩対応。他の首脳を出迎えた時とのギャップは、それだけで今の日韓関係を世界に発信しました。

そもそも、G20で日韓首脳会談が行われないことは前から分かっていたことで、韓国国内でも「何をしに行くのか」とか「訪日してどうにかなるのか」といった冷めた見方もありました。文大統領はそれを押して突撃した結果、敢え無く撃沈した訳です。

正に「ユーは何しに日本へ?」状態です。

日本のみならず、中露朝米からも煙たがられ、外交的な孤立を深める韓国は、今やその現状を自覚し、焦り始めています。

それが文在寅政権への批判となって現れています。

今年4月、韓国大統領府がインターネット上に設けている「国民請願掲示板」に「文在寅大統領は国民の情緒と反する行為をしている」などとして弾劾を求める請求がありました。

この請求は20万人以上の賛同者の署名集まると成立し、政府は対応を余儀なくされるのですけれども、この文在寅弾劾請求には25万人以上の賛同が集まりました。

先日、大統領府はこれに対し「休むことなく走ってきたが、政府がもっとうまくやらなければならないと覚悟を決めた」との回答を示しました。

行動改善の要求の答えが「もっと上手くやると覚悟を決めた」です。何をどうする、失敗したらこうやって責任を取るという回答であれば、まだ分かりますけれども、この回答は「明日から本気出す」の次元と変わりません。話になりません。

産経新聞は、韓国はこの窮状を打破するためにトランプ大統領の訪韓に一発逆転の望みを託していると報じています。

6月30日、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が板門店で電撃首脳会見をしましたけれども、文在寅大統領は、自分が仲介したからだと国内に宣伝することで打開を図るのでしょう。

まぁ、それで一時的に支持率が戻ったとしても、今の文在寅政権の政策のままではジリ貧です。北朝鮮関連で劇的な何かがない限り、人の意見も国民の弾劾請求をもスルーする文在寅大統領は、行きつくところまで暴走するしかないのではないかと思いますね。

この記事へのコメント

  • 心配性のおばさん

    人は、”ちょっとまずい状態”には、冷静に問題回避行動をとることができると思います。しかし、”かなりまずい状態”に立ち向かうには、かなりの勇気が必要です。
    が、あの国の人々にそれを期待するのは難しい。彼らの建国前から近代の歴史を、素人の私が見てですが、推測できます。彼らの十八番、逃げる(難民)です。

    この間、本を出版した韓国の教授の話にもありますが、日本に併合されても抵抗することをせず、アメリカにより解放された韓国の問題点は、民族としての弱さです。彼らの弱さは、そのつらい現実に立ち向かえず、慰安婦問題や徴用工問題の虚構にそれをすり替えました。それで、日本を恨むことで、自らの弱さに立ち向かうことから逃げました。彼らには、そこが限界です。先に紹介した韓国の教授のように、つらい現実に立ち向かう人が出てきても、彼と同様の勇気を持つことができず、「嘘だぁ」と叫んで彼をリンチして、つらい現実から逃げ続ける。

    自国や同胞のために、勇気で問題に立ち向かうことをせず、安易に逃げを打ち、逃げた先でも不満を持って、他を恨み続ける。そんな人々を受け入れたくありません。
    2019年07月01日 11:13

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