日本を仮想敵国にしている韓国


今日はこの話題です。
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1.本当に交渉で返ってくるんですかね?

N国党の丸山穂高議員の「竹島を取り返す」ツイートが話題になっています。

これは、8月31日、日本政府は韓国の国会議員団による島根県・竹島上陸を受け、東京とソウルの外交ルートを通じて韓国政府に「到底受け入れられず、極めて遺憾だ」と抗議したことに対し、丸山議員が「政府もまたまた遺憾砲と。竹島も本当に交渉で返ってくるんですかね?戦争で取り返すしかないんじゃないですか? 朝鮮半島有事時を含め、『我が国固有の領土』において自衛隊が出動し、不法占拠者を追い出すことを含めたあらゆる選択肢を排除すべきではないのでは?」とツイートした件です。

竹島が交渉で帰ってくるのか。半島有事を含め自衛隊出動を含めたあらゆるケースを想定すべき、という考えは、今の半島情勢を考えれば真っ当な反応であり、対馬、北九州防衛も考えるべき局面だと思います。

この発言について、菅官房長官は記者会見で「個々の議員の発言について、政府としてコメントしない」とスルーしました。以前、丸山議員がロシアについて「北方領土を戦争で取り戻すべき」 発言の際には、「不適切な発言だ」として、結果的に除名にまで追いこんだのとは大分温度差があります。

ただ、北方領土の場合は平和条約含めてロシアとの交渉中であり、韓国とはそうでないという差があります。ロシアの場合は交渉に差し障りがあってはいけないから、という配慮があったのかもしれませんけれども、筆者的には、丸山議員もまた国民の支持を受けて当選した野党議員であることを最大限に生かし、ロシアに対して「そういう意見もある。困ったものだ(棒)」などとしれっと発言でもして、「国民の一部に強硬論があるが、日本政府はそれを抑えながら、こうして交渉の場にいるのだ」という具合に交渉カードの一枚としてチラつかせても良かったのではないかと思います。

今回の菅官房長官のスルー発言があるいは、ロシアでの件を反省したのかどうか分かりませんでけれども、韓国とは竹島返還交渉をしている訳ではありませんし、徴用工判決問題や慰安婦合意反故でも明らかなように、そもそもにして韓国は交渉できる国ではありません。

なにせ、韓国は国際間合意を守らない国なのですから、交渉など元から無意味であり、本当に竹島を取り戻したいのであれば、それこそ、武力行使などの「強制力」を発揮するしかなくなります。

その意味では、丸山議員の発言は、現実問題として取り得ることの出来る選択肢を提示したに過ぎず、野党の一議員の発言として、問題提起したレベル以上には当たらないと思います。

丸山議員も巷の批判に対し「問題提起であって憲法上も法律上もなんら問題ない。言論封殺の圧力には屈しない」とツイートし、韓国による竹島での防衛訓練などについても「国会は非難決議の話すら出ず。本当にこのままでよいのか」とも述べています。まぁ、そういうことです。

それそもテーブルに並べた道具(選択肢)と、政府が何を取るかは別の話です。政府が「武力行使」すると明言せず、また丸山議員の発言を否定しなかったということは、選択肢として取って置いてあると解釈出来なくもないと思いますね。


2.日本を仮想敵国にしている韓国

案の定、韓国は噛みつきました。

9月1日、韓国・聯合ニュースは、この丸山議員の発言を妄言だと批判。記事のコメント欄には「中国、ロシア、北朝鮮やらと力合わせ、日本列島を滅亡させ、分割占領しよう」とか「独島は地球が起こったときから韓国の地だ。対馬は新羅の時から韓国の地だったから今、私たちも対馬取り戻そう」などという声が書き込まれ、向こうの方がよほど戦争をしたがっているように見えます。

実際韓国は、日本を仮想敵国として、軍備を拡充しています。

今年に入って、韓国空軍は初の空中給油機を実戦配備しています。韓国空軍によると、導入された機種はKC330で、1回の飛行で、F15K戦闘機約10機に給油が可能。1月下旬に1機が実戦配備され、順次追加し、4機体制とする計画です。

これにより、従来、戦闘機が竹島近辺に展開してもF15Kでが約30分、KF16で約10分間しか上空で作戦任務を行えなかったのが、それぞれ約1時間活動できるようになります。

導入されたKC330は、欧州のエアバス社製のA330給油機であり、アメリカ製のKC130ではありません。これは、アメリカが韓国に空中給油機を売らなかったからです。

韓国空軍は「1000キロ圏」での制空権確保を目標としており、その圏内には東京が入ります。かつて。、韓国空軍の代表がアメリカ国防総省を訪れ、空中給油機の売却を要請したことがあります。アメリカ側が「北朝鮮の奥行きは300マイル程度。給油機は不要では」と問うと、「東京を爆撃する際に必要だ」と言い放ったのだそうです。

国防総省の担当者は驚いて日本側にそれを伝え、給油機は売らなかったという経緯があります。そこで、韓国は欧州のエアバス社に空中給油機を発注。昨年11月に入手したという訳です。

韓国軍は日本を「仮想敵」とする姿勢を露骨に示し、冷戦が終了した1990年代から「主な敵は日本か北朝鮮か」との「主敵論争」も起きています。現在韓国空軍は戦闘機、戦闘爆撃機計590機を保有し航空自衛隊の330機を大幅に上回っています。

日本を仮想敵国とする国が、友好国のフリをして隣にあることを、日本人はもっと自覚してもいいのではないかと思います。その意味では丸山議員には、竹島を戦争で取り戻す云々より、韓国が日本を仮想敵国とした軍備拡大に励んでいる事実をもっとツイートしてもいいのかもしれませんね。

この記事へのコメント

  • ニック(元祖)

    誤:日本を「仮想」敵国にしている韓国
    正:日本を敵国にしている韓国
    2019年09月04日 13:15

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