2020年はどんな年になるか

新年二日目は雑談エントリーです。
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2020年はどんな年になるかについての雑感を。

2019年は世界各地で対立が表面化してきましたけれども、今年はその対立の色分けが進む一方、不安定性が増してくるのではないかと見ています。

色分けというのは、端的には、ブルーチームとレッドチーム。米中対立に代表される、資本主義と共産主義の色分けです。

アメリカも中国も他国を自陣営に取り込むべく、圧力を強めてくると思いますし、それに伴って、ブルーにいくのかレッドに入るのか揺れ動いて不安定になる国や地域も出てくることでしょう。

チャイナマネーの影響が強まるEUも、親中か親米で色分けが進んでいくと思いますし、EU離脱が決まったイギリスは、ブルーチーム入りを明確にしています。

東アジアも同様で、日本の近場では、韓国・台湾・そして香港の動静は注意が必要になるかと思いますし、ASEAN諸国も、ブルーかレッドかで不安定化していくのではないかと思います。特に香港がどうなるかは、周辺国の動きに影響を与えると思われます。

実際、香港デモを目の当たりにした台湾は対中警戒を強め、昨年12月31日に中国による選挙介入を防止する法案を可決しています。

香港も11月の区議選で民主派が議席8割超す圧勝を収めていますし、年明けからデモが行われています。アメリカが香港人権・民主主義法を成立させたことから、天安門のような弾圧でも収束は大分難しくなったのではないかと思います。

そしてやはり、今年日本周辺で一番不安定化が懸念されるのはやはり半島情勢です。

経済制裁が続く北朝鮮は昨年末の労働者送還によって外貨収入の道が益々細り、厳しくなります。経済制裁緩和ないし撤回を求め、挑発の度を増してくると思われます。

1日、北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は、金正恩委員長が核・大陸間弾道ミサイル実験の一時停止を撤回すると宣言したと報じています。

トランプ大統領が弾道ミサイル発射ではない"実験"にどこまで対処するか分かりませんけれども、もしも静観するのであれば、それを既成事実として、今度は弾道ミサイルのロフテッド軌道での発射など、更に半歩踏み込んでくるような対応をしてくる可能性があります。

更に、日本に対しても、東京オリンピックを控え厳しい対応が取りにくい弱点をつく形で色々と挑発を掛けてくることも考えられます。

日本への挑発という意味では韓国も同じです。

文在寅政権は今年も反日路線を維持すると思います。というかそれしかやることがない。

外交内政とボロボロの文在寅大統領を見ていると、はっきりいって何をしていいか分からないのではないかと思えてきます。

先日、韓国国会で公選法改正案検察改革法が可決しましたけれども、これとて選挙で左派が勝つための策ですし、検察改革法も検察トップの人事権を大統領が握ることで事実上、検察による政権捜査の道を潰しました。

これらを見ていると、やっていることは、最早政治ではなく、自身の権力維持を大統領権限で行っているようにさえ見えます。

あとやることは、反日と反米、そして北朝鮮へのラブコールくらいでしょう。昨年見た光景が今年も繰り返されるのではないかと思いますね。

このように2020年は世界がブルーとレッドのどちらかへの色分けが進むと見ていますけれども、忘れてはならないのは、その色分けも国民と国家首脳によってがらりと変わる可能性があるということです。

アメリカもトランプ大統領でなければ、ここまで自国ファースト路線を打ち出すことはなかったと思われますし、それが世界のブルーとレッドの色分けを進める力になっていることは否めません。

また、日本が今の外交路線を維持しているのも安倍政権であるからでしょう。もし、次期総理に石破氏になれば、今の路線が変わる、とくに対韓外交が融和に変わって、日本のブルーに別の色が混ざらないとも言い切れません。

その意味では、秋のアメリカ大統領選の行方は大きな意味を持ちますし、日本も今年解散総選挙があれば、その結果がどうなるかも非常に重要になると思いますね。

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