彼らはコウモリだと言っているがその地域にコウモリはいないし売られてもいなかった

今日はこの話題です。
画像

 ブログランキングに参加しています。よろしければ応援クリックお願いします。
画像「妖印刻みし勇者よ、滅びゆく多元宇宙を救え」連載中!


1.ウイルスの脅威を一週間隠蔽

4月15日、アメリカAP通信は、中国当局が新型コロナウイルスの深刻な脅威を今年1月半ばには認識していたのに、約1週間にわたって対外公表せず、感染拡大を許したことを裏付ける文書を入手したと報じました。

件の文書では、中国国家衛生健康委員会の馬暁偉主任が1月14日、地方衛生当局者らとの電話会議で、コロナ感染は2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行以来「最も深刻な危機」で「衛生上の大問題となる恐れがある」との認識を示したことを記しているそうです。

また、同日、トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、武漢ウイルスが武漢の研究所から流出したとの報道について問われると、認識しているとし、「われわれは徹底的な検証を行っている」と述べました。

更に17日には「彼らはコウモリだと言っているが、その地域にコウモリはいないし、売られてもいなかった……多くの怪しい点がある。現在調査を行っていて、我々は真相を突き止める」と、ウイルス研究所からの流出の可能性について、真相究明に意欲を示しています。

2月くらいから囁かれていたウイルス流出説がとうとうアメリカ大統領の口に上り、しかも検証をしているとまで触れられたということは政権内部では何らかの情報を握っていることも考えられます。


2.報道され始めた武漢ウイルス流出説

此処に来て、アメリカのメディアでも武漢ウイルスの流出説がバンバン報道され始めています。

15日、FOXニュースは武漢市の研究所が、アメリカと同等以上のウイルス研究能力を示そうとして研究していたと報道。患者第1号はコウモリから伝染した研究所職員で、その後、武漢市内に広がったと伝えました。

中国政府は感染源が自身の研究所であることを隠蔽するため、当初、コウモリを扱っていた武漢市内の生鮮市場が感染源であると発表する一方、アメリカなどを標的に偽情報工作を展開したとしています。

同じく、CNNテレビもアメリカ政府が感染源を武漢市の海鮮市場ではなく、同市の研究所だとの仮説を検証していると報じました。

更に、ワシントン・ポストもアメリカ当局者が2018年に武漢市の「中国科学院武漢ウイルス研究所」を訪問後、研究所が行っていたコウモリのコロナウイルス研究の危険性に警鐘を鳴らす公電を送っていたと伝えています。

冒頭でAP通信が中国政府の内部資料を入手したことを取り上げましたけれども、矢継ぎ早やに各メディアから研究所流出説が流れているところを見ると、やはり、アメリカ政府は既にかなりの情報を持っていて、中国責任説をぶち上げる為の世論作りに入っているのではないかとさえ思わせます。


3.危機が去っても全てが元通りにはならない

4月16日、イギリスのラーブ外相は、武漢ウイルス感染発生の経緯や拡大阻止の可否を巡り、「科学的な手法に基づいて、極めて深い事後検証を行う必要があることは明確だ」と指摘。今後の対中関係を巡る質問についても「間違いなく言えるのは、危機が去っても全てが元通りにはならないということと、新型ウイルス感染発生の経緯や、どうすれば拡大を早期に食い止められたのかについて、厳しい質問をしなくてはならないということだ」と答えました。

イギリスはジョンソン首相が自ら武漢ウイルスに感染し、集中治療室に入るという重体から生還。武漢ウイルスの怖さを身を持って体験している訳ですからね。今後、中国に対するジョンソン首相の言葉に迫力と説得力が出てくるようにも思います。

ジョンソン内閣のある閣僚は、「世界経済を台無しにした中国当局を見て見ぬふりをしてはいけない……中国のサプライチェーンや戦略的なインフラ設備に頼るすべてのプロジェクトを早急に見直す必要がある」と述べ、ファーウェイがイギリスの5Gのネットワーク構築に大々的に参入できるとした1月の決定を見直すよう求めるなど、中国は「のけもの国家」になるリスクと直面しているとの声もあるそうです。

欧米が中国に激おこなのは間違いありません。

福井県立大学の島田洋一教授は今後のアメリカの動きについて「共和党の若手有力議員らが早くから『生物兵器説』を主張しており、中国に賠償責任を求める法案も出ている。アメリカ政府はまず、研究所からの流出疑惑の検証を求めていくだろう。中国が解明に協力しないなら、中国への関税上乗せなどの話も浮上する。トランプ政権に批判的なCNNやワシントン・ポストも疑惑を報じており、全米がタッグを組んで追及していきそうだ」と語っています。

武漢ウイルスの発生源が特定されるのかどうか分かりませんけれども、ウイルス終息後の世界は今までとは変わっているのではないかと思いますね。

この記事へのコメント

  • 暇工作

    >ウイルス終息後の世界は今までとは変わっているのではないかと思いますね

    現時点では、WHO改革或いはNewWHOという言説が大半を占めていますが、私はアフターコロナでNWO(新世界秩序)論が出てくると思っています。トランプ大統領も国連のあらゆる機関に“チャイナ”が浸透していると言及していますから。
    その為にも、トランプ大統領には、この秋の大統領選を頑張って圧倒的大差で勝利してもらいたいものです。
    2020年04月19日 14:00

この記事へのトラックバック