金正恩脳死の親書

今日はこの話題です。
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1.金正恩脳死の親書


北朝鮮の金正恩委員長の死亡説がネットを中心に出回っています。

中には、歩いている姿を見たなんて説もあるのですけれども、全体としては死亡説の方が優勢に見えます。

昨年秋ごろから金正恩健康不安説を主張していたジャーナリストの篠原常一郎氏によると、金正恩委員長は、昨年10月に行った脂肪吸引手術の失敗により心臓血管詰まるようになり、4月12日に心臓手術失敗。4月15日に脳死に陥り、4月25日には入朝した中国医師団も脳死確認したとのことです。

金正恩委員長の心臓手術の失敗については、『週刊現代』特別編集委員の近藤大介氏が記事にしているのですけれども、該当部分を抜粋すると次のとおり。
「金正恩委員長は、地方視察に出かけている最中、突然心臓に手を当てて倒れた。同行していた医師団は、慌てて心臓マッサージを施しながら、近くの救急病院に搬送した。

同時に、中国に、『すぐに医療団を北京から派遣してほしい』と緊急要請した。中国は、北京にある中国医学院阜外医院国家心血管病中心と人民解放軍301医院の医師らを中心に、器材なども含めて50人近い派遣団を組み、特別機で平壌へ向かった。

ところが、中国の医師団を待っていては助からないと見た北朝鮮の医師団は、緊急の心臓ステント手術を行うことにした。執刀に当たったのは、中国で長年研修を積んだ北朝鮮の心臓外科医だった。

心臓ステント手術は、それほど難易度の高い手術ではない。最も重要な血管にステントを入れる施術自体は、1分くらいの時間で済ませられる。

ところが、執刀した外科医は、ものすごく緊張して、手が震えてしまった。かつ、金正恩ほどの肥満体を執刀した経験がなかった。それで、ステントを入れるのに、8分ほどもかかってしまったのだ。

その間に、金正恩委員長は、植物人間と化してしまった。中国の医師団が到着して診察したが、もはや手の施しようがなかった」
つまり、ステント手術の失敗が原因だというのですね。もっとも、そんな心臓手術をしなければならなかったのは、脂肪吸引手術を行ったからであり、それは金正恩委員長が極度の肥満体であったからだということを考えると、自業自得とはいえ、不運が重なった面もないとはいえません。

篠原常一郎氏によると、金正恩委員長の脳死というのは確度の高い情報だそうで、既に妹の金与正らがトランプ大統領に金正恩脳死の親書を送ったのだそうです。



2.後継者問題


金正恩委員長脳死が本当であれば、次に出てくるのは後継者問題です。既に、金正恩委員長は自身の後継者として妹の与正氏を指名しています。

けれども篠原常一郎氏の情報通りであれば、厄介なのは、現在の金正恩委員長が死亡ではなく脳死だということです。完全に死んでいない限りは、与正氏とて、正式な後継者になったと宣言も出来ないでしょう。その間に北朝鮮指導部内で権力争いが起こる可能性も考えられます。

なんとなれば、与正氏を御飾りの首領に祭りあげ、実際の権力は指導部が握る集団指導体制になることも有り得ます。

つまり、金正恩委員長の"脳死"状態が長引けば長引くほど、北朝鮮の政治体制が揺らぐリスクが高まるということです。

その意味では、金与正氏はトランプ大統領に、金正恩委員長の脳死を知らせる親書を送ったというのは、アメリカに敵対する意思がないことを示すと同時に、自身を後継者として認めて、バックアップして欲しいという意図が秘められているのかもしれません。


3.金正恩なき後


25日、韓国紙・東亜日報は北朝鮮が東部の咸鏡南道・宣徳付近で「中短距離ミサイル」の発射を準備している兆候をアメリカが確認したと報じました。アメリカ当局は、早ければ48時間以内に北朝鮮がミサイルを発射する可能性があると分析しています。

こんなときにミサイル発射とは何故と思えなくもないのですけれども、正恩委員長がミサイル発射を現地指導し、健在を示す可能性もあるという見方もあります。

まぁ、金正恩委員長本人ではなくとも、影武者を立てて、ミサイル発射を現地指導し、健在を示して見せることだってできますからね。その場合は、たとえ形だけでも金正恩委員長は生きていて貰わなければ困る事情があるということです。

ただ、ここまで情報が拡散する時代に、影武者を立ててもどこまで世界が騙されてくれるか分かりません。既に脳死を知らせる親書をトランプ大統領に出しているとするならば、遅かれ早かれ各国首脳にそれは知れ渡るだろうと思われます。なによりそれを知った国々は金正恩なき後を睨んで動きだす筈です。

従って、北朝鮮が金正恩の死亡を対外発表しなかったとしても、周辺国の動きをつぶさに見ていくことでその真偽が分かってくるのではないかと思いますね。


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