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1.警察に抗議する渋谷デモ
5月30日、警察に抗議するデモが警視庁渋谷署周辺で行われました。
発端は、東京都渋谷区の路上で在日クルド人の男性が「警視庁の警察官に不当に職務質問され、暴力を振るわれた」と主張したことで、毎日新聞や共同通信などはこれをヘイトクライムとして、デモの模様と合わせて報道しました。
警視庁はクルド人男性への職務質問について、「前段に、パトカーを急発進で振り切ろうとするなどの行為があった。適切な職務執行だったと考えている」としていますけれども、これについて、"何故か"立憲民主の有田芳生参院議員が警察署に確認したとツイートしています。
それによると状況は次の通り
① パトカーを急速度で追い越し、ウインカーを出さず車線変更する車がいた。と、有田氏のツイートが正しければ、「違反者が逃走しそうになったので捕まえた」だけのことのようです。警察に問題があったとは思えません。
② 道交法違反の疑い(合図不履行)があるので追いかけて停車させた。運転免許証の提示を求めたが急発進。
③ 追いかけて停車させ再び免許証の提示を求めたが出さず。
④ 当該人物(車内には2人)は車を降りたが逃げようとした。
⑤ 交通量が多く、渋滞が起き、危険な状況だったので身柄を捕捉。
⑥ 免許証を持っていなかったので指導警告して解放した。
⑦ クルド人だったことは報道で知った。
2.暴動とは声を聞いてもらえない者たちの言語なのだ
このデモは6月6日にも行われ、約500人が参加したと報じられています。こちらのデモには、アメリカでの警官による黒人男性殺害事件への抗議も加わり、外国人と思しき参加者も多いデモになったようですけれども、別種のデモが加わると段々何のデモなのか分からなくなってしまいます。
マスコミはこのデモを一生懸命取り上げていますけれども、参加したのが500人かそこらでは、多くの日本人の共感を得ているとは言えません。
この反応の薄さに、ジャパン・タイムズ紙のコラムニストとして、日本に住むアフリカ系の人々の生活について執筆している作家のバイエ・マクニール氏は東洋経済に「黒人記者が語る『抗議デモ』と『人種主義』」という記事を寄稿しています。
冒頭部分を引用します。
「暴動は理由なく現れるのではない。私たちの社会には、暴動を非難するのと同じくらい激しく非難されなければならない、ある状況が存在し続けている。そして結局のところ、暴動とは声を聞いてもらえない者たちの言語なのだ」この記事でマクニール氏は、アメリカでの暴動は正義であり、当然の報いだ、それが理解できない日本人は「知らないうちに、死んでるのかもしれません」と結んでいます。マーティン・ルーサー・キング Jr.
ぼく自身、および世界の黒人コミュニティが感じている痛みについて「日本の人たちに説明してください」と頼まれると、ぼくはがっかりしてしまいます。人間は同じ痛みを感じるはずで、誰かに「これって痛いんだよ」と説明するのは、正直なところ、人間じゃない相手に説明しているような気分になります。個人的に言うと、「抗議デモや暴動、略奪をする理由がわからない」という人に会うと、ぼくはその人は嘘をついていて分からないフリをしているか、魂を去勢されてしまったのではないか、と思ってしまいます。
まぁ、日本人がアメリカの抗議行動や略奪に少しも共感を示さないことに憤りとやるせなさを感じているのかもしれません。
けれども、あれほどの暴力行為や略奪行為をして、その理由がわからないという人は、分からないフリをしているか腑抜けだと断じてしまうのは、どうかと思います。
マクニール氏は、黒人コミュニティが感じている痛みについて「日本の人たちに説明してください」と頼まれると、がっかりして「人間は同じ痛みを感じるはずで、誰かに『これって痛いんだよ』と説明するのは、正直なところ、人間じゃない相手に説明しているような気分になります」と述べていますけれども、これは裏を返せば、日本人は人間じゃないと言っているのと同じであり、これは逆に日本人差別をしているのではないですかと聞きたくなります。
本当に理解して欲しければ、理性を伴った丁寧な説明と説得がある筈で、略奪行為を見せられて「分かるだろう」というのはいささか乱暴に過ぎます。
マクニール氏はこの記事でマーティン・ルーサー・キング Jr.の言葉を引用していますけれども、ルーサー・キング Jr.は「暴動とは声を聞いてもらえない者たちの言語なのだ」といっているのですね。
日本の人達はマクニール氏の声を聞こうとして「説明してください」と言っているのですから、ルーサー・キング Jr.の言葉に従えば、声を聞く相手に"声を聞いてもらえない者たちの言語"である暴動を用いる必要はありませんし、それをもって説明とするのは筋が違います。
3.当協会はデモを支持する立場ではなく、いかなる関与もしていない
6月13日、在日クルド人を支援している一般社団法人日本クルド文化協会がこのデモの主張に関して否定的な見解を示しました。次に引用します。
日本政府、国会、警察庁、及び関係各所各位日本クルド文化協会はキッパリと無関係だと言っています。そもそも、デモの参加者が普段クルド人の支援活動には参加されていない方々ばかりであったとしていますから何をかいわんやです。
この度先月30日の渋谷警察署前におけるクルド人のデモに関する当協会としての見解を発表いたします。
関係各所へ事実確認に時間がかかり大変遅くなってしまいました。まず、当協会はデモを支持する立場ではなく、いかなる関与もしていないことを明確に申し上げます。
今回の騒動の発端になったクルド人の行為は、日本の法律・慣習に照らし合わせて、擁護する余地はありません。
もし彼が交通規則を守り警察の要請に適切に対応していれば、警察官もあのような対応に出たのか疑問があります。
当協会はトルコ政府のクルド人弾圧への抗議運動を度々主催しておりますが、参加者はクルド人が大多数で、一部支持者の日本人が含まれるという構図になっております。今回の渋谷警察署前でのデモは日本人参加者が大多数を占めていましたが、普段クルド人の支援活動には参加されていない方々ばかりであったと確認しております。
今回のような正当な理由があるとは言い難いデモはかえって在日クルド人への偏見を助長したように思われます。
在日クルド人は日本の法律・慣習を尊重いたします。当協会はこれからもクルド人が日本社会で軋轢を起こすことがないよう指導して参ります。
一部の方々が今回の件に際してクルド人に関する誤った情報を拡散していますが、こちらについても控えていただきますようお願いいたします。
残念ながら、今回の件に関して、日本のメディアや学術機関、その他組織から、クルド人コミュニティとしての見解について取材がありませんでしたが、ここに当協会としての見解を表明いたします。日本クルド文化協会
今回の渋谷デモについて日本クルド文化協会の母体であり、日本クルド友好議員連盟の事務局も務める一般社団法人日本クルド友好協会事務局の担当者は次のように述べています。
「警察の職務質問はクルド人でなくても、日本人も受けます。今回、クルド人の男性が法律違反を犯したことは紛れもない事実です。マスコミが一社も取材に来ずにデモに参加する彼らの主張だけ取り上げる。ちょっと偏り過ぎていると言わざるを得ないですね。
文化協会も友好協会も、ともに在日クルド人に日本国内のルールを守るよう指導してきました。郷に入っては郷に従えというのは国際社会の常識です。クルド人は残念ながら出身国でさまざまな抑圧を受けていたこともあり、高等教育を受けていない人も多いので、日本の法律に触れないように行動することや、『ゴミを路上に捨てない』『夜中に大騒ぎをしない』など社会的なルールを教えてきました。政治的な弾圧から逃れてきて、民族自決のために支援を受ける立場だからこそ、この国の人々から信頼を得なければなりません。
クルド人は大きく分けてトルコ、シリア、イラク、イランに広く分布している、“国家を持たない世界最大の民族”です。それぞれの出身国で政治の状況が異なるので、クルド人同士のイデオロギーの対立もあります。そうした対立を超えて、しっかりとしたコミュニティをつくる必要があります。
日本の入管のクルド難民の取り扱いなどに関して問題がないとは言えません。ただ政府がやるべきことと、自治体や警察がやるべきことは違うと思っています。今回、この声明を発表したことでデモの主催者団体からは、『協会がクルド人に無理やり声明を書かせた』とのクレームがきましたが、これは日本にいるクルド人の率直な思いです。
今回、日本の大手マスコミは一社として取材にきていません。正直、異様だと思います。今週、CNNが取材をするという連絡を頂いていますが、非常に残念です」
4.中国共産党という黒幕
また、何故か世界各地で起こっている人種差別反対抗議デモですけれども、ネットでは工作が入っているのではないかと指摘されています。
ツイッターなどではデモ参加者の画像が上がっていますけれども、どうみても日本の漢字ではない漢字で書かれた呼び掛けチラシもアップされています。日本人なら一目で何処の国の人が書いたのかバレバレです。
今月初頭には、アメリカ・ロサンゼルスの警察が暴動の現場で中国人学生3人を逮捕。彼らは中国領事館の職員に導かれ、黒人を扇動して彼らと一緒に街頭行進に参加するよう指示されたと供述していると伝えられています。
第一、全世界で同時多発的に同じような暴動やデモが起こることからして怪しい。
仮にこれら同時多発デモの黒幕に中国がいるとすると、それが世界にバレたならば、中国自体が人類の敵になってしまう可能性は十分にあるのではないかと思いますね。
この記事へのコメント
ken
ななしさん
【始まった】90年型バブルへの道のり。バブル崩壊・財政破綻・ハイパーインフレ/デフレ・財産税。政治・経済・株式・金融・不動産投資・ビジネスティップス
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https://www.youtube.com/watch?v=c6k29KYbM0c
落武者
戦前には勤勉なアジア人が排斥され、1907年にはサンフランシスコで「反日暴動」が起き、日系人が多数殺害されています。更には1924年に「排日移民法」が制定されましたよね。しかしそれでもカリフォルニアの農業生産を大幅に成長させたのは日系人です。犯罪を犯す者も殆どいなかった。
で、そういう日系人はアメリカで今もそのような差別的待遇を受けているか??いないですよね??日系人は公民権運動とかやりましたっけ??暴動とかやりましたっけ??やっていないですけど、露骨な差別的な待遇は受けていないですよね??(勿論、黄色人種と言う差別はありますが)
戦後、日系人は何をして来たか?二度と収容所に送り込まれる事が無いよう、米国人として米国社会に認められる様に、一生懸命学び、真面目に働いて来たんじゃあ無いでしょうか?それでも日本人の帰化が認められる様になったのは1952年の「修正移民法」からですよね・・・1980年代には貿易摩擦による、政治的な反日運動もありました。
同じく人種差別を受けて来た黄色人種の日系人と、黒人の間に、何故これ程までの差があるのか??
黒人が殺される殺人事件の9割は黒人が犯人だそうですね。正直お互いに殺しあっていながら「BLM」とか言われても、先ず黒人の皆様同士で話合い、この現実を変え無い限り、本当の「BLM」にはならないのでは??私は「ALM」こそが本当に目指されるべきと存じますが。