アベガーが極左になる日

今日はこの話題です。
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1.安倍路線の継承


8月2日、菅義偉官房長官は記者会見を行い、自民党総裁選への出馬を表明しました。菅官房長官は「陣頭指揮を取られた安倍総理が道半ばで退かれることになった。総理の無念な想いを推察している……しかし、この国難にあって政治の空白は決して許されない。一刻の猶予もない。この危機を乗り越え、全ての国民が安心できる生活を1日も早く取り戻すことができるために一人の政治家として、安倍政権を支えた者として、いまなすべきことはなにか熟慮してきた。そして私は自由民主党総裁選挙に立候補する決意をした」と述べ、安倍総裁が全身全霊をかけて進めてこられた取り組みをしっかり継承し、さらに前に進めるために、私の持てる力を全て尽くす覚悟だ」と訴えました。

菅官房長官は記者からアベノミクスを引き継ぐのか問われると、「私自身はアベノミクスというものをしっかりと責任を持って引き継いでさらに前に進めていきたい」と、継続していく姿勢を明らかにしています。

記者からは、「まるで安倍総理の発言を聞いているかのように感じた。安倍総理の単なる延長なのか」との声があがったのですけれども、菅官房長官は「いま私に求められるのはこのコロナ対策を最優先でしっかりやってほしい、それが最優先だと思う。官房長官は役所の縦割りをぶち壊すことができるある意味でただ一人の大臣だと思っている。私が取り組んできた縦割りの弊害をぶち破って新しいものを作っていく。私自身はこれから多くの弊害があると思っている。やり遂げていきたいと思っている」と返しました。

まぁ、安倍路線の継承が菅官房長官の政策の中心になることは間違いなさそうです。


2.安倍晋三は予想に反し、リベラルな日本を築いた


では、安倍路線の評価はどうなのかというと、アベガーな国内マスコミとは違い海外では高い評価を得ています。

アメリカ経済紙「ブルームバーグ」の知日派コラムニストであるノア・スミス氏は、安倍総理は予想に反し、リベラルな日本を築いたと褒めちぎっています。

ノア氏は自身が当初、安倍総理の手腕に懐疑心を抱き、日本が保守化していくのではないかと思っていたそうなのですけれども、2012年以後の第二次安倍政権は、それまでの自由民主党の、政権と似ても似つかないものとし、日本経済をどうにかして回復させたと述べています。

安倍総理は「アベノミクス」を推進し、日本で最も硬化した部門にして政治的に強力な農産業に挑み、大きな勝利を収め、EUとの大規模な貿易協定やTPPの存続など、グローバリズムの全面的な擁護者にもなったと評価しています。

更に、国内企業の株式持ち合いの解体など、非生産的な企業文化の改革や、女性雇用の推進や移民の拡大を進め、日本をより多様な社会にしたと指摘しています。

ノア氏は安倍総理の最大の成果は、「自ら変わることを決して許さないだろうと多くのオブザーバーが決めつけていた、一国の変革を始めたこと」であり、世界の首脳の多くが国家主義、保護主義、人種主義、権威主義に引きこもる時代に、安倍総理は予想を裏切り、追い詰められたリベラリズム概念の擁護者になったとまで述べています。

ベタ褒めです。

国内の一部マスコミは、安倍総理のことを「右翼だ」だの「独裁者だ」だの、ずっとアベガーしていましたけれども、なんのことはない、世界から見れば、安倍路線は「リベラル」に見えていたということです。


3.アベガーが極左になる日


地政学者の奥山真司氏は、世界から安倍総理の功績を認め、その政策はリベラルだったと評価していることを受け、安倍路線がリベラルだったことで、安倍批判勢力をより左翼側、つまり「極左」に追いやっていると指摘しています。

筆者はこの指摘に成程と思ったのですけれども、この指摘は非常に重要です。

なぜなら、彼らが安倍総理、および安倍路線を批判すればするほど、アンチ安倍路線を唱えれば唱える程、自分で「リベラル」を否定することになり、普通のリベラル派の支持を失わせることになるからです。

今回の総裁選で「既に終わってしまった」とされる石破氏にしても、その主張は「まるで野党だ」とまで批判されていますけれども、これも安倍総理を批判することは、そのまま極左になっていくという論理的必然によるものなのかもしれません。

これは同時に、安倍総理を否定しかしない、何でも反対の野党、取り分け立憲民主や国民民主などの"返ってきた民主党"や、共産党、社会党は、リベラルではなく「極左」であることを自分で世間に宣伝することを意味します。

勿論、安倍路線である「リベラル」を否定するのに、「保守」を持ち出すということも出来るのですけれども、既存野党が「保守転向」するなど、まぁ天地がひっくり返っても有り得ない話です。

つまり、政権与党は安倍路線を打ち出すだけで、野党を極左勢力にしてどんどん衰退させることが可能になります。

その意味では、安倍総理の功績は非常に大きかったと思います。

安倍路線の継承を打ち出した菅官房長官。一部では菅政権発足直後に解散総選挙に打って出るという説もあるようですけれども、安倍路線を掲げ続けて、どんどんと"反日極左野党"を壊滅させていただきたいと思いますね。




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