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1.議長国の面子を潰される韓国
10月14日、韓国大統領府の姜珉碩報道官は記者会見で、年末に韓国で開かれる予定の日中韓3ヶ国首脳会談を巡り、菅総理の欠席により開催が見送られる可能性があるとの見方について、「会談の実現のため、引き続き努力する……対面に先決条件をつければ、何の問題も解決しない……むしろ国家間で問題がある際は会って問題を解決するため努力しなければならない」と述べました。
韓国外務省の関係者は首脳会談実現を目指す考えを示していて、菅総理の訪韓が難しい場合はテレビ会談形式も検討するようです。
同じく14日、韓国与党「共に民主党」の李洛淵代表は党幹部会議で、菅総理が日中韓3ヶ国首脳会談を欠席する意向を韓国に伝達したとの報道について、「大変失望している……今回の会談は新型コロナウイルスと経済危機という世界が直面した課題の克服に3ヶ国が寄与するため必要であり、時宜にかなった会談……日本は世界のリーダー国の一つだが、菅首相の態度はリーダー国にふさわしいのか疑問」とした上で、「菅首相のリーダーシップを期待する」と述べました。
議長国の面子を潰されるのが嫌なのか、韓国は会談が流れるのだけはなんとか避けたいようです。
2.問題があるときだからこそ会うべきには大前提がある
姜報道官は、問題があるときだからこそ会うべきだ、と述べていますけれども、そのロジックが成立するためには、その国トップが決断力と抜群の統治能力を持っているという大前提があります。
民主国家同士で、問題があるというのは、それぞれの国の世論あるいは国益が対立しているということです。その状態で会談して何等かの落としどころを見つけて合意できるということは、自国内で反対があっても、説得し、時には押し切って、その相手国を交わした約束を守り切るだけの政治手腕が必要です。
あの慰安婦合意とて、当時、日本国内では反対の声が少なからずありました。安倍前総理はそれでも、決断し、慰安婦合意を結んだのですね。そして、日本政府は合意内容を守って、10億円を供出しました。安倍政権には、「問題があるときだからこそ会う」だけの能力を持っていた訳です。
翻って、韓国の文在寅政権はどうか。
徴用工問題にしても三権分立だといい、慰安婦合意で取り決めた慰安婦像撤去についてもそのまま放置。文在寅大統領は都合が悪くなると何処かへ雲隠れを繰り返しています。
「共に民主党」の李洛淵代表は、菅首相のリーダーシップを期待するなんて発言していますけれども、リーダーシップが必要なのは、文在寅大統領の方だと思います。
その意味では、日中韓3ヶ国首脳会談は対面が無理ならテレビ会議でとかそんな形式がどうこうといった問題ではありません。約束を守らない国、約束しても実現できない政権と会談をしても何の意味もない、だから会談などやる必要もない、というメッセージを文政権が受け止める気があるのかどうかという話です。
3.アメリカを侮辱する韓国
そんな文政権はアメリカに対しても、その本性を剥き出しにし始めました。
10月11日、イ・スヒョク駐米韓国大使は遠隔で行われた国会国政監査において「韓国は70年前にアメリカを選択したからといって、今後も70年間アメリカを選択するわけではない……アメリカが6.25戦争のときに韓国を支援したことと、今後の韓米同盟は別問題……今後もアメリカを愛することができるのであれば、またわが国の国益になるのであればアメリカを選択するだろう……愛してもいないのに、70年前に同盟を結んだからといってそれを守るべきというのは、アメリカに対する侮辱だ……そうあってこそ韓米同盟も特別なものだ」と発言し波紋を呼んでいます。
イ大使は今年6月の特派員懇談会で、米中対立について「我々は選択を強要される国ではなく、今や我々は選択できる国という誇りを持っている」と述べ、先月3日にはアメリカで開催されたテレビ会議で「韓米同盟の未来の姿を深く考えてみるべきだ……中国が最大の貿易パートナーという事実を考慮しなければならない」とも述べています。
当然これらの発言は野党から不適切だと批判されたのですけれども、それでもこれだけ繰り返しているということは、本音では米韓同盟を破棄したいのだと思いますけれども、こんな発言を悪びれもせず口にする韓国の方が、よほどアメリカを侮辱していると思います。
4.米韓同盟解体を目論む文在寅
イ大使の発言について、12日、アメリカ国務省報道官室の関係者は朝鮮日報の取材に対し「我々は70年になる同盟と、その同盟がアメリカと韓国、そして地域全体の平和と繁栄のために果たしてきてあらゆることを非常に誇らしく感じる……両国は共有している価値を基礎とし、同盟かつ友人として、規則に基盤を置いた国際秩序を損なおうとする者らをはじめ、この地域で新たに台頭する挑戦に立ち向かえる同盟になるよう引き続き共に活動している」とコメントしました。
韓国では、この国務省のコメントは李大使と韓国政府に対し、不満を表したものだと受け止められていますけれども、それでも米韓同盟という言葉に「両国は共有している価値を基礎として」という枕詞をつけてくれる辺り、日本は外交青書で、とっくに「価値共有」の文言を削除して、「隣国」扱いにしていることを考えると、まだアメリカの"優しさ"を感じてしまいます。
もっとも、国務省は李大使の発言に都度反論しています。
6月の李大使の「我々は選択できる国だ」発言についても、国務省は「韓国は既に数十年前、民主主義を受け入れた際、どちらの側の立つかを選択した」と釘を刺しています。
こうしたアメリカの反応について、朴元坤(パク・ウォンゴン)韓東大学教授は「同盟国に対してあまり反論声明や発表をしない国務省が、立て続けに即時の反応を示すのは異例。それほどに不快という表現をしたもの」だとして「アメリカ大統領選を前に、韓米関係をうまく管理しなければならない韓国政府が、非外交的修辞を乱発しているのが心配」と警鐘を鳴らしています。。
文在寅大統領は、9月23日に国連で終戦宣言を主張しましたけれども、韓国ウォッチャーの鈴置高史氏は、文在寅政権について、韓国軍の戦時作戦統制権の返還と終戦宣言の二つの経路で在韓米軍を撤収に追い込む狙いがあり、それが実現すると自動的に米韓同盟も解体に向かうとの筋書きを描いていると指摘しています。
鈴置氏は、普通の韓国人は「在韓米軍撤退」には危機感を抱き、「米韓同盟解体」への反対はもっと多いものの、台頭する中国への恐怖心があるが為に、中国に「こちら側に戻れ」と言われた途端、「離米従中」を始めたと述べています。
鈴置氏は「韓国人の対中恐怖心が極度に高まったところで、文在寅政権が在韓米軍撤収につながる政策――終戦宣言や作戦統制権の移管に乗り出せば、左派に限らず多くの国民がしぶしぶでも賛成すると思います」と述べています。
アメリカが米韓同盟だ、共有する価値だの言ってくれている間が華だと思いますけれども、文在寅大統領は、本当に韓国を亡ぼしてしまうかもしれませんね。
この記事へのコメント
いいか、安倍は楽な道を選んだだけじゃねえかw違うか?
戦後レジーム脱却、靖国参拝➡歴史修正主義者レッテル貼られる➡オバマ・ヒラリー・ケネディー激おこ➡渡米謝罪➡お土産に「日/韓慰安婦合意強制履行」➡韓国側は努力義務のみ➡国庫から10億円くれてやる➡反日像大拡散。
安倍がな、渡米を拒否し、国連にでも出向き、戦時慰安婦に着せられた汚名を晴らす事をやったのなら文句は言えないよ、今の現状と同じでも。
実際、杉田水脈議員は何度も何度も国連へ出向き、戦時慰安婦の実態を説明し、クワラスアミ報告書が如何に出鱈目かを説明し行動してるだろうが。
本来なら、これは安倍がやるべきじゃないのか。
安倍は国を売ったんだよ。その方が楽だからな。
策士でもなきゃ、国士でもねえよ安倍は。
ただの売国奴だよ安倍は。そういう風に育てられたんだろ、あの親にな。
福岡拓文
そして、これからもずっと、貴殿のブログが発展せられんことを祈念致します。
パヨとは反対側から
国を穢されるままに捨て置いて、糞味噌八方美人して余計に国民の命・名誉と財産・血税を危うく&削る事が政治なら辞めてしまえ(もう辞めたが、国を切り売ったり毀損したり血税をくれてやった責任は取らないもんな政治家は)。何の矜持もない。
奴は、日本国内に害塵をそれこそ糞味噌(糞の方が圧倒的に多いが)入れまくり、短期間にTVで視るような劣化したモラルとか犯罪が起こる国にした。それをほとんど日本人風味の通名で報道している。国自体が殺伐とし、潤っているのは特亜系のナンチャッテ企業ばかりだ。日本に納税も碌にしないのに政治に口出す屑反日企業ばかりだ。
彼の親のことは知らないし、パヨが口汚く罵るので表立って批判したことはないが、靖国参拝できないような方に「日本国の総理」はして欲しくない。