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1.何の根拠もない
アメリカ大統領選挙で、民主党大統領候補のジョー・バイデン氏は、ミルウォーキーのWISN 12 Newsとのインタビューの中で、ウィスコンシン州の共和党上院議員ロン・ジョンソン氏が国土安全保障省のレターヘッドで ハンター・バイデン氏と他のバイデン家のメンバーがバイデンの名で利益を得たと声明を発表したことの正当性について問われ、「全くない。これは、ルディ・ジュリアーニが、私と私の家族を中傷するために必死になって行ったキャンペーンの最後の努力と同じだ。彼と一緒に委員会で仕えていた元共和党候補の男でさえ、この件には何の根拠もないと言っているし、大多数の諜報関係者も全く根拠がないと言っています。ロンは自分を恥じるべきだ」と反論しました。
スキャンダル報道があって、大分経ってからの反論です。「根拠がない」という反論であれば、報道があって直ぐに言えることですし、また、直ぐ様否定しておく、のが普通だと思いますけれども、今頃になって「根拠がない。他の人もそう言っている」程度の反論では弱いと思います。
けれども、問題の発端となった、ハンター・バイデン氏が所有しているとされるPCは既にFBIが押収しています。2人の政府高官によると、ウクライナと中国での連絡先など、彼の外国との取引を明らかにする電子メールが含まれていると、FOXニュースは報じています。
これらバイデン候補のスキャンダルについて、一部の民主党議員は陰謀だと主張しています。
カリフォルニア州選出の民主党所属のアダム・シフ下院議員はCNNに「ジョー・バイデン氏に対するこの一連の中傷はクレムリンから来ているのです。彼らがこの前副大統領と息子について、偽りの物語を押し進めてきたことは、1年以上前から分かっていることです」と、トランプ大統領に再選してほしいロシア側の陰謀だと主張しています。
これに対し、国家情報長官のジョン・ラトクリフ氏は「はっきりさせておきたいのですが、諜報機関はそう考えていません。それを支える情報が存在しないからです。そして、私たちはアダム・シフ氏や他のどの国会議員とも情報を共有していません」とFOXニュースに語っており、また、別の連邦法執行当局も電子メールは「本物」であると述べているそうです。
2.すべてを一度に公開はしない
件のハンターバイデン氏のPCに入っていた情報を提供された元ニューヨーク市長のルディ・ジュリアーニ氏は、情報はこれだけではないと漏らしています。
10月19日、ジュリアーニ氏は、FOXビジネスに詳細を明らかにしなかったものの「はい、もっと出てきます……お金に関してもっと出てくるし、この家族が関わっていたいくつかのかなり悍ましいこともあります。本当に気持ち悪いことです」と述べ、情報を小出しにしていることについて「このように公開する唯一の理由は、すべてを一度に公開すると、彼らはすべてを一度に退けるからです……私の願いは公開を積み重ねていくことで、人々が真実を知るようになることです」と語っています。
つまり、全部一度に公開すると、バイデン氏を失脚させてしまうからだというのですね。
ワシントンポストやニューヨークタイムズなどの新聞や、CNN、NBC、ABC、CBSなどの反トランプ派のメディアの大多数がこのバイデン・スキャンダルをスルーしていたことを考えると、逆に小出しにしていく方が、スキャンダルをアメリカ各地に浸透させていきそうな気もします。
3.おぞましい情報
果たしてジュリアーニ氏は翌20日、その"悍ましい"情報を明らかにしました。
ジュリアーニ氏は「Newsmax TV」の番組で、ハンター・バイデン氏が父親のジョー・バイデン氏に送った電子メール1通を公開。このメッセージ内容に言及された人物は14歳の少女だと主張しました。
件のメールによると、ハンター氏とみられる人物は、「彼女は、私のセラピストに対して、私はXX(黒塗り)と性的な不適切行為があると訴えた。私が裸でXXとfacetimeで通話したからだ。彼女は私に会わないと言った。なぜなら、私は裸でコカインを吸いながら、少女とfacetimeで話すからだ。しかし、彼女を問い詰めたら、彼女はXXがそのようなことを言ったことはないと言った。要は、私は子どもにとって安全ではない環境を作ってしまった」と書いていたそうです。
ジュリアーニ氏は、ハンター氏と彼の兄の未亡人であるハリー・バイデン氏は「長い間、恋人関係だった」と話し、ハードディスクに「大量の未成年女性の写真がある」と明かしました。
ジュリアーニ氏と彼の弁護士のロバート・コステロ氏は、問題のハードディスク内のメモの一部をハンター・バイデン氏の筆跡のサンプルと照合し、ハードディスク内の非公開の会議の詳細についても、他の情報源からすでに入手していた秘密情報とを照合、更に、データの中のメールアドレスも照合し、他の認証作業も行ったとしていますから、それなりの裏付けがあるのだろうと思われます。
尤も、Newsmaxは、「ハンター・バイデン氏に関するハードディスク、ノートパソコン、関連資料を確認していないため、証拠の信憑性について結論を出していない」としていますけれども、ジュリアーニ氏はハンター・バイデン氏と未成年女性の「非常に不快な写真」をデラウェア州警察当局に提供したと述べていますから、まぁ、調べれば分かることですね。
もし、バイデン陣営がこれも「根拠がない」と否定するのなら、ジュリアーニ氏が小出しを止めて、証拠のメールやら"悍ましい"写真とやらを一斉に公開してしまうような気もします。
これは筆者のただの妄想にしかすぎませんけれども、追いつめられたバイデン候補は11月3日の大統領選挙投票日前に、立候補を取り下げてしまう可能性も出てきたようにも思います。
……妄想です。
この記事へのコメント
おじじ
言っていることは、それなりですが、”カモン”と途中で、合いの手を繰り返し入れるような発言をするのは、政治家としてどうでしょうかね。
それに比べると、トランプ大統領はよどみなくしゃべるので、七十代の男性にはとても思えませんでした。
内容より、相手に聞かせる能力で現職の勝ちに見えますね。