選挙結果をひっくり返す

今日はこの話題です。
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1.選挙結果をひっくり返す


11月13日、トランプ大統領弁護団の一人で元連邦検察官のシドニー・パウエル弁護士は、FOXニュースのルー・ ドブス氏とのインタビューで、「トランプ大統領が選挙に地滑り的勝利を収めたことは反論の余地がないだろう……バイデン氏が2020年の大統領選挙を盗むのを手伝ったすべての民主党員を暴露する……
アメリカの愛国者たちは毎日のように選挙不正について報告してくれている。多数の票が操作され、バイデン氏に投じられたという多くの証拠がある。これは、大手ハイテク企業、メディア組織および民主党員らが結託して行った詐欺である」と投票集計に不正があったと述べました。

そして15日には「われわれは複数の州で選挙結果を覆す準備ができており、また広範な犯罪捜査を開始するのに十分な証拠も持っている。私は根拠のないコメントはしない……投票集計ソフトがトランプ大統領の数百万の票を民主党大統領候補のジョー・バイデン氏に移した」と指摘し、「ドミニオン投票システムとスマートマチック社またはその他の選挙ソフトは、選挙を不正操作するために設計されたものであり、他の国でも同じようなことが起きているのを見たと名乗り出た内部告発者がいる」と述べました。

パウエル弁護士によると、その証拠は消防ホースから流れてくるように届いているそうで、ドミニオン投票システムによって投票不正に協力した内幕も公開すると語っています。


2.集計ソフトによる改竄は可能


果たして、パウエル弁護士は翌16日、その不正集計に関わる重要な証人の宣誓供述書を公表しました。

証人は、ベネズエラ前大統領の護衛を担当していた人物で、宣誓供述書で「今回の大統領選に起きた露骨な不正に驚いている。2013年ベネズエラ大統領選の時、スマートマチック社のソフトウエアによって、投票が改竄された一部始終を思い出した。アメリカでは、投票日の夜、ドミニオン社の投票システムを使った5つの州は、突然、集計作業を中止した。その時点で、トランプ氏の得票が明らかにリードしていた。しかし、その翌日の未明、投票が行われていない上、投票機の不具合もなかったのに、状況が大きく変わった。民主党のジョー・バイデン候補がリードした」と述べています。

彼によると、スマートマチック社の集計ソフトウエアは、2006年にベネズエラで導入され、ウゴ・チャベス大統領がマヌエル・ロサレス氏に600万票近くの差をつけて敗北した際に導入されました

彼は、2013年ベネズエラ大統領選の時、投票が改竄されたことを思い出したと述べていますけれども、彼はその模様について次のように語っています。

「当時、カラカスにある集計センターの一室で、多くの電子掲示板が各州の投票結果をリアルタイムで表示していた。この日の午後2時頃、ラドンスキー氏がマドゥロ氏より200万票余りリードしていた。マドゥロ氏は敗北を恐れて、ベネズエラほぼ全土のインターネットの接続を停止させ、投票結果を改竄するよう命令した…スタッフらは、ラドンスキー氏への投票をマドゥロ氏に移すのに約2時間かかった。彼たちはその後、インターネットの接続を再開し、投票結果が書き換えられたかどうかを確認した。……スタッフらがこの作業を終えた時、彼らはマドゥロ氏に20万票余りのリードをもたらした」

彼は、有権者が誰を選んだのか、あるいは投票用紙に何を書いたかは無意味であり、全てを決めたのはソフトウエア会社とそのソフトウエアであり、有権者ではないと告発しています。

そして彼は更に、スマートマチック社のソフトウエアとドミニオン社の投票システムの関係について、「電子投票システムのソフトウエアと基本設計、例えば、アメリカのドミニオン社の投票機や他の選挙集計会社のソフトウエアは、スマートマチック社の『選挙管理システム』の派生商品だ。簡単に言えば、スマートマチック社のソフトウエアは、すべての投票集計会社のソフトウエアとシステムのDNAだ」と述べています。

彼によると、スマートマチック社の集計ソフトウエアは、投票者が機械に指紋で照会しても、投票者の名前などは提示されても、改竄後の投票用紙は検索できないようになっているそうで、これが事実であれば、最初から不正前提のソフトであったことになります。


3.スマートマチックとドミニオン


こうした疑惑について、ドミニオン社は自身のウェブサイトに声明を掲載。声明で、ドミニオン社はスマートマチック社との間に業務提携はないと主張する一方で、両社が2009年にフィリピンで協力したことはあったが、「契約が法廷訴訟で終わった」とし、スマートマチック社の関連企業から資産を購入したが、これも訴訟に発展したと述べてます。

また、声明では、2014年にクリントン財団が開催した「クリントン・グローバル・イニシアティブ」国際会議の期間中に、寄付を行ったことを明かした上で、自社を無党派の米国企業であり、ペロシ一族、ファインスタイン氏一族、クリントン・グローバル・イニシアティブ、スマートマチック社、サイテル社、またベネズエラとも関係を持っていないと述べています。

クリントン財団に寄付をして、スマートマチック社とフィリピンで協力し、関連企業から資産を購入しているのに関係を持ってない、とは、ドミニオン社の"関係"の定義を知りたいものです。


4.トランプは勝てない


不正疑惑が囁かれているドミニオン社ですけれども、ドミニオン社幹部は不正集計について最初から知っていたという疑惑もあります。

ドミニオン副社長エリック・クーマー氏は今年9月に行われたANTIFAの会議に参加。周囲から「トランプ氏が選挙に勝ったらどうするのか?」と聞かれると「選挙のことは心配するな、トランプ氏は勝てない、それは保証できる!」と語ったのだそうです。

投票が始まる前の段階でどうして、トランプ大統領が勝てないと保証できるのか。クーマ―氏が大予言者でない限り、その答えは、集計でトランプ大統領が負けるように操作する、しか有り得ません。


5.投獄生活以外、何も得られない


11月11日、トランプの訴訟弁護団に参加している著名な人権弁護士リン・ウッド氏は、政治作家で有名司会者のハウイー・カー氏とのインタビューで、「バイデンチームは世論を乗っ取り、国家権力を盗もうとしている。彼らは刑務所に入ることになるだろう……今回の選挙は早くも20年前から、われわれの(米国)政府転覆を謀る特定の勢力によってよく練られた計画である」と述べ、15日には「多くの人々は不確実性にうんざりし、真実が明らかになるのを待ち焦がれている。最終的には真実が明らかになると信じ、強い信念を持っていてほしい。嘘は必ず一つ残らず暴かれる、これは自由のための私たちの戦いだ……社会主義のプロパガンダメディアマシンがフル回転で運行しており、多くの嘘が解き放たれた。中でも最大の嘘は、バイデン氏が選挙に勝ったというものだ。しかし、彼は勝っていない。トランプ氏が勝った……それと同時に、真相に対する検閲も急増している。左派の計画は、あなたに一つの声を聞かせようとしている。もちろんそれは真実の声ではない……左派の計画の一部は、情報を制限および管理し、私たちの意志をすり減らすことだ。われわれはまだ敵と完全に交戦していないが、まもなくそうする!真相は最終的に勝利する! ……真実と向き合い、それを受け入れ、同時にそれと共存する」とツイートしています。

リン・ウッド弁護士の発言をみていると、トランプ弁護団は、単に大統領選の不正を暴くだけでなく、自由を守る戦いだと、位置づけているようにも見えます。

自由を守る、と目的の抽象度を上げることは戦略の階層でいえばより上層で戦うことを意味しますから、遡及度は高く、戦略的にも正しいと思います。その上で「動かぬ証拠(smoking gun)」を提示すれば決定打になります。

実際、19日、ワシントンで記者会見を開いた、トランプ弁護団の一人であるルディ・ジュリアーニ弁護士は、激戦地の州の不正疑惑について、「疑う余地はない。これは10人か12人ほどの民主党の権力者の個人的な考えではない」とし、より大きな計画であり、民主党支持基盤が厚い10の大都市で同じような不正行為があったと述べています。

ジュリアーニ弁護士は、法廷で不正投票について証言する証人が少なくとも10人いると説明し、宣誓供述書を少なくとも1000枚持っているとした上で「この証拠は、どんな選挙をひっくり返すのにも十分な量だ」と語っています。

トランプ陣営には、ジュリアーニ弁護士以外にも、リン・ウッド弁護士、シドニー・パウエル弁護士を始め、全米最強とも目される弁護士が多数ついています。なにやら光と闇の戦いすら匂ってきた、今回の大統領選挙。まだまだ目が離せません。




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