
1.ゴシップを続けるマスコミ
アメリカ大統領選を巡って様々な報道が飛び交っています。
先日も「トランプ氏、ホワイトハウスを去る用意があると示唆」だとか「敗北確定なら『ホワイトハウスを去る』 トランプ氏“白旗”?」だとか、見出しだけをみれば、まるでトランプ大統領が敗北宣言をしたかのような報道がされています。
実際は、記者会見で記者から選挙人による投票で負けた場合はホワイトハウスを去ることに同意するのかと問われ、トランプ大統領が「もちろんそうする。もちろんそうするし、それは分かっていることだろう……もしそうすれば、間違いを犯したことになる……負けを認めるのはとても難しい。大規模な不正があったと分かっているからだ」とコメントしたのをそういう見出しで報じただけのことです。
トランプ大統領は、選挙人がバイデン氏を選べば、規定通りホワイトハウスを去ると言っているだけで、当たり前のことを言及しているに過ぎません。まぁ、報道記事にしてはゴシップに近い見出しだと思います。
2.命乞いをするバイデン
一方、ネットを中心にバイデン氏が大統領選を辞退するなんて話も流れ始めています。
これは路徳社というマイナーなチャンネルが報じたことが切っ掛けとなったようです。
路徳社は2017年3月にアメリカ在住の華人ユーチューバーである路徳氏が開設したネットチャンネルです。
路徳社は、中国共産党に関する真実を広めるための独立したニュースプラットフォームを作ることを目的とし、「真実」「自由」「根拠」をモットーにしたニュースを目指しているとしています。
路徳社は、様々なゲストを迎えてのインタビューなど、朝と夜の1日2回生放送しています。
開設当初、路徳社は全然知られていなかったのですけれども、2020年1月19日の放送で、中共ウイルスは舟山コウモリウイルスを基にして人為的に作られた、ヒトからヒトへ感染する生物兵器であることを世界で初めて発表するなど、パンデミックやアメリカと中国共産党の間の闘争に焦点を置いた配信をするなどして少しづつ世の中に知られてきているようです。
今では、スティーブ・バノン元大統領補佐官が路徳社の放送を見るように何度も促す程になっています。
ただ、武漢ウイルスの生物兵器説については、事前にウイルス学者の閻麗夢氏から直接もたらされた情報に基づいたものであるとしていますけれども、世間的にはまだ都市伝説とまでは言わないまでも"噂"ないし"陰謀論"レベルに留まっていることを考えると、まぁ、そういうニュースソースであることには留意が必要かもしれません。
この路徳社が26日の放送で、前日の25日頃、「バイデン氏は敗北を認識し、息子ハンター・バイデン等の罪をトランプ大統領が赦免してくれるかどうかミッチ・マコーネル米国共和党上院議員に電話した」と報じました。
そして、その後、シドニー・パウエル弁護士が「我々はやりました、トランプ氏は選挙人団から410枚の票を勝ち取った。バイデンは午前8時に認めた。トランプ大統領や神とは永遠に賭けをしないほうがいい。……今トランプ氏は大統領選挙に勝った、彼はバイデンを許すべきなのか?」とツイートしたと紹介しました。
路徳社によると、中国共産党はアメリカの共和党、民主党の両方を買収し、それぞれで内紛を起こさせ、更に共和、民主両党を戦わせる政策と取っているとし、アメリカの各財閥家族と利益団体、民主党と共和党のエスタブリッシュメントを含め、彼らが中国共産党と結託するのは中国共産党から金を儲けるためだと指摘します。
けれども、今回の大統領選挙で、アメリカが中国共産党に浸透されていたことが明らかになったことで、アメリカのエスタブリッシュメント達は目を覚ました。これによって、中国共産党は終焉に向かうと述べています。
本気で終焉に向かうにしても、まだまだ時間が掛かるとは思いますけれども、その大前提にはトランプ大統領の再選がある筈です。中国に買収されているとも言われるバイデン氏では、終焉どころか中国の助長を進めさせてしまう危険すらあると思います。
3.バイデンを許すべきなのか?
仮に、バイデン氏の"命乞い"の大統領選辞退が本当であったとしても、実際に辞退するにはそれなりの理由が必要になります。
まさか「不正が発覚したから降ります」なんて理由では不正をしていたことを認めることになります。その責任の全てをバイデン氏が負うことが出来るのなら、"トカゲの尻尾切り"なんてことも出来るのかもしれませんけれども、まぁ、ここまで広範囲に不正疑惑があり、悉く訴えられているところを見ると、民主党が全て罪をバイデン氏におっかぶせるのも難しい気もします。
こういった場合、一番手っ取り早いのは、健康問題でうんたら、といって謎の入院をする辺りが、無難といえば無難なのでしょうけれども、バイデン氏陣営は11月17日、バイデン氏の健診結果を発表し、バイデン氏の主治医であるケビン・オコンナー医師が「現在、心臓のための抗凝血剤と、高コレステロール血症の治療薬であるクレストールを使用。過去に長時間日光にさらされたことによる"限局性非黒色腫皮膚がん"以外にがんの罹患歴はなく、糖尿病、甲状腺疾患、高血圧、狭心症、およびいかなる神経疾患の病歴もないとした上で「健康で精力的な77歳の男性。大統領の職務を成功裏に務めるのにふさわしい人物」と発表しています。
それが突然、謎の入院では説明がつきません。唯一あるとすれば「武漢ウイルス」に感染して緊急入院したと発表して、実際は感染してないのに入院するくらいです。武漢ウイルスであれば、隔離治療の名目で誰にも近寄らせないことも出来ますしね。
確かに、これは、民主党に対するダメージを最小にする撤退方法かもしれません。
ただ、この手段を使っても、トランプ陣営が訴訟を取り下げ、数々の不正疑惑を不問にしない限り、民主党へのダメージは避けられません。
パウエル弁護士は、「バイデンを許すべきなのか?」とトランプ大統領に投げかけていますけれども、バイデン氏らを赦免して、4年の勝利を得る代わりに民主党の延命を許すのか、それともこのまま大統領選に負けるリスクを抱えても、バイデン陣営および民主党にトドメを指すのか。
もし、バイデン氏の"命乞い"が本当なのであれば、トランプ大統領が如何なる判断を下すのかより一層注目されるのではないかと思います。
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