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1.アリゾナ州がバイデン氏の勝利認定
11月30日、アメリカの大統領選で、アリゾナ州はバイデン氏の勝利を認定しました。
認定にあたり、共和党のダグ・デューシー知事は「私がとても自慢してきたように、システムは強固だ……思い返せば、選挙日の投票を止めようという話があり、キャンセルしようという提案もあった。でもアリゾナで、われわれはノーサンキューだと宣言した。ここはアメリカだ。1人の有権者も投票権を剥奪されてはならない。選挙職員の皆様の懸命な努力のおかげで、選挙日を維持することができた」と語りました。
デューシー知事はこの日の夜、ツイートを連投し、アリゾナ州では全国で最も厳しい選挙法を採用していると述べた上で、選挙結果に対する異議がある場合、裁判所で5日間の受付期間があるとし、「結果に異議を唱えたいのならば、今がそのときだ。あなたの申し立てを提出せよ」と投稿しています。
裁判に訴えても、棄却されるだけで結果は覆らないという見通しがあるのでしょうか。強気な発言です。というのも、この日、共和党のアリゾナ州議会議員らとトランプ陣営の弁護士は、フェニックスにあるホテルで選挙不正に関する"公聴会"を開催し、そこで驚くべき不正の証言が飛び出しているからです。
2.アリゾナ公聴会
アリゾナ州の公聴会については、ネットでライブ配信され、多くの人が視聴し、その内容についても纏められています。その要点のいくつかを列挙すると次のとおりです。
・数万のグリーンカード保持者まで投票、複数回投票した事例得票数が操作されたと数理モデルで説明したシヴァ・アヤドゥライ博士は、ミシガン州の四つの郡の投票についても同様に分析しています。
・アメリカ陸軍ウォルドロン大佐は、投票システムがインターネットに接続され海外にデータ送っていた。我々はそのトラフィックとパケットを持っていると発言
・ドミニオンとスマートマティックは、11月4日に一晩中インターネットに接続されていた
・マサチューセッツ工科大学のシヴァ・アヤドゥライ博士はデータを示し、バイデン氏勝利には+30%の加票、トランプ氏への票がー30%となった場合しかないと数理モデルを使って説明。
シヴァ・アヤドゥライ博士は、通常、特定の党を支持する有権者はその党の大統領候補に投票する傾向があることから、トランプ大統領の得票率は共和党に対する支持率と同じようになるので、分布を採ると、両者の差はほとんど0%になり、大部分がこの0%の基準線の上下に分布する筈だと説明しています。
ところが、オークランド、マコーム、ケントというミシガン州の三つの郡の投票データを分析したところ、三つの郡のすべてで完全に直線的な下降形が示されたとのことです。
これについて、シヴァ・アヤドゥライ博士は「よって、これはトランプ大統領の得票数が6万9000票減らされて、バイデン候補の得票が6万9000票増えたことを意味している。簡単に言うと、6万9000票のトランプ大統領の得票が、これらの郡でバイデン候補に移されたということだ。また各郡の状況は異なっていて、合計69の郡がある」と述べ、共和党支持率が20%を超えるとソフトウェア・アルゴリズムが自動的にトランプ大統領の得票を減らしており、明らかに修正された形跡がみとめられると指摘しています。
こうした不正の数々が明らかにされるにつれ、視聴していた市民や公聴会に出席した共和党議員は大激怒。不正はあったという認識が一気に広まりました。
3.選挙人の選出を監督する全権がある
今回の公聴会はアリゾナ州議会としての正式な公聴会ではないとのことなのですけれども、アリゾナ州選出のマーク・フィンチェム下院議員は記者団に対し、「われわれは選挙人票を取り戻そうとしている……私はこれを、上下両院の議員に米国憲法の下で全権を行使することを求める……この問題に関しては、私たちは州法に縛られることはないと書かれた法律文書がある」と指摘し、「24時間から48時間以内に」決議がなされることを望んでいると述べています。
また、トランプ陣営の弁護団であるルディ・ジュリアー二弁護士は、共和党の上院議員らに対し、「アメリカの選挙権を守ることは政治生命を失うだけの価値がある……アリゾナ州の立法府であるあなた方には、大統領選挙における選挙人の選出を監督する全権がある」とし、州議会と上院は選挙人を指名する権限を取り戻すことができると最高裁が裁定したと述べました。
同じく公聴会に参加したトランプ陣営弁護団のジェナ・エリス弁護士は、大統領の陣営は議会に選挙結果を覆すことを求めているのではなく、不正とされる選挙結果を認証しないよう求めました。
先に公聴会を行ったペンシルベニア州では、議会投票で選挙人を選出する決議案を採択していますけれども、アリゾナ州でも世論の後押しと共和党議員に不正はあった、認める訳にはいかないと納得させることが出来れば、同じように州議会による選挙人選出や、或いは選挙人団を送らないという結果になる可能性は十分にあると思います。
バイデン氏の獲得選挙人を削って、270人を割り込ませることが出来るかどうか。やはりこれが目下の焦点になりそうですね。
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