ブログランキングに参加しています。よろしければ応援クリックお願いします。１．レジオン・オブ・メリット勲章授与
12月21日、アメリカ・ホワイトハウスのオブライエン補佐官は、「トランプ大統領に代わり、スコット・モリソン首相、ナレンドラ・モディ首相、安倍晋三前総理にレジオン・オブ・メリットを授与した」と明らかにしました。
トランプ大統領は、授与の理由について、スコット・モリソン豪首相には世界的な挑戦に対応し、集団安保を促進したリーダーシップ、ナレンドラ・モディ印首相には米印間の戦略的パートナーシップを一段階高めたこと。そして安倍前総理には「自由で開放されたインド・太平洋のため指導力を発揮し、ビジョンを示した」としています。
勲章は、アーサー・シノディノス駐米豪州大使、杉山晋輔・駐米日本大使、サンドゥ・タランジツ駐米インド大使に手渡され、4人で撮影した写真も公開しています。
レジオン・オブ・メリット勲章は、戦功章の一つで、敵との戦闘において功績を挙げた軍人に対して授与されるものです。
勲章は、チーフコマンダー(Chief Commander)、コマンダー(Commander)、オフィサー(Officer)、レジオネール (Legionnaire) の4等級があるのですけれども、軍人に対しては階級問わず授与されるのはレジオネールで、オフィサー以上の3等級は外国軍高官対象となっています。
レジオン・オブ・メリットは戦功章ではあるものの、平時においても授与され、令和2年3月2日に、自衛隊航空総隊副司令官上ノ谷空将が授与されています。
２．勝ちの目
アメリカから、日印豪に勲章が授与された訳ですけれども、これは日米印豪のいわゆる「クワッド」の国に授与したということになります。
外交的にいえば、アメリカは「クワッド」に価値を見出しており、今後も続けていきたいという意思表示を示したことになります。
ネットの中には、トランプ大統領は安倍前総理の返り咲きを望んでいるのではないかという声も上がっていますけれども、案外その見方も当たっているようにも思います。
正直、今の菅総理を見る限り、外交についていえば、安倍前総理程の安定感、安心感はみえません。安倍政権時と比べて、対中宥和的な感じを受けます。
今回のレジオン・オブ・メリットの授与についても、皮肉な見方をすれば、中国に甘い顔するな、と釘を刺したという意味合いもあるかもしれません。
同時に、このタイミングで授与したことは、もしかしたらトランプ陣営にも、大統領再選の道筋が見えたことの証左であることを期待したいところです。
３．ペンスの役割
12月20日、憲法学者のイヴァン・E.・ライクリン氏からペンス副大統領に送られたツイートが俄かに注目を集めています。
それは、12月23日に連邦議会上院議長のペンス副大統領に大統領選挙の選挙人投票が届くのですけれども、不正のあった州の選挙人投票について受け取りを拒否した場合、これらの州に1月6日までに正確な選挙人団証明書を直ちに送付するよう要求するよう法律に定められているというのですね。
実際、いくつかの州はワシントンに代表団の競合する選挙人名簿を送っていますし、ペンシルベニア州とアリゾナ州の共和党員は、連邦議会に州務長官の投票を受け入れないよう要請しています。これは不正な選挙結果であると示しているとも受け取れます。
ライクリン氏によると、ペンス上院議長が受け取りを拒否した州に対して、正確な選挙人団証明書を要求した場合、選挙不正がなかったことの立証責任はバイデン陣営に移ると指摘していますけれども、ペンシルベニアを始めとして激戦州などでの公聴会で不正の数々が明るみになっていますから、バイデン陣営が不正がなかったことを立証するのはほぼ不可能だと思われます。
４．232対227
1月20日、「ナショナル・ファイル誌」は、ライクリン氏が指摘するペンス上院議長による不正に認定された州の選挙人票の受取り拒否を取り上げ、上下院が、アリゾナ(11人)、ジョージア(16人)、ネバダ(6人)、ミシガン(16人)、ウィスコンシン(10人)の各州の選挙人の数を合計から差っ引くことになれば、憲法に従って、過半数270を超える必要もなく、232対227でトランプが勝利。
※上述5州を引いただけでは計算が合いませんけれども、記事にはないペンシルベニア(20人)も含めての計算と思われます。
また、議会が揉めて差っ引くことができなかった場合は下院の各州一票による決選投票となり、やはりトランプ大統領の再選が決まることはほぼ確実だと述べています。
更にナショナル・ファイル誌は22日の記事で、トランプ政権の情報筋は、ペンス副大統領が不正な選挙人団の証明書を拒否するよう要求する文言が含まれているホワイトハウスのメモを確認したと報じ、ペンス副大統領が上院議長の役割を果たしていると信じていると述べています。
長い大統領選も大詰めを迎えたようです。
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