ブログランキングに参加しています。よろしければ応援クリックお願いします。
目次
1.ワクチン接種中止を求める嘆願書
6月24日、武漢ウイルスワクチン接種の安全性に懸念を訴える「新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師と議員の会」は、接種中止を求める嘆願書を厚生労働省に提出しました。
嘆願書の内容は次の通りです。
厚労省はHPで新型コロナウイルスの無症状感染の可能性を指摘しています(1)。しかしながら、厚労省がその根拠とする台湾からの論文(2)には、無症状感染の確率は0.4%であると報告されています。無症状感染の確率は皆無であるとの報告もあります(3)。したがって、無症状の新型コロナウイルス感染者と濃厚接触しても、感染しない確率は99.6%以上です。嘆願内容を纏めると「無症状の新型コロナウイルス感染者と濃厚接触しても、感染しない確率は99.6%以上」「新型コロナウイルス感染症による死亡率がごく低いにもかかわらず、国民全員に対してのワクチン接種には大きな疑問」という2つの理由から「コロナのワクチン接種は中止すべき」という至極シンプルなものです。
新型コロナウイルス感染症による死亡率(死亡者数の検査陽性者数に対する割合)は、0% (30代以下)、0.1% (40代)、0.1% (50代)、0.7% (60代) 、 3.2% (70代) 、 11.1% (80代以上) です(4)。このように死亡率がごく低いにもかかわらず、国民全員に対してのワクチン接種には大きな疑問があります。
平成30年、5,250万人の日本国民がインフルエンザワクチンの接種を受け、3名の死者が報告されています(5)。現在まで、約2,400万人の日本国民がコロナワクチンの接種をうけていますが、すでに接種後355名の死亡例が確認されています(6)。
以上の事実から、コロナのワクチン接種は、中止すべきと考えます。
参考文献
1 https://bit.ly/3i8xEU3
2 https://bit.ly/2Rc2os6
3 https://bit.ly/2S5YEJ3
4 https://bit.ly/34IY8Uj
5 https://bit.ly/3fFkKv6
6 https://bit.ly/35S8SjM
発起人:高橋徳(クリニック徳院長・ウイスコンシン医科大学名誉教授)
池田としえ(日野市議会議員)
谷本誠一(呉市議会議員)
嘆願書に同意したのは国内の医師210名・歯科医180名・議員60名の計450名で、その後記者会見が行われ15名の医師と議員が出席しました。
2.新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師と議員の会の主張
記者会見の様子は動画でネットに上がっていますけれども、記者会見の中で、発起人の高橋徳・ウィスコンシン医科大名誉教授は「死亡率が非常に低く、感染者の80%が軽症にもかかわらず、安全性もまだ分かっていない遺伝子ワクチンを国民全員に接種させる必要があるのか疑問だ」と説明。他の医師からも「治験が終わっていない」「接種後に少なくとも356人の方が亡くなっている」などの発言が相次ぎました。
それ以外の主な内容は次の通りです。
・PCRの検査 偽陽性率97%が出たとの報告がある。ちょうどこの日、河野太郎ワクチン担当相が自身のブログを更新し、ワクチン接種を巡って「医師免許を持っているにもかかわらず、デマを流す人もいます」と批判する記事をアップしたのですけれども、これについて、高橋氏は「情報の出所は厚労省のホームページ」と話し、他の医師からも「大臣がデマだと言い切る根拠は何か」との声も上がりました。
・厚労省がPCR陽性者が死亡した場合には全てコロナ死で報告せよと公文書で水増しの指示をしている
・国会でPCR陽性は感染者ではないと答弁されている
・各都道府県が大規模PCRを実施し感染爆発したということだが、実際は陽性爆発であり、それに基づいて緊急事態宣言が発出され、経済崩壊を招いた
・ワクチンの治験終了は2023年5月であり、接種者は全て被験者である
・ほとんどが循環器疾患でなくなっている
・根本にあるのは凝固系異常
・一般的ではない部位に血栓が生じている
・若年成人には、心筋炎のリスクが高い
・胎盤形成に不可欠なタンパク質(シンシチン)と、コロナウィルスのスパイクタンパク質がよく似ている
・mRNA含有脂質ナノ粒子は卵巣に高濃度に蓄積する
3.ワクチンデマについて
件の河野ワクチン担当相のブログ記事はこちらの「ワクチンデマについて」なのですけれども、どのようなものがデマだとしているのかといえば次の通り。
・ワクチン接種された実験用のネズミが2年で全て死んだこれらの"デマ"に対して、河野担当相がどういう反論をしているかについては、件の記事を見ていただければと思いますけれども、これら河野担当相がいう"デマ"は、「新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師と議員の会」による「接種中止を求める嘆願書」で主張している内容とはまったく被っていません。
・ワクチン接種により不妊が起きる
・卵巣にコロナワクチンの成分が大量に蓄積する
・ワクチン接種で遺伝子が組み換えられる
・治験が終わっていないので安全性が確認されていない
・長期的な安全性がわからない
・ADE(抗体依存性増強現象)が起きる
最初筆者は、ワクチンデマ記事について、嘆願書提出日にぶつけるくらいだから、きっと嘆願書を否定する内容なのだろうと思っていたのですけれども、拍子抜けしてしまいました。
それでも、「新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師と議員の会」が記者会見で語った内容の一部は、河野担当相の"ワクチンデマ"の内容と被るので、それについてみていきたいと思います。それは「mRNA含有脂質ナノ粒子は卵巣に高濃度に蓄積する」です。
4.卵巣にコロナワクチンの成分は蓄積するか
河野担当相は「卵巣にコロナワクチンの成分が大量に蓄積する」というのはデマだとしてその理由を次のように述べています。
ワクチンの成分が体内でどう拡散するかを調べるために、放射性同位体を付加したワクチンをマウスに接種してみたところ、総放射能回収率は肝臓で最も高く18%となり、脾臓では1.0%以下、副腎では0.11%以下、卵巣では0.095%以下と、肝臓と比較して著しく低くなり、ピークも48時間でした。河野担当相は具体的なデータを提示して卵巣に蓄積するというのは誤りだとしていますけれども、その元データは、おそらく独立行政法人「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」のこちらのレポートではないかと思われます。
単にごく微量が卵巣に一時的に分布したということであり、蓄積というのは明らかな誤りです。
このレポートの「4.分布」の節に「マウス(3匹)にルシフェラーゼRNA封入LNPを投与し,ルシフェラーゼ発光を代替マーカーとしてBNT162b2の生体内分布を検討した」とあり、その結果が「主に肝臓,脾臓,副腎および卵巣への分布がみられ,これらの組織において放射能濃度が最も高くなったのは投与後 8~48時間であった。投投与部位以外での投与量に対する総放射能回収率は肝臓で最も高く(最大 18%),脾臓(1.0%以下),副腎(0.11%以下)および卵巣(0.095%以下)では肝臓と比較して著しく低かった」となっています。河野担当相の挙げた数字と同じなので、ここから引っ張ってきての反論だと思います。
確かに、肝臓に比べれば卵巣への分布割合は全然少ないですし、投与部位で9日、肝臓で48時間で消失ということですから、検出できないくらいにまで分解されたのは間違いないと思います。ただ、その分解を検知したのは、蛍光マーカーとして使ったルシフェラーゼRNAであって、それを封入していたLNP(脂質ナノ粒子)ではありません。
もちろんLNP(脂質ナノ粒子)は細胞内で崩壊して、封入していたmRNAを細胞内に放出するのですけれども、崩壊した"残りかす"も分解されたのか、それとも"残りかす"のまま蓄積したのかまで、追跡している訳ではありません。
従って、河野担当相がいう「蓄積というのは明らかな誤り」というのは、厳密にいえば、LNP(脂質ナノ粒子)内に封入されたRNAに対するものであって、「新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師と議員の会」の主張する「mRNA含有脂質ナノ粒子は卵巣に高濃度に蓄積する」に対する反論にはなっていません。
もっとも、河野担当相のデマ定義は「卵巣にコロナワクチンの成分が大量に蓄積する」と"成分"としか言っていません。LNP(脂質ナノ粒子)もそこに封入したRNAもどちらも"成分"の内ですから、まぁ、その意味では河野担当相の反論もすれ違いではあるものの間違いではありません。
5.血中のスパイクタンパク
件のレポートでは、肝臓などの臓器からは投与後48時間でルシフェラーゼRNAの反応が消えたと報告していますけれども、だからといって、mRNAワクチンでも、まったく何もなくなるという訳ではありません。
なぜなら、mRNAは自身が崩壊するまで、侵入した細胞内で自身の遺伝子コードに基づいて、武漢ウイルスのたんぱく質を産生するからです。ファイザー等のmRNAワクチンはヒトの細胞内で、武漢ウイルス特有のスパイクタンパクを産生し、細胞表面に発現させます。そして、そのスパイクタンパクを体内の免疫に認識させて抗体を作るという仕組みです。
けれども、件のレポートによると、RNAを封入したLNP(脂質ナノ粒子)は卵巣にも到達するとのことですから、細胞表面にスパイクタンパクを発現させた、いわゆる「キメラ細胞」は、卵巣にも作られてしまうことになります。
更に、それらのキメラ細胞が死んでバラバラになってしまえば、作られたスパイクタンパクは、体内に放出されることになります。放出されたスパイクタンパクは血流にのってしまえば、体中を巡ってしまいますし、血液中に放出されなければ、バラバラなったところの臓器に散らばることになります。
カナダ・ゲルフ大学でウイルス免疫学を研究するバイロン・ブライドル博士によると、血管内にあるスパイクタンパクは、血小板や血管の細胞にある受容体と結合することができ、それが起きると「血小板が固まり血栓ができる」か「出血を引き起こす」かのどちらかが起こる可能性があると述べています。
実際、ワクチンで血栓ができることは、とうに指摘されていますし、若い世代で、心臓の筋肉に炎症が起きる「心筋炎」などの症例も報告されています。
6月23日、アメリカのCDCがワクチン接種後に心筋炎が起こることについて「ワクチンの接種と関連している可能性がある」とする見解を出していることを考えると、卵巣にとりついたスパイクタンパクによって卵巣が炎症を起こす可能性は十分考えられると思います。
もちろん、だからといって不妊になってしまうとは思いませんけれども、ワクチン接種前より、リスクは高くなるとみてよいのではないかと思います。
6.妊婦を対象とした研究
ちなみに河野担当相は「ワクチン接種により不妊が起きる」というのはデマであると反論し、その理由として科学的な根拠がないことと、アメリカで行われた3958人の妊婦を対象とした研究で、流産や早産、先天奇形が起こりやすいということはなかった点を挙げています。
これについては、公益財団法人「東京都医学総合研究所」が上述の研究は比較対象が過去のデータであるため、母集団の調整が出来ていない可能性があることと、出産に至った712名の妊婦は、その殆どが妊娠後期にワクチン接種を受けていたことから、先天異常等、妊娠初期の曝露に関連して発生する可能性のある事象については評価できないと指摘しています。
それに、昨日のエントリーでも述べたように、ファイザー社自身が妊婦や産婦がワクチン治験に曝露したら報告せよと指示しているのですから、現時点で異常の報告がなかったからといってそれで完全に問題ないというのは早計かもしれません。
7.スパイクタンパクを解毒する方法
では、mRNAワクチンを打ってしまったら、もうそれでお終いなのかというと、そうでもなく、スパイクタンパクは解毒できるという意見がネットの一部にあるようです。
それはオートファジーを活性化させるという方法です。
オートファジーとは、酵母や植物、動物など、すべての真核生物に備わっている細胞内の浄化・リサイクルシステムです。細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、そして、細胞内に侵入した病原性細菌などを分解して浄化することで、さまざまな病気から生体を守っています。更には、栄養状態が悪くなったとき、過剰なタンパク質を分解して、生存に必要なタンパク質にリサイクルするのだそうです。
オートファジーが始まると、まず膜で囲まれた小さな袋ができ、その袋が大きくなって、凹むように変形して分解する物質を閉じ込めます。この袋をオートファゴソームといい、数分から10分以内に完成します。そして、動物ではリソソームと呼ばれる分解酵素が入った器官とオートファゴソームが融合して、物質が分解されます。
この「オートファジーのメカニズムの発見」で2016年のノーベル医学・生理学賞を受賞した東京工業大学の大隅良典栄誉教授は、 「オートファジーは、タンパク質や脂質だけでなくミトコンドリアなど、何でも分解することができます。ただし、分解し過ぎて細胞が死に至ることは、普通はありません。何でも分解できてしまう危険な仕組みが必要なときだけに始まり、不要なものを選択的に分解するように高度に制御されています。そこがオートファジーのすごいところです」と語っています。
つまり、オートファジーを活性化させることで、細胞内の余計なタンパクを除去すればよいというのですね。
では、どうすればオートファジーが活性化できるのか、というと、平たく言えば断食です。
オートファジーは飢餓状態に陥ったときに、体内の余分なタンパク質を分解してリサイクルするシステムですから、まず飢えた状態にまで持っていかなくてはならない。そのために断食するということです。
最近は、丸々何日の断食するというよりも、半日ちょっと断食する「16時間断食」なんているのも流行っているそうですけれども、オートファジーが始まるためには16時間くらいは食事しない時間帯が必要になるそうです。
まぁ、断食などで、スパイクタンパクから身を守れるわけないという意見もあるとは思いますけれども、決定的な治療法もなく、ワクチンは有効だ論と危険だ論が互いに交錯するような状況では、自己免疫を高めるのが次善の策のようにも思えます。
それを考えると、断食くらいでスパイクタンパクを解毒できるのであれば、多少は取り入れてみてもよいかもしれませんね。
この記事へのコメント