台湾は日本を愛してる

今日はこの話題です。
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1.台湾は日本を愛してる


6月4日、台湾の蔡英文総統は日本政府から武漢ウイルスのワクチンが届いたことについて「同じ信念を抱く人たちが互いに支え合わなければなりません……6月4日というこの日に日本からのワクチンが台湾に届きます。私たちは同じように自由と民主の価値を堅持するパートナーから助けられ、民主主義にいっそうの自信が得られたことに感謝します……2年前のこの日、天安門広場で犠牲になった若者たちのことを忘れることはありません」としたうえで「自由と民主を誇りに思う台湾のすべての人たちがこの日を永遠に忘れず、信念をかたく守り、困難にも動揺することがないと信じています」と6月4日が天安門事件から32年の日と重なることを関連付けたメッセージをフェイスブックに投稿しました。

台湾マスコミも一斉に報道。台北時報は、日本から124万回分のワクチンが台湾桃園国際空港に到着したことを伝え、保健福祉大臣の陳時中氏が日本への支援に感謝したことを報道。地上101階の超高層ビル「台北101」に「台湾は日本を愛している」というテキストを電光表示する写真も添えました。

また、フォーカス台湾は、日本のワクチン提供を「10日間の静かな作戦」と銘打ち、 蔡英文総統が、「内密に、全力で目標達成」を最高原則として、即座に安全保障や外交部門に総動員を指示。蔡総統は自ら、古くからの友人らに国際電話を掛けて意見交換を行い、「日本は東日本大震災時の台湾からの援助、そして昨年のマスク提供にずっと感謝していて、この恩はもちろん心に留めている。必ず力を尽くし、早急に台湾へのワクチン提供を実現させる」との反応を得たことを伝えています。

更に、「TAIWAN TODAY」は、台湾外交部が、日本国内の状況が依然厳しい段階にあるにも関わらず、適切なタイミングに支援の手を差し伸べてくれたことに「日本の人々からの心温まる支援を、政府と国民は永遠に忘れないだろう」とするニュースリリースを伝えています。
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2.政治パフォーマンスに固執するな


日本によって台湾へのワクチン外交に水を差された形の中国はすぐさま反応しています。

6月4日、中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は記者会見で「政治パフォーマンスに固執するな……中国は、コロナ対策の協力を一貫して支持している」と強調し、台湾の蔡英文政権に対しては「自らの政治利益のため、コロナ対策の協力を政治的に弄んでいる」と非難しました。

ワクチン提供を"政治パフォーマンス"ということ自体、政治的な効果があることを自ら白状しています。

また、同じく4日、中国で対台湾政策を主管する国務院台湾事務弁公室の馬暁光(ば・ぎょうこう)報道官は蔡政権に対し「様々な言い訳をでっちあげ、大陸のワクチン輸送をみだりに阻止した……現在、安全で効き目が顕著で、数量も十分な大陸ワクチンを受け入れることにより、効果的にウイルスを食い止めることができる」と悔しさを滲ませています。

中国製ワクチンについて、安全性や効果が疑われ、台湾から「怖くて使えない」と言われているのを「言い訳をでっち上げ」と罵倒しかできないのは、まともな反論が出来ないことを示しています。


3.武漢ウイルス人工説の説が取れるとき


蔡英文総統は今回のワクチンが届いた6月4日を天安門事件を絡めたコメントをしていますけれども、この日に合わせてアメリカが強烈な声明をだしました。

それは、6月3日にアメリカのブリンケン国務長官が出した「天安門事件の32周年を迎えて」という声明です。

声明は次の通りです。
天安門事件の32周年を迎えて

国務長官 アントニー・J・ブリンケン

2021年6月3日

明日は、天安門広場の大虐殺から32年目にあたります。 天安門は、天安門にちなんで名付けられましたが、1989年に中華人民共和国政府が、政府に対して発言権を持ち、人権と基本的自由を行使することを主張する何万人もの人々を黙らせるために行った残忍な行為の代名詞となっています。

これらの人々は、崇高でシンプルな要求をしていました。それは、「世界人権宣言に謳われている我々の人権を認め、尊重してほしい」というものでした。 しかし、中国当局はこの要求に尊厳をもって応えるのではなく、オープンな議論を行うのでもなく、暴力で対応したのです。 6月4日に肩を並べて立っていた勇敢な人々の勇気は、私たちがあの日の出来事の透明性を求めることを決して止めてはならないことを思い出させてくれます、その中には、殺害され、拘留され、行方不明になったすべての人々の完全な説明も含まれています。天安門事件は、民主主義と自由を求める香港の闘争にも反映されています。香港では、天安門事件を記念して行われた追悼集会が地元当局によって禁止されました。

米国は、中国政府に普遍的な人権を尊重するよう求める中国の人々に寄り添い続けます。 私たちは、32年前に殺された人々の犠牲と、政府の継続的な抑圧にもかかわらず今日も活動を続けている勇敢な活動家たちに敬意を表します。
のっけから「天安門広場の大虐殺」です。まぁ、ウイグル弾圧をジェノサイド認定したアメリカですから、天安門事件もジェノサイドと表現するのも普通なのかもしれませんけれども、増々中国政府への風当りは強くなっています。

ただ、批判声明では口喧嘩に終始するだけで、中国政府は何も変わらないでしょう。やはりいずれ制裁に乗り出すか、デカップリングをとことん進めるかどちらかにならざるを得ないのではないかと思います。

その切っ掛けは、やはり武漢ウイルス人工説の説が取れたときではないかと思いますね。


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