立憲民主党代表選公開討論会

今日はこの話題です。
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1.立憲民主党代表選公開討論会


11月20日、立憲民主党の代表選挙の候補者による「党員・協力党員・パートナーズオンライン公開討論会」が行われました。

逢坂誠二元首相補佐官、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣の4候補が議論を戦わせました。

まず、小川氏が「岸田さんの政治が必ずしも安倍さんの政治と同じとは思わないが、安倍さんの政治を止めようともしていない……誰がそんな法案の成立を望んでいるのか。国家を支配している側はうれしいし喜ぶかもしれませんが、透明性の高い公正公平な社会を望む我々の立場からすると、参加型の民主主義からはほど遠い政治が続いてきた」と訴え、「身内びいきやフェアじゃないこととはしっかり戦う。うそやごまかし、偽りはもってのほか」と現岸田政権の憲法解釈や特定秘密保護法を批判しました。

西村氏は「地方の声、女性の声、草の根の声、これが今の政治に必要。今の日本の政治はどうしても上からの押しつけの政治、政治の私物化が問題になっている。この政治がいつまでも続いていったら税金の無駄遣いもチェックできないし、私たちの暮らしが本当にとんでもないことになってしまう」と訴え、逢坂氏は「参加型民主主義こそが本質だと思っている。参加型民主主義においては、情報が公開されていることが最初の条件。今の日本は国政ベースでは参加型民主主義からはほど遠い状況になっている。国会で嘘をつく、情報公開をしない、公文書を廃棄する、改竄する。とんでもない状況になっているということを皆さんにはご理解いただきたい」と主張しました。

一方、泉氏は「この国の民主主義を信じたい。必ず変えることができると思っている……僕は4年前の立憲民主党の結党のときにはいませんでしたので、外から見ていて、原発ゼロ法案をつくるときまではなんとなく皆さんがそれを実感していた……でもその後、本当にボトムアップだったのか、本当に草の根の声を生かして党運営をしてきたのか。もう一回問い直さなければいけないと思っている」と述べ、政権批判ではなく、党執行部の姿勢について問いかけました。

立民の何でも反対には、国民は飽き飽きしてますからね。泉氏の立民の在り方を問う姿勢は、いままで少し違った感を匂わせたのではないかと思います。




2.共産と共闘


他方、共産党との共闘については、4氏とも歯切れの悪い発言が目立ちました。

共同記者会見で共闘路線の是非を問われた小川氏は「野党が候補者を一本化していく努力は必要だ」と述べ、泉氏も「1人区で一本化を目指すことは明確にしたい」と回答。他の候補者も似たり寄ったりでした。また、政権交代を実現した場合に限定的な閣外協力をするという共産との合意についても、4氏は評価を避けました。

というのも、限定的な閣外協力路線については、「選挙で協力を得る以上、政権への協力も否定できない」という容認論と、「共産が表に出すぎて結果的に離れた票が多かった」と慎重な保守系議員とで、党内で賛否が分かれているからです。

ただ、4氏の中で旧国民民主党出身者ら保守系議員を支持基盤とする泉氏は、19日の記者会見で、衆院選惨敗の理由について「『野党政権』といった言葉はあったが、比例選で立民への投票を呼びかける活動が遅れた」と共闘路線への不満を滲ませていましたし、泉氏を支持する議員の中には、共闘路線見直しを明確に打ち出すべきだと主張する向きもあるようです。

また、逢坂氏も朝日新聞のインタビューで、共産党との「限定的な閣外からの協力」の合意を白紙に戻すのかとの質問に、「あれは今回の衆院選に向けたものだろう。パーマネントなものではないと認識している。そうだとするなら、衆院選が終わったら、リセットがかかるのではないかと思う」と述べています。もっとも、逢坂氏は、19日の記者会見では、参院選に向けて「野党共闘」路線を継続するかを問われ、「今回の衆院選で1対1の構造を作れたところは、それなりの成果があった。1人区において、野党がたくさん出たら間違いなく不利だ。1対1の構造を作っていくのが当たり前だ。ただ、地域によって事情は様々違う。全部同じような方式で何かをやることは決めがたい」などと語っていることを考えると、ややふらついている感は否めません。


3.泉健太氏がややリード


11月30日投開票の立民の代表戦ですけれども、その選出は、党所属国会議員140人が各2ポイントの計280ポイント。来夏の参院選に出馬予定の公認候補予定者6人の6ポイントと、ドント方式で配分される地方議員の143ポイントと党員・サポーターズの143ポイントの計572ポイントで争われます。

このうち、半数を上回る287ポイント以上を獲得した候補が代表に選出されますけれども、該当者がいなかった場合は、上位2人の決選投票となり、国会議員が1人2ポイント、公認候補予定者と47都道府県の代表が1人1ポイントを持ち、計333ポイントで争われます。

この代表戦について、読売新聞社が党所属国会議員140人のうち、138人について意向の聞き取り調査を行っています。

それによると、21日現在で、泉氏が78ポイント、小川氏が54ポイント、逢坂氏が46ポイント、西村氏が42ポイントとなっています。

今のところ、泉氏がややリードしており、泉氏は自らが率いる「新政権研究会」の22人と、小沢一郎衆院議員のグループの約10人の支持をほぼ固めたとのことで、小川氏はグループ横断的に支持を広げ、逢坂氏は党内最大グループ「サンクチュアリ」のメンバーで、西村氏は推薦人の支持が中心のようです。

現在、約2割の議員が、態度を明らかにしていないでそうですけれども、これだけ票が散ってしまえば、一回目の投票で、どれかの候補が過半数を獲得する可能性は低く、決選投票にもつれ込むのではないかと思われます。

となると、各候補者にとって、まずは決選投票に残ることが至上命題になるのですけれども、国会議員票の動向が大体見えた今、頼りは地方議員票と党員・サポーターズの票ということになります。


4.イメチェンしつつある国民民主


11月21日、代表選に出馬した4氏は地方遊説を行っています。この日札幌市で行った合同街頭演説会と公開討論会では、地方議員や党員・サポーター票の獲得を目指してアピールをしたのですけれども、お得意の「政権批判」については、4氏で温度差がありました。

小川氏は街頭演説で、自民党政権が実現した集団的自衛権の限定的行使を可能とする安全保障関連法や特定秘密保護法の成立などに言及。「国家の都合ばかりだ。国民をないがしろにして国家の都合ばかりを優先してきた政治を変えたい」と、いつもの立民の主張を展開しました。

西村氏も討論会で「公文書改竄を命じられた人は命を落とした。理不尽にけじめをつけなければならない」と、岸田総理を批判しました。

一方、逢坂氏は討論会で「政策立案能力を生かしていきたい」と政権批判を抑制し、泉氏も討論会後の記者会見で「政策を立案し反対ばかりではないという情報発信をしていかなければいけない」と述べるなど、小川、西村氏とはやや違った路線をアピールしています。

確かに岸田政権は衆院選での公約はどこへやら、給付金のもたつきや外国人労働者の永住拡大など、隙だらけのところがあります。

野党としては、そこを突きたいところなのでしょうけれども、それでは批判ばかりの立憲民主と国民から忌避されるのは目に見えています。

あるいは岸田総理はわざとそうした隙を見せて、野党に批判させることで野党支持を減らしていく狙いがあるのかもしれませんけれども、それよりは正攻法で対抗した方がよいと思います。

というのも、ここのところ、国民民主の玉木代表が正論を吐いて、ネットなどで人気が高まっている感があるからです。

玉木代表は、外国人就労拡大問題についても「事実上の移民解禁だ」と反対し、中国テニス の彭帥氏問題についても「総理は北京五輪のボイコットを検討すべきだ」と訴えています。一体いつから保守になったのかと見紛うばかりなのですけれども、世論をみれば、こちらの方がずっと支持を集めるのは明白です。

果たして立民に、そんな大胆な路線変更が出来るか分かりませんけれども、立憲共産党として、反対野党に堕するよりは、まだ可能性が少し残っているような気もします。

世間からはまだそれほど注目されてはいないようですけれども、いつもの反対野党で終わるのか、それとも違う方向に向かうのか。ウォッチしていきたいと思いますね。



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