2021年を振り返って

今日は大晦日です。
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激動の2021年も今年で最後となりました。

今年も日比野庵は、年中無休で毎日エントリーさせていただくことができました。

読者の皆様に深く感謝いたします。

今年を振り返ると、大雑把にみれば、武漢ウイルス禍と米中対立禍に見舞われた年だったのではないかとおもいます。

日本はというと、この二つの禍を如何にして乗り切るかが主たる対応で、残念ながら、何かで世界を主導するという場面は殆どなかったように思います。

それでも、武漢ウイルス禍は他国と比べて非常に少なく、4月5月などは正に"さざ波"レベルのものであったといってよいように思いますし、また、無観客とはいえ東京五輪を開催し、その後も大規模な感染拡大がなかったことも幸いだったと思います。

下の図は感染者数と死亡者数の推移グラフですけれども、陽性者数だけみれば、夏の第5波が一番多くなったものの、死亡者数では前の3波、4波よりも少ないことが分かります。

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この原因が、ウイルスの弱毒化なのか、ワクチンの効果なのか確たることは分かりませんけれども、日本と同じようにワクチン接種を進めていた先進国では未だ感染が続き、死亡者も減っていないことを考えると、日本だけ別の動きになっている気がしないでもありません。

この傾向が来年も続き、日本で武漢ウイルス禍が収束するならば、増々世界の注目を集めるでしょうね。

また、ワクチンを巡って接種義務化を導入しようとして、住民の反発をうけ、連日デモが起こるなど、分断が可視化あるいは進んだ国もありました。

日本はワクチン接種義務化こそならなかったものの、マスコミの不安ばかりを煽りたてる報道の弊害も目立ちました。

米中対立では、当初、中国に甘いのではないかと見られていたバイデン政権も、議会には逆らえなかったのか、対中強硬の姿勢は崩しませんでした。

バイデン政権は民主主義サミットを開くなど、対中政策で同盟国に協調を求めるなどしていますけれども、親中派の林芳正氏を外相に据えた岸田総理が未だに対面での日米首脳会談がセットできないでいるところを見ると、アメリカの対中姿勢は変わらないと思われます。

それでも、バイデン政権は、秋口以降から、アフガニスタン問題(Afghanistan)、大量の移民が流入している南部国境問題(Border)、収束しないコロナ問題(Coronavirus)のいわゆるABC問題を抱えて、支持率は下がりっぱなし。爆弾を抱えています。

一方、中国は中国で、習近平主席の3選をめぐる権力闘争や習近平主席が進める第二の文革による大量の失業者の発生など、こちらも爆弾を抱えています。

まさに動乱の時代真っ只中という今年でしたけれども、来年は少しでも明るい年になることを願いたいですね。

皆様、よいお年を。


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