ツイッターファイル

今日はこの話題です。
画像

 ブログランキングに参加しています。よろしければ応援クリックお願いします。


2022-12-05 232101.jpg


1.ツイッターファイル


12月2日、ツイッターのイーロン・マスクCEOは、外部のジャーナリストを通じて「ツイッターファイル」と呼ぶ内部資料を公開しました。

このファイルは、2020年の大統領選挙の直前にツイッターが、バイデン大統領の息子のハンター・バイデン氏の疑惑を巡る報道を抑圧したと主張する内容のもので、ジャーナリストのマット・タイビ氏が連続ツイートの形で投稿しています。

タイビ氏は、ツイッターの内部のやりとりを記録したこの文書を連続ツイートの形で公開したのですけれども、このスレッドはマスクCEOも引用リツイートしていることから、マスクCEO了解済ということになります。

その連続ツイートは次の通りです。
1. スレッド ツイッターファイル
2. これからお読みいただくのは、Twitter社の関係者が入手した数千の内部文書に基づく、シリーズの第1回目だ。
3. 「ツイッターファイル」は、世界最大かつ最も影響力のあるソーシャルメディアプラットフォームの内部からの驚くべき物語を語っている。これは、フランケンシュタインのように、人間が作った仕組が設計者の手から離れ、成長していく物語だ。
4. Twitterは、その構想からして、瞬時のマスコミュニケーションを可能にする素晴らしいツールであり、真の意味でのリアルタイムのグローバルな会話を初めて可能にした。
5. 初期の構想では、Twitterはそのミッション・ステートメントに十分応え、人々に「障壁なく、瞬時にアイデアや情報を創造し、共有する力」を与えていた。
6. しかし、時代が進むにつれて、Twitterは徐々に障壁を追加することを余儀なくされた。言論統制のための最初のツールのいくつかは、スパムや金融詐欺師と戦うために設計されたものであった。
7. Twitterのスタッフや幹部は、徐々に、これらのツールの用途を見出すようになった。最初は少し、次に頻繁に、そして常に、外部の人間も同様に言論を操作するよう会社に要求し始めた。
8. 2020年までには、関係者からのツイート削除依頼は日常茶飯事となった。ある幹部は、別の幹部にこう書き送った。 「バイデンのチームからもっと見直すように」。すると返信が来る。「処理した」と。
9. 有名人も無名人も、政党の意向で排除されたり、見直されたりする可能性がある。
10.両党とも、これらのツールにアクセスできた。例えば、2020年には、トランプ・ホワイトハウスとバイデン陣営の両方からの要請があり、それに応えた。しかし・・・
11. ・・・このシステムはバランスが取れていなかった。それはコンタクトに基づいていた。Twitterは圧倒的に一つの政治的志向を持つ人々によって運営されていたため、右派よりも左派(まあ、民主党)の方がより多くのチャンネル、より多くの文句を言う方法が開かれていた。
12. その結果、コンテンツモデレーションの決定に偏りが生じたことは、これからお読みいただく文書に表れている。しかし、それは複数の現・元高級幹部の評価でもある。

さて、このプロセスについて、もっと「咳払い」するような話があったのだが、もういい、先に進もう。

16. Twitterファイル、パート1:TwitterがHunter Bidenのラップトップストーリーをブロックした方法と理由
17. 2020年10月14日、ニューヨーク・ポスト紙は、ハンター・バイデンが放棄したノートパソコンの中身を基にした暴露記事「BIDEN SECRET EMAILS」を発表した。
18. Twitterはこの記事を弾圧するため、リンクを削除し「危険」であるとの警告を掲載するという異常な手段をとった。さらに、児童ポルノなどの極端なケースにのみ使用されるダイレクトメッセージによる送信をブロックした。
19. ホワイトハウスの広報担当者Kaleigh McEnanyは、この記事についてツイートしたためにアカウントからロックアウトされ、トランプ陣営のスタッフMike Hahnからの激怒の手紙が届き、彼は憤慨した。「せめてあと20日くらいは気にするフリをしてくれ」。
20.この為、公共政策担当役員のキャロライン・ストームは、丁寧なWTFクエリを出した。複数の社員が、モデレーションをほとんど/ほとんどコントロールできない通信/政策チームと、安全/信頼チームの間に緊張関係があると指摘した。
21. ストームのメモには、ラップトップの記事は会社の「ハッキングされた資料」ポリシーに違反するとして削除されたという答えが返って来たとある。
22. この夏、連邦警察から外国からのハッキングの可能性に関する「一般的な」警告を聞いたと複数の関係者が証言しているが、私が見た限りでは、ラップトップの記事に政府が関与していた証拠はない。実際、それが問題だったのかもしれない...。
23. この決定は会社の最高レベルで行われたが、CEOのジャック・ドーシーが知らないところで、法務・政策・信頼の元責任者ビジャヤ・ガッデが重要な役割を担っていたのだ。
24. 「彼らはただフリーランスでやっていた」というのが、ある元社員によるこの決定の特徴だ。「ハッキング」は言い訳だったが、数時間のうちに、かなりの人がそれが通用しないことに気づいた。しかし、誰もそれを覆す勇気がなかった。
25.ガッデと前信託安全部長のヨエル・ロスを含む以下の長いやりとりに、混乱が見て取れる。通信関係者のトレントン・ケネディは「私は、これを安全でないとマークする政策的根拠を理解するのに苦労している」と書いている。
26. この時点で「誰もがこれがめちゃくちゃなことだと分かっていた」とある元従業員は語っているが、その対応は基本的に「間違いを続ける側に回る事」だった。
27. 元グローバルコミュニケーション担当副社長ブランドン・ボーマンは「これがポリシーの一部であると正直に主張してもいいのだろうか?」と尋ねた。
28. これに対して、元副法務官のジム・ベーカーは「慎重な対応が必要だ」として、再び不参加を勧めている様だ。
29. テック企業とコンテンツモデレーションの根本的な問題:スピーチ担当者の多くがスピーチについてほとんど知らない/気にしていないため、部外者から基本的なことを教えてもらわなければならない。つまり・・・
30. ・・・初日のユーモラスなやりとりでは、民主党のRo Khanna下院議員がGadde氏に接触し、電話で「スピーチに対する反発」について話すように優しく勧めている。Khannaは、私がファイルの中で見つけた、懸念を表明した唯一の民主党関係者であった。
31.Gaddeはすぐに返信し、Twitterのポリシーに飛び込む、Khannaが権利章典についてもっと心配していることに気づかないまま。
32.Khannaは話を憲法修正第1条に戻そうとするが、この件への言及は資料の中で見つけるのが難しい。
33.その日のうちに、公共政策の責任者Lauren Culbertsonは、調査会社NetChoiceのCarl Szaboから「下院司法委員会からJudy Chu議員の事務所まで」12名の議員(共和党9名、民主党3名)に調査をした、恐ろしい手紙と報告書を受け取る。
34.NetChoiceはTwitterに、今後の議会公聴会で「血の海」が待っていることを知らせ、メンバーはそれが「転換点」であると言い、ハイテクが「自分たちで規制もできないほど大きくなり、政府が介入する必要があるかもしれない」と不満を述べている。
35.SzaboはTwitterに、一部の議会関係者がラップトップの話を「アクセスハリウッドの瞬間」と特徴づけていると報告している。
36.ツイッターファイルは続けた。「憲法修正第一条は絶対ではない」。Szaboの手紙には、民主党議員の姿勢を伝える冷ややかな一節がある。彼らは「もっと」節度を求めており、権利章典に関しては「絶対的なものではない」のだ。

・Twitter/ハンター・バイデンのラップトップ事件の驚くべき小ネタは、CEOのジャック・ドーシーの知らないところでどれだけのことが行われていたか、そしてドーシーが飛び込んだ後でも(ある元従業員が言うように)状況が「クソ化」するまでにどれだけの時間がかかったかということだ。

・ドーシーのファイルには、政治的スペクトラムにまたがるアカウントに対して、停止やその他のモデレーションアクションに疑問を呈するために介入した複数の事例がある。

・「ハッキングされた資料」という判決の問題点は、通常ハッキングがあったという公式・法執行機関の認定が必要なことだと複数の関係者は述べている。しかし、ある幹部は、24時間体制で会社全体を巻き込んだ「旋風」と表現しているが、そのような認定が出ることはなかった。

・私にとっても、あっという間の96時間だった。シャドーバニング、ブースティング、フォロワー数、様々な個人アカウントの運命などの問題に関する質問への回答を含め、まだまだ多くのことが待ち受けている。これらの問題は、政治的な右派に限ったことではない。

・皆さん、おやすみ。この数日、電話を取ってくれた人たちに感謝する。
驚くべき内容です。がっつり検閲しています。更に、欠番の13~15についても気になります。もしかしたら「咳払い」どころか「おっと誰かが来たようだ」という内容があるのかもしれません。




2.人格攻撃と言い訳の左派メディア


今回のツイッターファイルで、筆者が注目したいのはやはり、次の箇所です。
・スパムや詐欺に関連する投稿が増加したことで言論を制御するシステムの構築を余儀なくされた。が、徐々に適用範囲が拡大し、2020年頃には政党関係者からのツイート削除要請が日常的に送られてくるようになった。

・Twitterに対するツイートの削除要請は、民主党員だけでなく共和党員も実行していた。しかし、Twitter内部では民主党支持層の力が圧倒的に強く民主党の削除要請が優先的に処理されていた。

・ハンター・バイデン氏の汚職疑惑に関する報道記事が広まった直後にTwitterは当該記事のURLを「潜在的に有害」として共有不可に設定。当時ホワイトハウス報道官を務めていたケイリー・マケナニー氏がTwitterの対応に否定的なツイートを投稿した結果、マケナニー氏のアカウントは凍結された。

・その後、トランプ陣営のスタッフであるマイク・ハーン氏がマケナニー氏のアカウント凍結解除をTwitterに要請。要請を受けてTwitterの公共政策責任者であるキャロライン・シュトローム氏がモデレーションチームに問い合わせた結果、モデレーションチームから「ハンター・バイデン氏の汚職疑惑を報じた記事は、ハッキングによって得られた情報の共有を禁じるポリシーに違反していたため、無効化された」という回答が返ってきた。
このようにツイッター内部の検閲は「民主党寄り」で行われ、ハンター・バイデン氏の汚職疑惑を報じた記事は「ハッキング情報」だとして処理されていたというのですね。

通常、「ハッキングによって得られた情報の共有を禁じるポリシー」を適用して情報を共有不可にするには、その情報が法務執行機関などによってハッキングによる情報と認定されている必要があります。けれども、タイビ氏が入手した内部文書の中には「Twitterが当該記事をハッキングによる情報として扱った根拠」を示す情報は見つからなかったと述べています。

正に都合の悪いことは口を塞いで語らせない。左翼のやり口です。

著名ユーチューバーの「カナダ人ニュース」さんによると、今回のツイッターファイルについて、左派メディアは「無視」か、「タイビ氏は金持ちのPRをしている」とか、「法的に問題なかった」などと、口にしているようです。まるで、どこかで見たような光景ですけれども、言論の中味で反論できない場合は、人格攻撃や言い訳に終始するのはどこの世界でも同じなのかもしれません。

タイビ氏によると、今回公開されたTwitterファイルはタイビ氏が入手した情報の一部に過ぎず、今後も情報公開していくと述べていますけれども、ツイッターが民主党寄りの検閲をしていたという事実は今後大きな波紋となって広がっていくのではないかと思いますね。




  twitterのフリーアイコン素材 (1).jpeg  SNS人物アイコン 3.jpeg  カサのピクトアイコン5 (1).jpeg  津波の無料アイコン3.jpeg  ビルのアイコン素材 その2.jpeg  

この記事へのコメント