今日から2回に分けて、権利と義務をエントリーします。
日本の国政選挙の投票率は50%を超える程度。
先進国では飛びぬけて低い。
町内会長を決める集まりとか選挙だと8割以上の投票率があるだろうし、ニートに意見を聞きたいと思うと、投票なんて行動を選択する人はいないだろう。
個々人の実生活と国政が繋がっていない。
誰が政治をやっても大して変わらないなんて、なんとなく思ってるし、実際変わらなかった。
外界とか真実を知らされないと、生かさず殺さずなのに慣れて普通になる。疑念も挟まない。
為政者にとっては実にありがたい国民。
勝ち取った訳ではない民主制度。
血を流して自由と平等を勝ち取った西欧諸国とは、メンタリティが違う。
日本の民衆にとって、選挙権って天から授かったもの。
床の間に飾って置かれてしまいかねないシロモノ。
民主制は選挙によって、専横を防ぐ。
独裁のブレーキ役であるはずの選挙が機能しなければ、行き着く先は専制政治だけど、そんなことまで意識しない。
最良の専制政治があったとしても、跡継ぎが最良の専制政治をするとは限らない。
中国は専制政治を目指しては、腐敗し潰れ、分裂と統一の繰り返し。
昔も今も、多分これからも。
専制政治の弱点を何千年も証明し続けてくれている。
最悪の民主政治でも最良の専制政治にまさる。
50%をわずかばかり超える投票率。。相当危うい。
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この記事へのコメント
日比野
「最悪の民主主義より、最良の専制政治のほうが劣る」はまんま、銀英伝のパクリですが、そのとおりと考えています。
もちろん民主主義にも欠陥はありますね。民度が大きく関わってくると思います。
耕
しかし一方で民主主義という政治体制も矛盾だらけであり、プラトンが言ったように民主主義の果てには衆愚政治と僭主の登場となります。そして実はそれは「民主主義の悪用」というレベルではなく、民主主義の本質なんですね。それが複雑で難しいところです。
fen
選挙については、国民の政治離れが進みすぎですね。マスコミの与党叩きが酷いのもあるでしょうが、実際政治家の腐敗がありますからどっちも悪い。
投票率は、せめて自民党と拮抗する大政党があればいいのですが、民主党ではお話になりませんし。特に小沢民主党では・・・。
新風が一石を投じることができればいいのですが。