言霊と美しい国

侘びと寂び」、「清めの思想」のエントリーで、日本人の美意識が環境を守ると書いた。
  
また、「六道輪廻と経済活動 再考 ①~⑤」のエントリーで、日本の伝統は国を天国に押し上げる力にもなるとも書いた。

 
ここまで考えてから、よもやと思って、安部首相の「美しい国へ」を読んだ。

不思議なことに、本文中に「美しい国」という記述はどこにも見当たらなかった。
(単に見落としているだけかもしれません。どなたかここにあると見つけられた方は教えてください。)

誰がこの題名にしたのか。何のためにつけたのかは判らないけれど。

ひとつ言えることは、「美しい国」というのが、言霊となって、日本中に広がっていること。
首相の本だから影響力が絶大なのは当たり前だけど、新聞・テレビ・ブログ等々。中身の議論は多々あれど、「美しい国」という言葉自体は日本全国に喧伝されている。

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日本がほぼ単一民族・単一言語国家だから、言葉や単語のもつイメージが国民全体で殆ど同じになる。言霊効果は絶大。

多分、あの本の最大の価値は、題名にある。(本屋さん一生懸命平積みしてください)

言霊の力が本当にあるのであれば、日本の伝統が見直され、環境保護活動が推進されることになる。
注目したい。

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この記事へのコメント

  • 日比野

    きょーちゃん様、当ブログにお越しいただきありがとうございます。

    言霊効果、ほんとにあるような気がしてます。
    いい題名だと思いますよ。ほんとに。

    でも本文に出てこないんです、不思議です。誰が決めたのでしょうね。(w
    2015年08月10日 18:19
  • きょーちゃん

    本当にそうですね。>言霊効果は絶大。

    左翼が「美しくない国」「これが美しい国なのか」などと揶揄したり、あちこちでこのフレーズが使われていますよね。
    それくらい、心に残る言葉でありイメージなんだと思います。
    近所の大きい本屋さんではいつも目立つところに平積みしてます。
    GJです(^-^)
    2015年08月10日 18:19

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