顧客満足 (布施の商品 その1)

 今日から4回に分けて「布施の商品」をエントリーします。



消費者の購買行動が変化しているという。必需品から欲しいと感じる物へと購買対象が変化していると言われている。自分の感性で買うものを決めるマイルール派もいれば、有名人が買ってるから自分もというアヤカリ派もいるみたい。どちらにせよ単に機能だけが求められた時代から、商品の価値にプラスして付随する付加価値が重視されるようになった。

世の中に製品が溢れるようになって、ようやくその他の価値に気持ちが向いてきた。衣食足りて礼節を知る。礼節を付加価値に置き換えれば良く分かる。

付加価値を量に求めると製品は多機能型になる。なんでもかんでも付けてしまう。こんなの普段は使わないよという機能までつけちゃって過剰サービスになったりする。それを見た客自身も自分が何を求めているかも分からなくなったりとか。とにかくなんでもかんでも付けて売る。

付加価値を質に求めると製品は機能重視型。普段使わないものはいらない。メインの機能だけあればいい。そのかわり高品質、本物志向。場合によっては、限定生産になったりもする。

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買う前の期待と買った後の価値が等しい状態が満足。クオリティを量に求めたり質にこだわったり。そんな感じで顧客満足を追求する。

普及率需要に支えられてきた時代が終わって、今は買う人主導の時代。サービスのクオリティの高さがポイントだから、顧客満足を追い求めて製品を開発する。買う人が欲しがる製品をつくらなきゃいけないんだけれど、欲しいと感じるのはあくまで個人の主観。だから消費者行動の予測が難しい。何をつくればいいかよく判らない。そういう時代。

でも、実はもっと先がある。


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