憲法改定論議が喧しい。でも占領憲法の改定が必要という割には、世論調査で九条の改定については賛成多数にはなってない。
WGIPの影響もあるんだろうけど、実は日本人の深層心理である種の「恐れ」があるのではないかと思ってる。
武器を手にとると滅ぼされる。そんな恐れ。
福田元官房長官が、「アメリカは本当に恐ろしい国だから」となにかの会見で言っていたような記憶がある。
大東亜戦争の敗戦のショックが大きなトラウマ。
もう二度と他国には手を出さない。絶対、絶対なにもしない。そうやって、国土の中でじっと引きこもる。
熱物に懲りて、膾を吹く。そんな深層心理。
だから、表面的にいくら改憲を煽っても駄目。そんなに単純じゃない。日本人の誇りだとか、他国の脅威だとかで改憲の動機付けしようとしてるけれど、上滑るだけで終わると思う。
深層心理の恐れを解くには、それこそ退行催眠でもやって、きちんと清算しないといけないけれど、今は戦前の日本が絶対悪とされているから、振り返ることすら許されていない。
東京裁判史観の押し付けが根本原因。
一部の識者で見直し論議しているけれど。国民的議論でああだこうだとできないと無理。なにしろ国民全体の深層心理を解かなくてはいけないのだから。
因果の理法から逃れることはできない。
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この記事へのコメント
fen
個人主義が蔓延している現在では、国の為に自らが犠牲になるなどというのはとんでもないことでしょう。
侵略されて初めて「戦える時に戦っておけばよかった」では済みませんよね。
あと、 戦争をする=他国を侵略する という構図だという思い込みを左翼やマスコミが作り上げてしまっている事も大きいでしょうね。
日比野
この引きこもり状態を脱するには、まずは歴史を一から検証して見つめなおすしかないでしょうね。そのとき特亜のプロパガンダと連合国の歴史観にどう対抗していくか・・地道にやるしかないかなぁと思ってます。