松井証券の投資行動研究について、投資家の反感を買っている。
個人の売買の履歴提供が問題だという。
そりゃそうだろう。売買手法は個人投資家にとって、虎の子の奥義。
剣術の秘伝書が一般公開される訳がない。秘伝になればなるほど門外不出。
もし、履歴が提供されて、個人投資家の売買手法が公開されてしまったら、機関投資家や証券会社の自己売買部門が裏をかく手法で望んでくるのは明白。
逆にいえば、それだけ証券会社が儲かっていないと見ることもできるけれど・・
自分のところの・・証券会社の手口公開を止めさせておいて、個人の売買履歴を提供するとは。話にならない。
ますますデイトレや分トレが流行るようになるだろう。個人投資家はいなくなる。投機家だけが残る。
人気blogランキングへ
※ 株売買の履歴提供、松井・一橋大研究に投資家「やめろ」 (読売新聞)
インターネット専業証券大手の松井証券が5月30日に発表した一橋大大学院との共同研究を巡って、顧客から数百件の苦情などが寄せられていることが4日、明らかになった。
顧客の株式売買履歴を研究チームに提供し、投資行動に関する基礎研究に役立てるとする計画に対して、顧客から「取引履歴は顧客の財産で、外部提供はおかしい」などの反発が出ている。松井証券は4日、読売新聞の取材に対し、「結果的に顧客への説明が足りなかった」と不手際を認めた。しかし、研究は予定通り行うとしている。取引口座解約の動きも一部に出ており、証券会社が持つ個人情報保護のあり方で論議を呼びそうだ。
松井証券は、氏名など個人を特定できる情報は出さず、データ提供を拒否する人は6月5日までにメールや電話で連絡するようホームページで呼びかけた。しかし、周知期間が短すぎるとの声もあり、拒否の期限を今月末に延長するなど、対応に追われている。
[ 2007年6月5日3時1分 ]
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント