エネルギー争奪戦 (閉鎖空間に生きることを考える その1)

今日から4回連続シリーズで、「閉鎖空間に生きることを考える」をエントリーします。

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何年か前の新聞に東京湾に海底油田が見つかるというエイプリルフール記事があった。本当であれば、凄いことだけど、そんな事実はもちろんない。

中東の石油算出もピークを過ぎたのではといわれるなか、石油から天然ガスへの転換がどんどん進んでる。

現代文明を支えるエネルギーの供給源は、石油や天然ガスと一部原子力。現在文明を享受する人々が増えてくれば当然、エネルギー需要も増す。
 
近代文明を成立させるために必要なエネルギーが、地球が産するエネルギーの総量を超えるときは、エネルギー効率を上げるか、人間の数を減らして総使用量を抑えるしかなくなる。 

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エネルギー変換効率をほんの少しあげるだけでも、総使用量や温暖化ガスも減るのだけれど、エネルギーを消費することで得られた時間と空間を、私たちは自分だけのために殆ど使ってしまった。エネルギーを循環再生するどころか消費に回して、その価値をどこにも投資できなかった。時間と空間の投資先は、エネルギー循環や再生じゃなかった。

人間の文化的生活を享受するために、物質的豊かさを求めるのは当然だし、節度さえ保てば、是とされるものだけど、ペースが速すぎて生産がおいつかない現実。

エネルギーも奪い合いになってきた。

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