今回はブログを書くことと、知性の関係について考えてみたい。
連続7回シリーズでエントリーする。
ブログ検索のTechnoratiが発表したレポートによると、2006年第4四半期は、ブログ投稿数の多い言語の第1位に日本語が再びランクインしたそうだ。
現在、Technoratiが追跡しているブログの数は全世界で7000万。そのうち日本語で投稿された記事数は全体の37%に及ぶ。ただし、このランクは「記事の投稿数」なので、日本のブログ登録数の868万(平成18年3月末現在)を考えると、1ブログあたりの投稿数が多いのだろう。
ブログを書くことによって磨かれるであろう能力を思いつくままに上げてみると、
1.論理的思考能力の向上
2.関連知識・専門知識の増加
3.社会的アンテナの感度があがる
があると思う。
記事一本とっても、それを書くには、下調べはそれなりに必要になるし、筋道立てて考えなければいけない。頭の中でいくら分かった気になっていたとしても、実際に書き出してみれば、本当に分かっていたのかどうかはっきりする。
普通、頭のなかで思いつくことは、雑多な着想の断片であって、系統だったものじゃない。それを順序立てて論を組み立てていく力は、思いつきとは別のもの。だから、書いてみるという行為は論理的思考能力の向上に役立つ。付随効果として、関連知識や専門知識を、仮にうわっぺらであったにせよ、学ぶことができる。
また、ブログを続けていくと、何の記事を書こうかと常にテーマを探すことになるので、日常の観察が細やかになったり、社会への関心が高まる。結果社会的アンテナがぐっと伸びて、感度が良くなる。
社会派ブログを書くのは大変だったりするけれど、それなりの利点はある。
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マルコおいちゃん