覇権を求める理由 (覇権について考える その1)


覇権について考えてみたい。全8回シリーズでエントリーする。

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覇権とは、外交・軍事における傾向の一種。当該国の実利的利害関係にのみ基づいて他国に対する対応を決定し、敵対国に対する侵略戦争や先制攻撃によって、領土の拡大や自国の安全保障を行い、同盟国や敵対国の反対勢力に対する軍事・経済協力を進める。それを実行し、成功した国を覇権国家と言う。

なぜ、大国が覇権を求めるかといえば、それが自国の国益になるから。至極単純な話。

国益といえば、国民の生命と安全を保障しなければいけないから、水と食料とエネルギーが必要。自国から算出するもので賄い切れなければ、他所から奪ってくることになる。

そのためには他国を侵略できるに十分な軍事力と兵站を支える経済力がなくちゃいけない。

アメリカがなぜ覇権国家でいるかといえば、他国に比較して圧倒的に強大な軍事力と経済力を持っているから。

覇権国家である条件は、軍事力・経済力が世界一を占めていること。兵も兵器も水や食糧と武器弾薬がないと動かないから、軍事力の行使にはそれを支える経済力が必ず必要になる。

だから、国益を追求するとは、平たく言えば富を求めて行動するということ。

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