一致団結のために (覇権について考える 最終回)
サブプライム問題を切っ掛けとしてドル覇権の崩壊が言われている。
日本もそうだけれど、世界中のアメリカ離れが加速してる。離れるのは自由だけれど、今後の世界を見据えてその備えをしているか。
特にシーレーンの防衛をはじめとする国防なんかは本当に真剣に考えなくちゃいけない。日米安保を破棄するときは、その一年前に通告することになっているけれど、この時が一番のチャンスかもしれない。
1年という期間で、国論がどうなるか、混乱期に外国からの工作があるのは勿論として。そのなかで如何に纏めていくか。
北朝鮮拉致問題でも真実が明らかになった途端、一気に国論が固まったことをみると、空気に支配されるところもあるのかもしれないけれど、一致団結しやすい国民性はまだまだ健在にみえる。
本当の危機に際したときにしか日本人は覚醒しないのかもしれない。
但し、思いは一瞬で変えることができるけれど、兵器や組織は1年はおろか10年でもなかなか揃えられない現実は認識しておかないといけない。
本当に先憂後顧する政治家がいれば、国民に隠してでもその準備をしておくのだろうけれど、果たして日本政府がそういう準備をしているのかどうかは分からない。
いざその時が来たときに慌てないように、少しでも良い結論が導き出せるように、我々国民の側も今のうちから様々な情報に触れ、考え、問いかけていくことが大切なのだと思う。
人気blogランキングへ
この記事へのコメント