中国製毒餃子事件 追考

すっかりぐだぐだになってきた毒餃子事件について、追考する。

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[Asagi's photo]より


2月28日、中国公安省が記者会見し、中国国内で殺虫剤が混入された可能性は極めて低いと発表し、「中国側に責任はない」と宣言した

日本に責任を押し付ける形のこの宣言。事態は次のフェーズに入ったとみるべきだと思う。次のフェーズとは、政府が中長期的布石を打っておくべきであるということ。

「日本の勝利」で触れたように、日本国内世論は警察の頑張りもあって、毒はほぼ間違いなく中国で混入したと思っている。漸くにして、テレビでも毒混入は中国側だろう、という見解を報道するようになってきた。

だから、この中国公安の宣言で、決定的に日本側の心理的チャイナフリーは発動するとみて間違いない。既に「CO・OPとやま」を始め、多くの企業が中国で加工された冷凍食品について、販売を取りやめることを発表している。

だけど、仮にチャイナフリーが広まって事実上輸入中止状態になったとしても、まだやっておかなくてはならないことがある。それは「日本に責任はない」と世界にむけて宣言すること。

中国側が科学的根拠なしに「中国側に責任はない」というのであれば、日本は科学的根拠付きで「日本に責任はない」と宣言しておかなくちゃいけない。

なぜかというと、後世への禍根を残さないため。

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[Asagi's photo]より


中国が自国の非を認めず、絶対に謝罪しないのは今に始まったことではないけれど、始末の悪いことにそれを後々になってから強請・タカリの材料にすることがある。

50年くらいたって、毒餃子事件を知っている人がいなくなった頃に、こちらで取り上げられているように、「日本人が冷凍食品に毒を入れて中国人を50万人殺した」なんて言い出しかねない。

だから、そのための布石を打っておく。一番いいのは中国産品の輸入停止措置を「政府レベル」で発動すること。禁輸することで、食の安全を実際に確保する意味は当然あるのだけれど、それ以上に「日本に責任はない」と世界中に宣言することに意味がある。

まだ記憶に新しく世界が注目しているうちに、きちんと具体的行動で「日本に責任はない」と宣言するのが大切。今なら証拠は沢山あるし、世界も納得させるだけの材料がある。

もし、今のまま有耶無耶に終わらせてしまったら、後の世になって「日本人が冷凍食品に毒を入れて中国人を殺した」と言いがかりを付けられたときに説明できなくなる。当時の警察の調査でメタミドホスの不純物が云々・・といったところで、自分に都合の良い様に言っているだけだろう、と一蹴される。

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[Asagi's photo]より


昔の事件の真偽を問うときには、当時何をやったかが一番大事だと考えるもの。そのときの当事者が一番真実を知っていると思うのが当たり前だから。当時の行動を証拠として提示するのは一番説得力がある。当時はこれが原因で全面輸入禁止したんだぞ、という一言で十分説明になる。

ただでさえ、その当時の証拠すら隠滅や捏造される危険があるプロパガンダ戦。甘くみないほうがいい。

だから、たとえ1ヶ月でも2ヶ月でもいいから、政府は中国産食品の輸入禁止を発動して、日本が「毒食品問題で輸入禁止措置を行った」ということを「歴史」に刻み付けておく。これが今のうちにやっておくべきこと。

この布石はのちのちに生きてくることになる。できれば全世界に記録と記憶を残す形で出来ればもっといい。

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