ジャパンブログアワードの一般投票は終了しました。さて結果はどうなるのでしょうか。いよいよ本日(3/5)表彰式が行われます。
今日はIT部門の寸「感想」と全体を通しての感想編です。
● IT部門
・[M] mbdb : モバイルサイトディレクターブログ
日進月歩のIT業界にあって、熾烈な競争を繰り広げる携帯業界の最新情報や動向を伝えてくださっています。ケータイメールなんぞ碌に使えない私にとってはありがたいブログです。動きが早すぎてとてもついていけそうにないケータイ・モバイルの世界をこんなに端的に分かりやすく伝える力量に感服。
・The AMD's Cafe
ブログ紹介の「現役高校生」の文字にびっくり。端的で整った文体で読みやすいです。内容はちょっと専門的で、私はほとんどついていけてませんが、いわんとすることが十分わかります。文章からは非常に理知的な印象をうけます。理系なのでしょうか。
・No Mobile,No Life.
携帯電話やコンピュータなんて必要のない静かな生活をおくるために、携帯電話が持っている本来の機能の中でいかに便利に使うかを考えていくというスタンスには、個人的にとても共感いたします。内容は操作画像をふんだんに取り入れて、取り扱い説明書なんかよりずっと面白くて分かりやすいです。最先端機能もしっかり紹介していて、ツボを押さえています。
・Geekなぺーじ
確かにITカテゴリーが中心なのですが、その記事には示唆的な内容が多く含まれます。ご本人は他のブログとあまり絡まない方式が好みと仰っていますが、記事内容そのものに非常に高いポリバレント性があって、勝手にどんどん外部から結合される汎用性を持っている印象を受けます。今回のブログアワードを期にまた一段と人気が集まるのではないでしょうか。
・くまめがね
”広く浅く語ります”と銘打っていますが、とんでもない「広く、深く」語ってくださっています。なのに文字数がこれほどコンパクトなのは驚きです。普通情報を詰め込めば詰め込むほど無味乾燥した文章になりがちなのですが、くまめがねの文章はとても軽やかで読んでいてうきうきします。これもブログ主であるくまさんの才能なのでしょうね。
・IT業界の裏話
CNET Japanブログアワード2007で準グランプリを獲得された吉澤準特さんのブログ。ITコンサルタントをされているだけあって、そのエントリーは実に具体的・実践的な記事ばかりで、"そうだったのか、やってみよう"と思わせます。やさしい語り口の中に真実を詰め込んだ、元気のでるブログです。
・ブログパーツをさがせ
無料ブログパーツを、サンプル付きで紹介していくブログ。ブログパーツ界の"窓の杜"といったところでしょうか。パーツの紹介と共に"ユーザ登録"の可否やタグの種類、難易度や設置方法のコメントが添えられており、初心者への配慮も忘れていません。ブログパーツってこんなにあったんですね。
● ノミネートブログ全体の感想
今回のノミネートブログを拝見させていただいてまず感じたことは、"Japan Blog Award 2008"設立の目的でもあった「純粋な気持ちでブログを書いている人達を応援し、表彰したい」という観点から選ばれているのだなという印象を強く受けました。よくぞ発掘していただいたというのが正直な気持ちです。
どのノミネートブログも、ブログに対する強い思い入れがあり、訴求力に長けたブログばかりです。なかでも優れた表現力と個性が際立っているように思います。
また、ノミネートされたブログの文章は個性的ながらどれも読みやすく、いわんとする内容はすっと頭に入ってきます。こういった基本的な表現力もアワードでは重要な要素になると感じました。
さらには、特にエンターテイメント部門に顕著にみられたのですが、表現手法の多様性やこんなやり方もあったのか、と感心する内容が多く今後のブログの可能性を示唆するものでもあると思います。
これまでのアワードのように単に人気度を中心とした選考ではこういったブログは発見されなかったのではと思いました。
最終選考に残ったブログはどれもレベルが高く、投票は散々悩みました。3次選考を通過した215ブログから、49ブログにまで絞り込む最終選考はさぞ難航したであろうと容易に想像できます。(日比野庵本館が今回ノミネートされたのは、かなりの部分運が良かったのだろうと思います。ラッキーでした^^)
この場をお借りしてJBA事務局の方々に感謝申し上げます。
● ブログアワード参加体験 後記
全体を振り返って、JBA事務局の方に次回に生かしていただきたいと思うことを・・・
・ブログパーツ表示の問題
日比野庵が使っているウェブリブログとは相性がいまひとつでした。その他のブログでも、うまく表示できない例が多々あった様子。事前テストができるといいかもしれませんね。そのときは日比野庵も協力できるところは協力させていただきたいと思っています。
・日程的な余裕とレスポンスの問題
急に企画が持ち上がったかどうかはわかりませんが、選考スケジュールや投票期間に余裕があまりなかった印象はあります。特に一般投票期間はもう一週間とってもよかったのではないかと思います。
また、各審査結果は合否含めて参加者全員にメールすればもっと盛り上がるかと思います。応募した本人はどきどきしながら待っているのですから^^; (事務局の方は大変でしょうけど)
ともあれ、トータルとしてみれば、まずまずの成功ではないかと思います。来年にも期待します。
● 最後にひとこと。
ノミネートブログの感想でも書けば、次のシリーズエントリーまでの時間稼ぎになるかなぁーと思って、ネタを考えなくて済んでラッキーとばかりに気楽な感じで始めたのですが、すぐに無謀な試みであったと後悔することになりました。どのブログも内容が濃すぎて、あっという間に頭が飽和してしまうのです。読み応えありすぎです。^^
↓ 日比野庵本館はジャーナリズム部門にノミネートされました。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント