Japan Blog Award 2008 最終選考ノミネートブログについて その2

ジャパンブログアワードの一般投票の最終日です。どしどし投票御参加くださいませ。ジャーナリスト部門は日比野庵本館にぜひ(笑)


今日はジャーナリズム部門とスポーツ部門の寸「感想」です。

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● ジャーナリズム部門

・芦田太郎のブログ 

早稲田の学生さんのブログ。自分を含めた物事を見つめる力には優れたものがあります。散文的なスタイルながら、その論理ステップは緻密で一貫した流れがあり、秀逸な文章です。また読ませる力がとても強くついつい引き込まれてしまいます。これも物事から逃げずに真剣に向き合う真摯な姿勢が、文章にも表れているからなのでしょう。


・翻訳者魂 

端的な文章ながら、その着眼点の鋭さとズバリと問題に切り込む論調から、深く考えされらる記事ばかり。しばらくは頭から記事が離れることがなく、読後の余韻がいつまでも残ります。読めば読むほどもっと読みたいと思わせるブログです。


・がらくたGallery 

TOP絵の「こんぴゅーたくん?」にほっと一息。とても微笑ましいです。文章も導入部がとても巧みで、あっという間に読者を捉えます。その軽快な語り口はまるでラジオニュースを聞いているかのよう。しかしその内容は普段目にしたことがないものばかり。仰天しつつ面白い。いったいどこから調べてくるのでしょうか? 「がらくた」なんかではなく、まさに宝の山。


・日比野庵本館 

・・・自分で自分のブログの寸感想を書くのは気が引けます。皆様の素晴らしいブログをみて勉強させていただきます。


・言葉のリサイクル

言葉のリサイクルというだけあって、非常に完成度の高い文章に類まれな才能と安定感を感じます。硬軟いずれの内容も肩の凝らない文章で読みやすいのに切り口は鋭い。これだけの内容をどうやったら、こんな文字数に詰め込めるのでしょうか。しかも、ブログを書くのに必要な時間が、わずか十数分とは。信じられません。


・カナダde日本語
この方のブログは以前より知っていました。アルファブロガーアワード2007も受賞された有名ブログです。内容もさすがの一言。充実してます。


・意見広告的ブログ 

写真の中に添えられた一言に籠められた想い。こんな表現方法もあるんだ、と感心させられました。その名のとおり一見して意見広告的な手法にみえますが、伝えるインパクトの強さは比較になりません。その秘密はその後につづく文章の素晴らしさにあります。深い洞察と経験に裏打ちされた文章が写真に説得力を与えます。


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● スポーツ部門

・Jリーグ100チームを目指して 

有力選手の動向を伝えたかと思えば、Jクラブの経営を分析したり。本気でJリーグを100チームにしようという熱意が伝わってきます。それ以上にサッカーを愛する気持ちがすごく伝わってきて、読んでるこちらも元気が沸いてきます。


・Junya's Trithlog - Road to Kona 

元スイマーでトライアスリートの弁護士。文武両道のスーパーマン。トライアスリートの方はこんなに体を鍛えてらっしゃるのですか。びっくり仰天です。でもすごく楽しそう。寒くて暗くて眠い冬の朝にバイクで出かけるなんて考えられません。一旦出かけてしまえば、多少寒いだけで、どうってことないんだから・・ってどうってことありますよ。(笑)


・ドラフトでアソボ 

ドラフトに焦点を絞って、プロ野球チームなどのドラフト戦略を検討したり、予想をしてみたりと、とてもユニークな視点のブログ。そこには膨大なドラフト対象選手の調査や球団事情を追いかけているジャーナリスティックな目が潜んでいるのは見逃せません。簡単なようで難しい記事を、楽しく簡単そうに書いている他に類を見ないブログです。


・スポーツ遊楽創 

小学校の先生のブログ。とても実直そうな人柄が文章からにじみ出ています。正直で嘘偽りのない文体が信頼感と安心感を与えます。普段の生活とスポーツが繋がっていることの大切さを教えてくれます。まさにスポーツライフ。


・フィールド上の些事総論 

華やかなスポーツ界の裏でうごめく実態を取り出してきちんと検証しているブログ。このような視点でスポーツを取り上げているブログも少ない筈。抑制のきいた文体の中に真実をするどく突く的確な表現が散りばめられており、読者を頷かせます。


・日刊吉田 

ある水泳コーチの備忘録とブログ紹介にもあるように、独白的な文体で綴られたブログです。しかしその記事は味わい深く、軽々に読み流すわけにはいかない内容と著者の思いが込められていて、読む側も自然と襟を正してしまう雰囲気があります。これはきっと著者の人徳なのでしょう。


・フラッグフットボール&コーチング 

恥ずかしながら、フラッグフットボールなるスポーツの存在を知りませんでした。アメフトから危ない要素を抜いたものだそうです。少年にフラッグフットボールを教えたいという著者の情熱を感じるブログです。体験したことや感じたことを率直に語っており、とても好感が持てます。



明日はペット部門とビジネス部門です。m(__)m



日比野庵本館はジャーナリズム部門にノミネートされました。よろしければ、是非一票お願いします。


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この記事へのコメント

  • コーチ

    日比野様
    身に余るご紹介を賜り感謝いたしております。
    マイナースポーツの存在を知っていただき、こちらも感謝です。
    取り急ぎ、ありがとうございました!
    今後ともよろしくお願いいたします。
    from"フラッグフットボール&コーチング"
    2015年08月10日 18:18
  • 日比野

    ぷれこ&くまきち様、ご訪問とコメントありがとうございます。先だっては、そちらのブログへの突然のコメント失礼いたしました。
    最終選考発表直後から拝見いただいていたとのこと、恐縮の限りです。
    日々のおもいつきを綴るだけのしがないブログですし、このような大きなアワードにノミネートされることはとても光栄に思っています。
    皆さん素晴らしいブログばかりですし、昨日からブログの読後感想をエントリーさせていただいていますが、読み応えがありすぎて消化不良気味です(笑)

    ともあれ、今後ともよろしくお願いいたします。
    2015年08月10日 18:18
  • ぷれこ&くまきち

    Japan Blog Award仲間のぷれこ&くまきちです。
    ご訪問、コメントありがとうございました。
    実は、最終選考発表直後、少し拝見させていただいていました。
    明快で論理的な文章が素晴らしいですね。『菩提と救済』、考えさせられるところがたくさんあり、感銘を受けました。
    なのに、コメントもせず読み逃げで大変失礼いたしました。
    エントリーブログを紹介されていたんですね。とても参考になります。
    5日、私も楽しみです。
    今日(2日)の記事、トラックバックさせていただきます。
    これからもよろしくお願いします。
    2015年08月10日 18:18
  • Junya

    トラックバック、ありがとうございました。
    「スーパーマン」なんてとんでもないです! 自分では、ごく普通の39歳と思っています。
    トライアスロンは、3種目あるので、ランニングや自転車に専念している方々よりも、体への負担は少ないし、当然故障も少ないと思っています。ブログを通じて、「結構普通の楽しいスポーツだ!」ということを発信したいと思うのですが、やはり、レースの距離とかは普通じゃないですね。。(笑)
    2015年08月10日 18:18
  • Bankrupted

    とある、応援しているブログでの、貴コメントを見まして、こちらを訪問させていただきました。
    少ししか拝見していませんが、すごい思考ですね。
    Japan Blog Award 2008、一票、入れました。
    これからも、ときどき、勉強させていただきます。
    2015年08月10日 18:18

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