業火を聖火に

善光寺さんが、追悼法要をリレースタート時刻に合わせることにしたとの報道がありました

これで完全に追悼法要が中心になりました。

リレースタート地点は、一般客の入場制限がありますし、なにより100名もの機動隊員に囲まれては、炎すら見えますまい。

願わくば、リレー開催中、追悼法要が営まれ続けることを期待します。

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追悼法要に集まった人数がリレー応援団のそれを超えたとしたら、それこそ明確なメッセージになります。

国内メディアが何をどう報道したところでさほど意味はありません。既に世界を巡って業火と化したトーチを持ち上げ、一生懸命盛り上げたところで、地上からは大した絵はとれないでしょうし、上空ヘリから映すその姿はそれこそ「聖火護送」でしょう。

その業火を追悼の祈りで、聖火に戻す。これが長野をリレーする意味かもしれません。

たとえ、中国がその意味を理解できなくとも、世界はその意味を理解するでしょう。半ば憎しみに思っていたことがあったとしたら、それに気づくきっかけにもなります。

真偽のほどは良く分かりませんが、中国政府がダライ・ラマ側と直接対話を行うとの報道もでています。

もはや、リレーそのものに抗議を示すよりも、追悼の祈りで聖火にすることがより肝要かと考えます。

追悼式が慎ましやかに行われ、仏の慈悲が降り注がんことを。

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