岩手北部地震


6月24日午前0時26分ごろ、岩手でまた大きな地震があった。震源の深さは約108キロ、マグニチュードは6・8だったそうだけれど、岩手県洋野町で震度6強を観測するなど、結構強い揺れだったようだ。死亡者についての報道はないけれど、けが人は出ている様子。無事をお祈りする。

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震度5が当たり前になり、震度6が珍しくなくなっている現実。岩手・宮城内陸地震とは無関係だと気象庁は発表しているけれど、それなら尚更のこと、地震活動期に入っているのかとも不安を覚える。

ただ、多少なりとも心強いのは、現地の人がパニックに陥ることもなく、淡々と対処していること。テレビでは小学生が普通に登校してゆくシーンを映していた。

被害がまだはっきりしていないから、なんともいえないのだけれど、復旧は速やかに行われそうだ高速道路は早くも通行規制が解除されたし、東北・秋田新幹線も24日の午後2時ごろには運転を再開した

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震度6強を観測したわりに被害が軽く済んでいるのは、今回の地震波が建物のような大きな構造物を揺さぶる周期のものではないタイプであったことと、地元住民の防災意識が高いことも幸いしたかららしい。

あとは原発の安全確認がとれるかどうか。今回の地震でも、女川原発2、3号機(宮城県女川町)と、東通原発1号機(青森県東通村)が地震発生時でも運転中で、特に影響はなくそのまま運転を継続している

また、地震発生直後に官邸に対策室が設置され、空自のF15もスクランブルしたというから、自治体・政府レベルでの災害対策もそれなりに機能しているとはいえる。

続報を待ちたい。

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