北京五輪不人気競技ツアー
北京五輪の観戦ツアーの売れ行きが伸び悩んでいるそうだ。
毒餃子から始まって、チベット問題、四川大地震とあれだけ色々あればさもありなん。北京行きのツアーに、人気薄の観戦チケットを100円でつけたり、10万円値引きの女子バレーボール観戦ツアーなんてもう何がなんだか分からない。
不人気競技には海外から人が集まらないから、会場はガラガラになる、それでは面子が立たないから、地元人民が半ば強制的に借り出されることになるのではないか。もともとチケットが高額でとても買えなかった人も、タダで見させてくれるのなら、とホイホイ集まるかもしれない。それでも集まらないと金を「やる」から見に来い、なんて強硬手段もとるかもしれない。
自分で見たいからくる人ならともかく、見たくもないのに金目当てで集まってくる人は、競技に興味なんかないだろうから、応援なんてそっちのけ。五輪競技の雰囲気を作り出すのは難しいかもしれない。
そんな中で競技する選手や、関係スタップの苦労たるや大変なものだろうと思う。
中国の今のホットイシューは山東省の緑藻と謎の伝染病。
山東省は五輪ヨットレースの会場だから、少なくとも選手とその応援団は訪れることになるだろう。レースが実施されればだけど。
緑藻ならまだしも伝染病のほうが気になる。大紀元によると、15日の時点で、青島の市街区だけで感染者数は16万人に達し、死亡者数は1251人に達したという。
これに対して政府はネット上の関連発言を封鎖して、青島市政府も感染者・死亡者数について「まったく根拠がない」と否定している。
いずれにせよ、従来の五輪とはいささか趣きの異なるものになるのは確かなこと。
日本選手団と関係者、応援団ならびに現地観戦にいった人たちの帰国時の検疫はしっかりやってほしい。
中国に観戦にいって感染した、じゃ洒落にもならない。
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