今日も単なる感想エントリーです。
海賊版がなかなか撲滅できない。任天堂の大ヒットゲーム機であるWiiの海賊版で「Vii」なるものも某国から出回っている。
海賊版も特にWiiをコピーするケースが多いようだ。その理由は弄っても壊れないこと。マイクロソフトのXbox360にも海賊版があることはあるけれど、改造すると結構な確率でXbox本体がおじゃんになってしまうらしい。
改造しようとして、逆に壊れてしまうと、その修理費用がかさんでしまって、儲けがなくなってしまうから、必然的にXboxのコピーはでまわらないのだという。
日本製品の高い信頼性が逆に仇になっているというのは、とても皮肉なこと。
ゲームの違法コピーも蔓延している。インターネット時代になって、違法コピーが物理媒体からダウンロードといった手段に変わるにつれ、その拡散スピードが異常に早くなっているらしい。ゲーム業界低迷の原因との声もある。
ゲームソフトを丸々専用のカートリッジにコピーできる「マジコン」と呼ばれるタイプも大流行。中でも任天堂DSに対応したマジコン、R4DSは絶大な人気を誇る。
「マジコン」はスーパーファミコン用のバックアップツール「マジックコンピューター」を語源として、もともとパソコンのデータのバックアップや自作ゲームを起動させたりするためのものだったのだけれど、それを悪用して、市販ゲームの中身を読み出して、別メディアに書き込んでやれば、実質タダでゲームができるというもの。
R4DSはminiSDやmicroSDなどの記録メディアに対応しているために、いくらでもコピーできてしまう。
ゲームメーカーもそんな違法行為をいつまでも放置しているわけじゃなく、プロテクト手段として、オンライン認証とか、異常な部分を含むセーブデータは自動的に除去される対策を施しているとか。
そんななか、とうとう任天堂DS向けソフト「ドラゴンクエストⅤ」で強力なコピー対策が施されたという。なんでもロムから吸い出したデータを使ってプレイしようとすると、最初の船から下りられない無限トラップが仕掛けられており、その他さまざまな障害があってゲームが少しも進まないようになっているという。
当然このプロテクトをも外そうとする輩もきっと出てくるだろうけれど、どこまでいたちごっこが続くのか。
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