毎日新聞英語版サイトWaiWai問題(毎日新聞問題について考える その1)

「毎日新聞の英語版サイトが酷すぎる」問題を受けて、報道について考えてみたい。全9回シリーズでエントリーする。

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毎日新聞の英語版サイトWaiwaiの記事が問題になっている。これは、毎日新聞のライアン・コネル (Ryann Connell)氏が、『週刊実話』や『週刊大衆』等から、刺激的なエロ記事ばかりを「クリエイティヴに」翻訳して、毎日新聞英語版「WaiWai」にて、9年以上に渡って配信されていたという問題。

その記事の低俗さもさることながら、問題とされているのは、

1.真偽不明なエロ記事や反日記事が、事実確認もされることなく報道されていたということ。中には引用記事と明らかに異なった訳出をして報道していたケースもあり、実際に引用元である「サイゾー」自身が記事内容を否定している

2.誤報道、または捏造にも当たるような記事を、新聞社の公式サイトで、かつ配信媒体が英語版という、日本人のように「週刊○○」の記事だから半分以上作り話だねといった、引用元週刊誌情報のリテラシーがないであろう英語圏の読者向けに配信されていたこと

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毎日新聞は当該「WaiWai」コーナーの閉鎖とおわび文掲載、関係者の処分を発表したけれど、その内容がまた読者の怒りを増幅させた。

お詫びはあくまで、「WaiWaiの英訳記事は低俗過ぎる」ことに対してお詫びしただけで、誤報や日本を誤解させている可能性には一切触れていないし、関係者の処分はといえば、昇格人事をさせた上での減俸や賞与の一部カットだから本当に処分なのか疑問が残る。

7月2日には、毎日新聞本社前で抗議デモがあったし、毎日新聞スポンサー各社への抗議や不買運動が広がっているという。また、日本人を侮辱したとして、神戸簡易裁判所に毎日新聞を提訴した人もいるようだ。

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