総理の一字の補追でもあるけれど、麻生内閣と、近いと言われている総選挙について考えてみたい。全4回シリーズでエントリーする。
6月24日、麻生内閣が発足した。野党・メディアなどは早速「お友達内閣」だの、総裁選の論功行賞だ、などと言っているけれど、個人的には素直に評価したい。
内閣の陣営を見る限り、かなり本気だということが伺えることと、非常に戦略的な人材配置をしていることが見えるから。
本気というのは、麻生総理自ら閣僚を発表したこともあるけれど、内政に実力者を配置した閣僚選出をしているところ。就任会見で「景気への不安、国民の生活への不満、そして政治への不信という危機にあることを厳しく受け止めている」と発言していたけれど、それに答えようとしている内閣に思える。
中でも中川財務兼金融担当相と石破農水省の選出に注目したい。明らかに景気対策・財政出動をやって、食の安全を守るぞと宣言してる。
また、在日外国人参政権について積極的に推進している河村建夫氏の官房長官任命や、韓国政界に強いパイプを持つ中曽根弘文氏の外相起用について、いくつかの保守系ブログでは、なぜなんだと疑問の声も上がっている。
だけど、これは逆に閣内に組み込むことで勝手な真似はさせない、積極的な外交は今はやらない、または外交や政府のスポークスマンは全部俺がやるから、静かにしていろ、ということだと思う。特亜に対してはパイプだけは用意しておくけれど、自分からは動くな、と。そのうち、吉田茂のようにワンマン宰相と呼ばれるのかもしれない。
とまれ、麻生新内閣は、内政と選挙対策に特化したと見る。
そして、内政が安定するにつれて、外交にもだんだんと力を入れていくと予想する。今はじっと駒組みをして玉の回りをしっかり囲って、飛車先の歩は突かない、しばらくは我慢、我慢の布陣に見える。

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