自民党総裁選について

感想エントリーです。

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自民党総裁選に7名も名乗りを上げた。大本命の麻生氏に対抗の与謝野氏、小池氏、後は、石破氏、石原氏、山本氏、棚橋氏。

最終的には、山本氏と棚橋氏を除く5氏になったようだ。一部には総裁選を盛り上げるためにこんなにも数多く立候補表明したのだという観測もある。そして、おそらく国民もこの候補者乱立は総裁選を盛り上げるための出来レースだと思っている。ただ、与謝野氏の立候補は少し意外で、その政策は聞いてみたいと思うくらい。

今度の総裁選が自民党にとって最後のチャンス。国民は本当に自分達のことを思って、国民のための政治をしてくれるかどうかをじっと見ている。

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世論調査でも、次期総理大臣にふさわしい人物として麻生氏がぶっちぎりのトップに立っていて、政党支持率でも自民党が民主党を上回っている。

これまでの流れからみて、国民は麻生氏で決まりだろう、と思っている。よほど総裁選中での政策論議で、これはと思わせるくらいの何かがない限り他の候補者が選ばれる可能性は少ない。だから、ナントカ包囲網とかを作って、世論調査どうりではない総裁が選ばれたとしたら、その時点で自民党は見限られるだろう。

自分達の都合だけで、国民のことなど考えていない政党だと思われる。だからといって民主党がその受け皿になるとも思えないのだけど、先の参院選のようにお灸を据える意味で民主党が勝つ流れになるのではないかと思っている。


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画像次期首相に麻生氏1位35% 全国電話世論調査

 福田康夫首相の退陣表明を受け、共同通信社は全国緊急電話世論調査を2日夕から3日にかけて実施。自民党総裁選を経て選出見通しの次の首相に「誰がふさわしいか」と聞いたところ、自民党の麻生太郎幹事長が35・3%でトップだった。次期衆院選比例代表で投票するつもりの政党については、自民党38・4%、民主党34・9%で自民党が上回った。新たなリーダーへの期待感が背景にあるとみられる。

URL:http://www.excite.co.jp/News/politics/20080903/Kyodo_OT_CO2008090301000701.html


画像次期首相、一番人気は麻生氏 朝日の世論調査 2008年9月4日 15時36分

朝日新聞社は2008年9月4日、「次の首相に誰がよいか」についての世論調査の結果を明らかにした。それによると、トップが麻生太郎自民党幹事長で、30%と他を圧倒した。小沢一郎民主党代表が2位に入り、小泉純一郎元首相は3位だった。

麻生幹事長には、自民支持層のうち53%、民主支持層でも小沢代表と並ぶ25%の支持があった。無党派層でも18%を占めた。男性では33%、女性で27%だった。

URL:http://www.excite.co.jp/News/society/20080904/JCast_26252.html


画像自民総裁選:「乱戦」政策論争脇に 民主「うらやましい」

 自民党総裁選は、7人が出馬に意欲をみせる乱戦模様の展開になっている。11月にも予想される総選挙に向けた絶好のPRチャンスと党内は歓迎ムードだが、選挙向けの「顔」選びが強調されるあまり、肝心の政策論争がおざなりになるのではとの指摘もある。無風の代表選となった民主党の議員たちは「茶番」と冷ややかにみつめるが、「うらやましい」との声も漏れた。【町田徳丈、長野宏美】

 8日午前、東京・永田町の自民党本部。東京都連の会合に、いずれも都内選出の与謝野馨経済財政担当相と小池百合子元防衛相、石原伸晃元政調会長の3人が顔をそろえた。

 小池氏は「東京を超え、日本を超えた総裁選になる」と協力を要請。与謝野氏は「自民党50年の歴史が問われている」、石原氏は「麻生幹事長で一本化になったら小沢民主党と同じ」と強調した。

 小池氏と石原氏はともに「小泉改革路線」の継承者とされ経済政策に大きな違いは見いだしにくいが、会議に出席した伊藤公介衆院議員は「やはり2番手、3番手、4番手のピッチャーがいなきゃ」と層の厚さを強調。「国会は国民が手に汗握る最高の劇場であるべきだ」と語った。

 菅原一秀衆院議員は「推薦人を集められない人がテレビで立候補を表明しているのを見ると、総裁・総理の軽量化につながる心配はある」と指摘。既に政界を引退した越智通雄・元経済企画庁長官は「かつては1派閥から2人出ることはなかった」と党の様変わりに驚いた様子だった。

 この日、小沢一郎代表が無投票で3選を決めた民主党。小沢代表は「トップがどう変わろうと、官僚の言うがままの政治を続けているのが自民党」と会見で自民を厳しく批判した。笹木竜三衆院議員も「総裁選は支持率を上げるための小手先の泥縄だ」とこき下ろす。一方で「国民に選択肢を示すことができる自民がうらやましい」(河村たかし衆院議員)との声もあった。

 千葉大法経学部の新藤宗幸教授(行政学)は「政治家がキャリアを積む場だった派閥の機能が失われたことが乱立につながった」と分析。「権力闘争を勝ち抜く準備も経験もない人物が、自分のPRのために名乗りを上げている。選挙の『顔』を選ぶだけで、このままでは年金や高齢者医療など重要な課題がかすんでしまう」と懸念した。

URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080909k0000m010086000c.html