録画化する食生活

 
昨日のエントリーでは、新世代の冷凍技術(CAS冷凍)を紹介したけれど、今日はその逆の解凍について考えてみたい。

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CASによる瞬間冷凍は確かに素晴らしい技術。おそらく賞味期限が飛躍的に伸びることになる。

ただ、実際に食べ物が無駄になるときって、食べ残した時か、冷蔵庫の奥深くに入ったまま忘れて腐らしてしまう時。これをなんとかしないと、食べ物の無駄はなかなか減らない。

とすると、CAS冷凍した食材であっても調理する寸前に瞬間解凍できれば、なんでもかんでもCAS冷凍できることになる。

瞬間冷凍・瞬間解凍機能のついた冷蔵庫が開発されれば、その時食べる分だけ解凍して使えばよくなるし、野菜室の底でニンジンをカサカサにしてしまうことも無くなる。

今の時代に現代人の生活から冷凍食品を無くすことは極めて難しい。昔と比べて生活そのものが圧縮されて、分刻みの生活になっている人がどんどん増えているから。休日なら兎も角、平日に時間をかけて調理に時間をかけられる人は逆の意味で恵まれている。共働き家庭なんかになると料理に割ける時間はうんと短くなる。

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家電の世界では、テレビ番組なんかをでHDDにどんどん録画して好きなときに見るというスタイルがだんだん広がってきたけれど、番組を予め保存して好きなときに再生するという意味では、冷凍食品と変わらない。

だけど録画映像なんかは殆ど劣化しないし、仮に少し劣化したところでテープやDVDを丸ごと捨てる人はいない。何度でも繰り返し録画再生するのが普通の感覚。

食品もそういう世界に入ることが求められている。政府も大々的に予算を投入してそうした技術の開発普及を検討てはどうだろうか。

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画像第2回ひろしまベンチャー交流サロン【伸洋産業株式会社】

本日で5月は終わり、もうすぐ梅雨に入ります・・・
雨にも負けず、風にも負けず
広島の中小企業の皆様方へ情報提供を行っております、ブログマスターです。

本日は当財団新事業支援部より、新しい事業への展開をお考えの中小企業の皆様方へ、先日実施されました「第2回ひろしまベンチャー交流サロン」にて発表された企業様3社のご紹介をさせていただきます。本日は、伸洋産業株式会社です。
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【第2回ひろしまベンチャー交流サロン】
日  時  平成19年5月23日(水)14:00~16:00
場  所  広島県情報プラザ 4階「融合化センター」
発表企業  ・伸洋産業株式会社
      ・有限会社 山運
      ・株式会社 テムス
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【伸洋産業株式会社】
同社は「生ごみ水中分解消滅メンテフリー機各種・生ごみ卓上乾燥機・脱界面純粋酸素各種洗剤・腋臭無臭クロス・発電ローター付電動機・フレッシュエアー吸気サンバイザー・瞬間透明排水浄化システムバイオ等の開発・製造・販売」を行なっている企業であり、この度「複合超音波水中波動で10分から15分の『氷温瞬間新鮮解凍機」と言うテーマでビジネスプランを発表されました。

【製品等の概要・特徴・PR】
現在、冷凍食材の世界的流通での大きな盲点は『長時間解凍と鮮度劣化』にあります。そのような中同社の開発した解凍技術は、日本食材北米拡販ミッションにて、現地各流通・販売会社社長からクローズアップをされました。
〔同社解凍技術〕
① 導伝水中超音波複合波動、-5℃氷温滅菌不凍水、冷凍鮮度そのまま再現
② 分単位の新鮮解凍
③ 事前解凍不要損失ゼロ
④ 新鮮冷凍は新鮮で、鮮度劣化冷凍はそれなりに解凍で業者選別可能
⑤ 超音波水中波動エネルギー熱変換を氷解限界温度で組織破壊無く、新鮮解凍で味と鮮度を再現
⑥ 冷凍食材開発も可能。例:ネタ付握り寿司真空包装冷凍・解凍15分・ネタも新鮮

《冷凍プロの評価》(函館からイカ・魚・海老・蟹・アワビ等30種冷凍鮮魚持参試験)
① ほとんどが芯温-3℃で10分前後で解凍
② 解凍で色が失せる筈の牡丹海老が、薄紅色でしかも甘味が尋常ではない
③ 毛ガニ、アワビも同じ時間で刺身味も良好。

【今後の事業展開等・発表の目的】
同社は従業員数8名の完全な開発専門企業であり、残念ながらその営業体制が取れない状況にあります。そこで同社は、大手中小にかかわらず、お互いに信頼性を持って真剣に末永く対等にお付き合い願える企業との事業提携、販売戦略構築及びそのための資金調達をお願いするため、この度の発表をされています。

URL:http://hiwave.dreamblog.jp/blog/286.html



画像【発明の名称】 アルコール添加水による水中瞬間解凍機


【発明者】 【氏名】竹中 伸太郎


【要約】 【課題】流通過程の生鮮食品の多くが冷凍加工であるかぎり、使用過程での解凍は、使用量に関係なく、前日から翌日使用予定量想定で冷蔵庫への移転で長時間掛けて解凍、或は水道流水中で急速解凍が主流であり、時には電子レンジ的マグネトロンでの分子摩擦発熱解凍等による、品質劣化、鮮度劣化、解凍物の余剰品処理等々が常識的であるが、解凍後の味の劣悪を指摘すれば冷凍加工業者は「解凍時の時間的、或は温度的によるものである」旨の回答、冷凍食品末端使用者の困惑は、余剰解凍物のロス解消と冷凍食品の冷凍加工時点の鮮度再現にある。

【解決手段】冷凍物質の鮮度を低下する事なく、-5℃前後の水中環境温度で、水中波動発振器で加熱する事なく、2分から5分前後で芯温-2℃前後で瞬間解凍し、冷凍時の鮮度をそのまま再現し、調理時点での短時分解凍を可能とし、前日からの予定量解凍する必要なく、解凍余剰品のロスを解消すると同時に、省労力により、生鮮冷凍食品の時間的、物質的無駄を完全に排除した。


【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、生鮮食品を含む殆どの食品が冷凍加工の現状で、冷凍食品加工と調理業界での冷凍加工と密接な関係の解凍加工での両者加工処理分野、又飲食店、家庭における冷凍食品調理と予定解凍後の残存物の処理無駄を解消し、其の他医学、化学、物理研究の冷凍品の解凍を瞬間的短時分で解凍処理可能にするものである。

【発明が解決しようとする課題】
【0008】
冷凍物質の解凍の理想は、冷凍開始時の鮮度品質を、如何に忠実再現するかにあるが、残念ながら従来の解凍技術は、下記の多くの課題を有している。
1、解凍に時間が掛かる為、空気中酸素による酸化現象を引き起こし、表面が酸化変色し、鮮度と味の低下を引き起こす。
2、冷蔵庫へ移動の自然解凍は解凍時の温度が7℃前後で解凍時間が長い為、鮮度低下と共に、食品においては極端な味の低下を引き起こす。
3、業務用冷凍食品に於ては、10時間前後の流水浸潤解凍もあり、又、前日から冷蔵温度の解凍室に移転して、その日1日中冷蔵保管する為、調理迄の時間経過毎に鮮度低下を生じる。
4、解凍後の使用残物の再冷凍品は、上記各項目の問題で、特に魚貝類は全く再冷凍に値せず、他の調理用途に使用するか、廃棄処分せざるを得ず経済的に大きな無駄となっている。
5、調理時に解凍済冷蔵保管物が不足した場合は、やむを得ず電子レンジでの急速加温解凍しかなく、調理味による店舗の信用に大きな犠牲を払っている。
6、冷凍物質の解凍工程で、冷凍時点の色彩が解凍時に大きく変わる欠点、特にボタン海老の赤色が従来方法の解凍後では全て黒色化し、牡丹海老本来の色彩は全くなく黒ずみ、又、魚の赤鰈の背鰭付近を含む赤色も無くなる。

【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決する為に次の手段で解決した。
【0012】
冷凍物質芯温の解凍時点温度を0℃或は-2℃での解凍で、解凍時間が経過しても0℃前後の氷温を保つ為には、解凍槽内の解凍水温度を0℃以下に保持する必要があり、この為には解凍水にエチルアルコールを添加して0℃以下での凍結を防止し、水中高周波波動、水中超音波波動、水中低周波等々による僅かな、解凍物氷結分子の共振によって+℃発熱にならない急速解凍をし、解凍物の解凍温度上昇を防止すると共に、エチルアルコール添加水によって冷凍目的物の表面付着各種菌類の滅菌作用の効果も発揮させる特徴がある。


【発明の効果】
【0024】
本発明により、下記の効果が著明となった。
1、解凍槽内解凍水温を、チーリングユニットで冷却する事により、被解凍物の解凍後の温度上昇防止効果、
2、解凍物芯温-2℃前後で鰯、鰈等々で2分から3分の短時間で解凍可能。
3、水中解凍により、被解凍物の酸化劣化が無い。
4、如何なる解凍技術でも不可能であった牡丹海老の新鮮赤色存在解凍が可能。
5、冷凍の殻付き蟹でも、10分解凍が可能。
6、瞬間的氷温解凍の為、冷凍加工時点の鮮度が現れ、冷凍加工商品の品質判断が容易となった。
7、レストラン厨房等では来客メニューオーダーを受けてから解凍開始で十分な料理時間が保て、従来方式の前日からの解凍量過不足によるダメージの有形無形のロスが解消。
8、水中波動発振器の波動により水中解凍による被解凍物の表面付着物質の洗浄効果。
9、冷凍物解凍水にエチルアルコール添加で被解凍物の表面付着物質の滅菌効果と解凍水の氷温以下、例えば-3℃での解凍による鮮度維持。
10、解凍水の水中紫外線殺菌灯による滅菌効果向上。


【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本発明は、解凍水を微細波動によって解凍する事はマグネトロン電磁波のような解凍水自体の急激な加熱水分子摩擦の高熱解凍でなく、固体の解凍物自体への微細振動による氷結水の解凍であり、解凍槽内に充填する解凍水の水温は-4℃前後が最適状態であり、水道水に氷塊を投入すれば水温は+4℃前後迄急速に下げる事も可能であるが、これでは解凍物の外面温度が+4℃水温によって上昇して鮮度低下にもつながる事と同時に、水中波動発振器によって固形氷塊も解けるために連続解凍する場合は氷塊補充等での不経済性を避け、解凍槽内のアルコール添加水の水温を冷却装置で冷却する事が良い。

URL:http://www.j-tokkyo.com/2006/A23L/JP2006-296404.shtml