
食の安全の問題が叫ばれている。特に毒餃子問題以来、敬遠されていた冷凍食品がようやく回復傾向を示していた矢先の殺虫インゲン。忘れっぽい日本人でも、こう次から次へと続いては、食の安全に敏感にならざるをえない。
そんな中、画期的な冷凍技術が注目されている。CAS冷凍技術がそれ。
「細胞が生きている(Cells Alive System) 」という意味を持つCAS(冷凍技術と呼ばれるこの技術は、細胞を壊さず冷凍・解凍をすることができるというもの。
従来の冷凍食品の問題であった、美味しくない、食感が悪い、冷凍臭、退色とその防止のための添加物の使用などなどの問題が一気に解決するという。
さらにこの技術によって、食品の賞味期限が飛躍的に伸び、何年も前のCAS冷凍品は新鮮なままいただけるという。
この技術をいち早く取り入れた島根県隠岐の島の海士町では、地元の海産物を都内にまで出荷することで販路を拡大し、地方自治体の立て直しに貢献しているという。
CAS冷凍は実用段階になっていて、家庭用冷蔵庫も販売されているようだ。
この技術は世界からも注目を集め、食品問題の解決の鍵を握るのではないかとも言われている。
日本が世界を天照す日は近い。

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