日比野庵エントリー記事の挿絵について

 
日々の思いつきを綴っている拙ブログですが、皆様のおかげを持ちましてなんとか営業を続けさせていただいています。

記事は大したことありませんが、挿絵画像だけは綺麗だと、有難い御言葉をいただくことがあります。

今回はその画像についての駄文です。

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記事を書くときに載せる画像は、記事内容に関連したものもあれば、全く関連がないものもありますが、時に画像や、記事の語句のちょっとした部分に、私なりに色々と意味や意図を隠しこんだりすることがあります。

僭越ながら少しご紹介いたします。

 a)「影な総理の威力」(2008.5.11)の"影は所詮影"・・・福田前総理の官房長官時代の発言「『影の外務大臣』、『影の防衛庁長官』だなんて、いろいろ名前がありますね。フフン、まあ所詮、影ですから」の揶揄

 b)「とてつもない日本の底力」(2008.7.6)・・・麻生総理の著書「とてつもない日本 (新潮新書 217)」 と総裁選での政権公約「日本の底力」の合成語

 c)世界がエレボス(闇)に沈むとき(2008.7.4)・・・"エレボス"はセム語系のギリシャ語で闇を表すと同時にヨーロッパの語源とも言われることから、欧米系資本主義への揶揄として使用。また金貨の画像は、実は金貨風チョコで、資源・食料高騰でチョコさえも金貨ほどの値段になることへの暗喩

 d)北朝鮮、テロ国家指定解除 (2008.6.26)・・・画像の閉じたキーホルダーと開いたキーホルダーで指定解除(開錠)を暗喩。そしてこのキーホルダーのメーカーは「ホワイトハウス・コックス【Whitehouse Cox】」

 e)奥州大地震について(2008.6.20)・・・画像は手塚治虫著「ブラックジャック」17巻第158話。奥州地震の日時とマグニチュードが漫画と一致していたため、すわ予言かと話題に・・

 f)分配の論理(2008.5.23)・・・画像は「オシリスの審判」。正義となったら、この画像しか考えられませんでした。

 g)主体的に生きる(2008.1.14)・・・画像はアンパンマン映画「いのちの星のドーリィ」から。ドーリィちゃんという人形に命が宿る話。いい映画でした。

 h)わが道を行く栄光なき天才たち(2008.8.11)・・・「栄光なき天才たち」は「週刊ヤングジャンプ」に1986 年から1992年に連載された漫画から、記事内容とリンクしていたので拝借。また、真ん中のドラえもんの画像で、のび太を捕まえて、「まよいからすくいだしてくれ」と懇願するキャラは売れない作家・元高角三。てんとう虫コミックス12巻「ベロ相占い大当たり」から。この話中で信じた道を進んだ元高角三さんは、のちに文学賞を受賞して、原稿の依頼が殺到します。

そのほかにも、エントリー内の単語に関連して画像を挟んでいたりすることもあります。

判断力の根源(2008.7.13)              「確定予測」・・・エアマスターの深道
人類にとって地球は狭くなった(2007.9.10) 「閉鎖空間」・・・ハルヒの古泉

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付記:ドラえもんは奥が深いです。台詞ひとつひとつが実に味わい深い。格差についてのシリーズエントリーを書く際にも、ドラえもんは使おうと思っていました。

余談ですが、捕鯨問題のシリーズエントリーでは、藤子・F・不二夫のSF短編集から「ミノタウルスの皿」の画像を使いたかったのですが、生憎スキャナーとか持っていないので断念しました。

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