総理の一字シリーズに倣って、オバマ大統領の一字を考えてみたい。全2回シリーズでエントリーする。
ただし、今回のオバマ大統領の一字については、ただの印象に基づいたもので軽い読み物として見ていただければ幸いである。
「リベラルなアメリカがあるのではない。保守的なアメリカがあるのではない。あるのはただアメリカ合衆国なのだ。黒人のアメリカや白人のアメリカ、ヒスパニックのアメリカやアジア人のアメリカがあるのではない。あるのはただアメリカ合衆国なのだ。」
いまや名言として語り継がれる、オバマ次期アメリカ大統領の演説の中の一節。
オバマ次期大統領の演説は、分かり易く、格調高い言葉で綴られている。
YOUTUBEで演説の動画などをみるだけでも、その人格の高潔さが窺える。
オバマ次期大統領の一字は、自分自身のイメージを顕す「内なる一字」と、表に見え、行動となってあらわれる「外なる一字」の二つあるように思える。
その内なる一字は「孤」。外なる一字は「共」。
単なる印象にしか過ぎないのだけれど、一見相反する概念のようにみえる「孤」と「共」が共存している。
アメリカを愛し、国民を愛し、彼らと共にあらんとする意識。それが自らの行動原理になっていると同時に、彼らを守るために、自分の命を捨てているようなところさえ感じる。
孤高の士、プレジデント・オバマ。
チェンジの為には死んでも本望だというくらいの孤独と決意。
特定の団体のためではなく、特定の人種のためでもなく、特別の誰かのためでもない、ただアメリカと共にあるという意識。
だれからも縛られないがゆえに、かなり思い切ったことをやりそうに見える。

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