11月初めの世論調査で、麻生内閣の不支持率が支持率を上回った。どうやら追加経済対策に期待が持てないというのがその理由のようだ。
国民は金融恐慌を冷静に捉えつつも、将来への不安を覚えている。やらないよりはマシだけど、こんなものでは全然足りない、と。
おそらく麻生総理への期待値はもっと高かったのだろう。もっともっと引っ張って壁を突き破ってくれるはずだと思っていた。でもそれほどの歩みでないことへの失望も相まって、支持率が落ちてきた。
こんなことなら、いっそのこと民主党にやらせてみるか、という風になっていないか。あれだけやらせろというのだから何か策があるのではないか、と勝手に期待を膨らませつつあるようにさえ見える。
今のまま解散したら、はっきり自民党は惨敗する。
そして、小沢民主党代表は最後の秘策に打って出る可能性がある。突如の代表辞任と臨時代表代行指名という秘策。
小沢代表は自分が国民に不人気であること、自身の健康問題が不安視されていること、党首討論から逃げていることの不利を良く知っている。
それらを一気に解消する策として電撃辞任に打って出るのではないか。辞任の理由は健康問題とでもなんとでも言えばいい。
そして臨時代表代行が党首討論で麻生総理と丁々発止のやり取りを見せることができれば、民主党だって政権担当能力があるじゃないか、とアピールすることになる。
大きな山場が近づいているような気がしている。

この記事へのコメント