中国製毒餃子が中国国内でも食中毒を起こしていたことが分かった。なんでも、「天洋食品」が売れ残った大量の餃子を地元鉄鋼工場に横流ししたのが原因らしい。
横流しされた10万個以上の餃子は、鉄鋼会社の子会社にタダで配られて、何人かの従業員がそれを食べて食中毒になった。
横流しするほうもするほうだけれど、食べてしまうほうも良い度胸してる。
もっとも、こうした見方は日本からみているからそうみえるだけで、中国国内では、依然として毒物は日本で混入された説が広く認知されているそうだから、食べた本人はその危険性については認識していなかったという。
ただで貰った人のうち気にせず食べた人もいたようだけれど、その一方で事件を起こして回収されたものだからと、封も切らずに直ぐ捨てた人もいる。
中国政府の発表なんて中国人すら信じていないものと思っていたのだけれど、全部が全部そうでもなかったようだ。まぁ人数が人数だけにそうなのかもしれないけれど。
中毒になった本人には同情は禁じえないけれど、どんなに宣伝をして、嘘で口をぬぐったとしても、事実は事実としてあって、揺るがない。
こうしたことをいつまでたっても改善できないものだから、人民は政府を信じなくなる。
中国の問題は、中央政府と人民の距離が離れすぎてしまっていて、統制したくても構造的にどうしようもなくなっているのではないか。
極端な話、中共政府を無くしてしまって、各省または民族ごとの地方自治区域を集めた連邦制のほうがまだマシかもしれない。

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