アメリカのイスラエル支持


オバマ大統領は22日、中東情勢に関して国務省で演説し「イスラエルの自衛の権利を支持する」と述べた。

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「中東大戦争の抑止」のエントリーで、ガザ停戦のためには、世界中が停戦への働きかけをする中、アメリカはひとり悪者になって、中東諸国を牽制することで、中東大戦争になるのを食い止めつつ、頃合いを見計らって停戦介入に動くのではないか、といったけれど、結果的に順序が逆になったとはいえ、ほぼこの線で落ち着いたことになる。

アメリカやイスラエルの真意が何処にあるかはわからない。だけど、結果的に微妙なバランスで中東大戦争になることを防いでいる状態。ただし、どちらかが一歩踏み込めば、たちまち火薬庫に火がついてしまうことは確かなこと。

少なくとも、ガザ地区への人道援助物資の搬送経路の確保のための検問所開放は必要だろう。


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画像中東、アフガン最優先に=ミッチェル氏ら2特使任命-米大統領

 【ワシントン22日時事】オバマ米大統領は22日、国務省で演説し、中東和平問題およびアフガニスタンとパキスタンでのテロ掃討に最優先で取り組む姿勢を示した。また、中東特使にミッチェル元上院議員(75)、アフガン・パキスタン特別代表にホルブルック元国連大使(67)を任命したと発表した。
 オバマ大統領は中東情勢に関し、「イスラエルの自衛の権利を支持する」と述べ、イスラム原理主義組織ハマスに対する軍事作戦に支持を表明。ハマスにロケット弾攻撃を停止するよう要求した。一方、パレスチナ自治区ガザの人道状況に懸念を示し、援助物資搬送のため、検問所を開放するようイスラエル側に求めた。
 また、ガザの復興支援国際会議の開催を支持。周辺のアラブ諸国には「テロ組織に対する外部からの援助をやめなければならない」と警告した。イランやシリアを念頭に置いた発言とみられる。
 一方、アフガンは「テロに対する継続的戦いの主戦場」で国際社会にとっても最優先課題だと指摘。「9・11以来本土への攻撃はないが、アルカイダのテロリストは依然として攻撃を企てている」と述べた。(2009/01/23-08:30)

URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012300079