昨日のエントリーでgujin様からコメントをいただいて、返事を書こうをしたのだけれど、長くなってしまったので、エントリーとして立てさせていただきます。
今になって、はっと気づいたことがある。米民主党バイデン次期副大統領の予言とパウエルの予言が頭をよぎる。
バイデンの予言と呼ばれるものは、昨年の08.10/20、シアトルのSheraton Hotelでのバイデンの発言のこと。そして、パウエルの予言とは、08.12.19に米国の人気テレビ番組「ミート・ザ・プレス」に出演中での発言のこと。以下にその抜粋を載せる。
▼バイデンの予言
バイデン
「・・そして、指摘しておきたいことがあります。・・・ジョン・ケネディーの時がそうだったように、世界がオバマの強さをテストするまでに6か月はかからないだろう。・・・他のことは忘れても、私が今いったことを覚えておいてください。皆さんは、国際的危機を目撃することになるでしょう。人の手による危機です。それがこの男をテストするでしょう。私は、彼がどんな決定を下さなければならないのかも、わかりません。・・・しかし、私は皆さんに、それが起こることを約束します。私は、7人の大統領の下で働いてきました。私は、それが起こることを保証します。・・・私は皆さんに、5、6のケースをお話することができます。たとえば、中東・あるいはロシア・・・」
URL:http://archive.mag2.com/0000012950/20081112083916000.html
URL:http://blogs.suntimes.com/sweet/2008/10/joe_biden_seattle_fund_raiser.html
▼パウエルの予言
キャスター
「オバマ大統領から"私は何からはじめたらよいか?" とアドバイスを求められたらどのように答えますか?」
パウエル
「まずアメリカ国民と世界に向けて直接語りかけ、新しいイメージのアメリカとアメリカの役割をアピールするようにアドバイスするでしょう。これから多くの問題が起こります。1月21日から22日にかけて、いまはまだわれわれにも分からない危機がやってきます。次期大統領は彼のパーソナリティーとホワイトハウスの力を総動員し、アメリカは一致団結して前進し、かならずこの経済問題を解決して国際的責任を果たすことをアメリカ国民と世界に宣言しなければなりません。そして、国民と国際社会のアメリカに対する信頼を回復しなければならないのです。」
URL:http://www.quon.asia/sns/?m=sns&a=page_c_topic_detail&target_c_commu_topic_id=571
URL:http://www.rense.com/general83/crisis.htm
これらの発言は、一部ネットで注目され、そのときはアメリカのイラン攻撃か?なんて言われていたけれど、今の事態をみると、イスラエルからの先制攻撃(核とは限らないが)からの中東大戦争も臭ってくる。バイデンによると「人為的に起こされる」となっているから、ピタリと符号してしまう。
もっといえば、イスラエル領内で自作自演のテロもしくは爆破をやって、周辺イスラム諸国全域への無差別宣戦布告および先制攻撃をして、アメリカを引きずりこむとかいうことだって考えられなくもない。
これは、イラクからの撤退、アフガンへの転進を公約にしているオバマにとって重大な決断を迫ることになる。
さらにバイデンの「国際的危機によってオバマ(の強さ)がテストされる」という部分が、また引っかかる。
何の強さなのか?
誰がテストするのか?
何の為のテストなのか?
人の手で起こされるところの「国際的危機」が「オバマの強さをテストする」ということは、国際的危機を起こす輩がオバマをテストするということになるではないか。
パウエルの予言では、1月21日から22日にかけて危機が起こるという。これはオバマの大統領就任時期とぴたりと重なる。
もしも、人為的に起こされる危機がイスラエル発の中東大戦争であったなら、それは最短で1月21日に起こることになってしまう。
AFP通信によると、ビンラディンがイスラエルのガザ侵略を阻止する「ジハード」を呼びかけた、という。
なにかいやな方向に行っているような気がしてならない。
またバイデンは、危機には5、6のケースがあるといっている。
穿った見方をすれば、イスラエルからの中東戦争以外にも、いくつかの大戦争シナリオが同時進行で準備されていて、出番を待っているだけなのかもしれない。
もしそうだとすると、たとえガザでの停戦ができたとしても第2シナリオ、第3シナリオが次々と実行に移されるだけのことになる。

この記事へのコメント
gujin
1月14日MITでのチョムスキーの発言は、世界平和にとって、とても有り難いものです。