今日も感想エントリーです。
年末年始のお正月番組の合間にやっていたニュースで、麻生総理の年頭演説と小沢代表の記者会見の模様を流していた。
麻生総理の年頭演説を見てふと思ったのだけど、幾分こわばった表情ながら、どこか腹を括ったように見えた。
このままでは、次期衆院選での与党勝利はない。ならば、やれる限り政治をしようじゃないか、という開き直りに似た覚悟。二次補正予算と09年度予算だけは何が何でも通すという決意めいたものを感じた。
対して小沢代表の記者会見ではいつもながらの訥々とした喋りの中に、政権を手中にしつつあるという実感と、実際に政権を担当した後のことについての不安が垣間見えたような気がした。
マスコミは、もう政権交代は確実だといった報道もちらほらしてる。
それとは別に、話し合い解散と民自大連立の可能性も考えておかなくちゃならない。官邸とは別に、森元総理あたりの与党首脳は衆院解散総選挙後の民自大連立を画策していないか。話し合い解散をバーターにして小沢党首を首相にした小沢連立政権樹立を目論んでいるような気がしてる。
ただ、解散権を持っているのは総理ただひとり。昨年秋からこれだけ解散解散と騒がれ、叩かれても解散しなかった/できなかったのだから、今更どうこうなるわけでもないだろう。
ならば、乾坤一擲思い切った策にでる可能性もある。
1月5日に小泉元総理が麻生総理に「一院制や国会議員の定数半減くらいいってもいい」とアドバイスしたそうだけれど、本当にそれに類するくらいの政策をぶち上げて解散するかもしれない。
定額給付金を止めて、自公連立を解消すれば、最大の弱点は無くなる。
風雲急を告げてきた。
『自分の外部に言いわけをさがす人たちが 決して満足することがないのに反して、自分のあやまちにまともに立ち向かい、「おれはまったくばかだった」と言う人たちは、そのあやまちの経験を消化して、強くまた快活でいるということだ。』
アラン『幸福論』より

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