アニメやマンガ、ゲームに登場した場所のモデルやロケ地を訪れる行為を「聖地巡礼」と呼ぶそうな。
美水かがみ作の４コマ漫画「らき☆すた」に登場する主人公の女子高生４人のうち２人姉妹の住む「鷹宮神社」のモデルが、埼玉県の鷲宮神社とされ、平成１９年の夏ごろからファンが詰め掛けていたという。昨年の初詣などでは、前年から１７万人増の３０万人が訪れた。
また、箱根町はヱヴァンゲリヲンでの町おこしを企画し、６月１１日から、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」とタイアップした観光パンフレット「ヱヴァンゲリヲン 箱根補完マップ」を箱根主要施設で1万枚の配布をはじめた。この観光パンフレットは「エヴァンゲリオン」の舞台である「箱根町」をアニメや映画の中で登場する19カ所の場面を地図上で紹介することによって案内したもの。なんでも、6月4～6日の先行配布では、なんと全国からアニメファン4000人が集結し、長蛇の列を作ったという。
パンフレットを貰うためだけに、全国から人が集まる。はっきりいって経済効果を生んでいる。
さらには、聖地巡礼とは少し形は違うけれど、聖地になる時期を予測してそこに移動する集団もいる。
２００６年に全１４話のテレビシリーズとして放送され人気を博した「涼宮ハルヒの憂鬱」は、現在サンテレビジョン(兵庫)とテレビ埼玉(埼玉)で「改めて放送」されているけれど、アニメファンの中でちょっとした話題になっている。というのも、単なる再放送ではなくて、ところどころに新作を挟んで放送していて、それらの情報が何処にも出ず、完全非公開の形でいきなり放送されているから。
ファンの中には、新作の放送をいち早く見ようと、埼玉や兵庫に遠征する人達すらいるという。次回放送予定が公開されていないために、ファンは次回放送が何になるのかを事前に予想を立てて、遠征計画を組む。なぜ次回放送予定が公開されないのに予想が立てられるかといえば、このアニメには原作があるという点がひとつと、２００６年に放送されたテレビシリーズの構成にちょっとした工夫があったからという理由がある。
まず、２００６年の放送では、原作のエピソードの全てをアニメ化した訳ではなかった。だからアニメ化されていないエピソードが今回新作として、アニメ化されるのではないかという期待と予想がある。
もうひとつは、２００６年の放送は、原作どおりの時系列の順番で放送せず、時系列をバラバラにして放送していたのだけれど、今回は時系列順に放送しているために、原作と照らし合わせれば、次回放送が何になるのかの予想が立てやすいこと。
こうしたこともあって、ネットでは「涼宮ハルヒの憂鬱」の放送スケジュールの予想が立てられている。
これなんかは、あたかも、皆既日食などの天体ショーが何年何月の何処其処で観測されると予測（天体運行はかなりの精度で予測可能）して、そこにマニアが集まるのと同じ。
今年の７月２２日には、日食があり、特に皆既日食が見られる、奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部などでは、相当数の人達がやってくると見込まれている。
アニメの聖地巡礼も、新作をいち早く見たいという気持ちも、元を辿ると、聖なる物語を追体験したいという思いや、世紀の体験をしてみたいという思いが原動力。それが経済効果をも生む。
史実であれアニメの中の虚構であれ、どれだけその中に聖なる物語を持っているかがソフトパワーの泉なのかもしれない。
らき☆すたで１２万人増 鷲宮神社の初詣で 2009.1.7 18:23初詣客でにぎわう埼玉県鷲宮町の鷲宮神社＝１日、埼玉県鷲宮町（鷲宮町商工会提供） テレビアニメ「らき☆すた」の美少女キャラが住む家に設定された関東最古の大社「鷲宮神社」（埼玉県鷲宮町）の正月三が日の初詣での参拝客が、昨年に比べ１２万人増の４２万人となり、大宮氷川神社の２０５万人に続き県内で２番目の人出だったことが７日、県警地域課のまとめで分かった。
また、県内の主な神社・仏閣の初詣で客も４１万人増の計約４４３万人と過去最高を記録した。
県警地域課は「天候に恵まれたことと、『らき☆すた』の聖地と扱われたインターネットの波及効果が大きい」と分析。「アニメが終了しても人気は健在。いったいどこまで増えるのか」と話していた。
「らき☆すた」は美水かがみ作の４コマ漫画で、平成１９年４～９月、アニメ版が放送された。主人公は女子高生４人で、うち２人の姉妹の住む「鷹宮神社」のモデルが鷲宮神社とされ、“聖地巡礼”と称して１９年の夏ごろからアニメファンが詰めかけていた。
昨年の初詣で客も、前年から１７万人増の３０万人にふくれあがり、アニメが放送されてからの２年間で４倍近くまで急増した。
今年の元日にはアニメファンなど全国から参拝客が集まり、ピーク時には約１万４０００人が並び、待ち時間は３時間以上。「最寄りの鷲宮駅から人の列がつながって、まるで巡礼者のよう」（県警地域課）だったという。
鷲宮神社は「深夜も人の列が途切れず、例年以上に用意した『冨久銭』（お守りの硬貨）も２日でなくなってしまった。今年は大みそかから勢いがあった」と話していた。
地元の鷲宮町商工会も版元の角川書店の許可を得て、正月限定のキャラクターの絵馬型ストラップ７０００個を用意したが、ほぼ完売。同商工会は「由緒ある鷲宮神社の知名度もあがり、ファンの人が遠くから来てくれる。本当に『らき☆すた』のおかげ」と感慨深げに話していた。
URL:http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090107/stm0901071824005-n1.htm
『ヱヴァ』箱根補完マップの追加抽選配布が決定！ 2009年6月10日 MovieWalker新作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破』の公開前に、「エヴァンゲリオン」の舞台となる“箱根町”を案内した“エヴァンゲリオン 箱根補完マップ”が6月11日に配布される。
6月4～6日の先行配布では、なんと全国からアニメファン4000人が集結し、長蛇の列を作った。そして、各地からも郵送での配布を希望する問い合わせが殺到し、一部オークションサイトで売買されている。
そのような状況を受け、公式ホームページでの抽選配布も決定！ これで遠方にいる人も受付が可能となった。予想以上の反響に、(財)箱根町観光協会は手応えを感じているという。
スタジオカラーと株式会社ガイナックス監修のもと、協会が制作したこの観光パンフレットは、「エヴァ」登場シーンを現在の“箱根町”と対比した地図でガイドしたもので、芦之湯フラワーセンター、箱根湯本駅構内観光案内所、箱根ビジターセンターの3箇所で1万枚を配布する(先行配布4000部・抽選配布分を含む)。
抽選配布詳細は、6月末に公式ホームページで発表されるので、現地まで行けない人はこの発表を見逃さないようにしよう。
URL:http://news.walkerplus.com/2009/0610/18/
ハルヒ新作「第12話 エンドレスエイト」今夜放送との予想アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」は現在改めて時系列順で放送中だ。5月21日には新作となる「第08話 笹の葉ラプソディ」が放送されたことが大きな話題になった。事前の予想通りであれば、本日・6月18日深夜にサンテレビジョン(兵庫)とテレ玉(埼玉)にて新作「第12話 エンドレスエイト」が放送となる。
・SOS Dan web site
「笹の葉ラプソディ」のときには最速で新作を見るために、兵庫や埼玉に遠征した人がいた。今回も遠征を計画している人がいるようで、「Syu's quiz blog」で関連スレッドが紹介されている。
・Syu's quiz blog「6月18日のハルヒアニメ『エンドレスエイト』を見るための遠征スケジュール」
なお２ちゃんねるの関連スレッドでは、「涼宮ハルヒの憂鬱」の放送スケジュールが以下のように予測されている。ただし予想は何パターンもあり、以下の予想はその1つでしかない。「エンドレスエイト」が前後編に分かれるのか、「涼宮ハルヒの消失」が何話あるのか、原作上のどのエピソードまでアニメ化するのかで予想が割れている。
・２ちゃんねる「涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団の活動1237日目」
涼宮ハルヒの憂鬱 陰謀プロローグまでやるよ。予想・妄想・願望リスト
☆04/02 第01話 涼宮ハルヒの憂鬱１
☆04/09 第02話 涼宮ハルヒの憂鬱２
☆04/16 第03話 涼宮ハルヒの憂鬱３
☆04/23 第04話 涼宮ハルヒの憂鬱４
☆04/30 第05話 涼宮ハルヒの憂鬱５
☆05/07 第06話 涼宮ハルヒの憂鬱６
☆05/14 第07話 涼宮ハルヒの退屈
★05/21 第08話 笹の葉ラプソディ
☆05/28 第09話 ミステリックサイン
☆06/04 第10話 孤島症候群（前編）
☆06/11 第11話 孤島症候群（後編）
★06/18 第12話 エンドレスエイト
★06/25 第13話 涼宮ハルヒの溜息１
★07/02 第14話 涼宮ハルヒの溜息２
★07/09 第15話 涼宮ハルヒの溜息３
☆07/16 第16話 朝比奈ミクルの冒険 Episode00
☆07/23 第17話 ライブアライブ
☆07/30 第18話 射手座の日
☆08/06 第19話 サムデイ イン ザ レイン
★08/13 第20話 涼宮ハルヒの消失１
★08/20 第21話 涼宮ハルヒの消失２
★08/27 第22話 涼宮ハルヒの消失３
★09/03 第23話 涼宮ハルヒの消失４
★09/10 第24話 ヒトメボレLOVER
★09/17 第25話 雪山症候群(前編)
★09/24 第26話 雪山症候群(後編)
★10/01 第27話 猫はどこにいった?
★10/08 第28話 消失の後日
☆＝DVD版 ★＝新作
URL:http://www.new-akiba.com/archives/2009/06/12_79.html
この記事へのコメント
涼宮ハルヒの憂鬱 動画