フリップがない政党幹部討論
テレビ朝日とTBSが自民党に対し番組出演中のフリップ使用を禁止すると通告したそうだ。
まだ、田村議員のブログしかソースが見当たらないのだけれど、本当だとしたら、一体何を考えているのか。
どこかから圧力があったのかもしれないと勘繰られてもいるけれど、少なくとも、テレビという視覚・聴覚メディアが、視覚情報を使わないようにするという時点で、テレビの存在意義の半分以上は無くなる。
各党の街頭演説だと、どの党も自党の政策だけを言うだけで、他党と政策論争をするわけじゃない。だから、その意味において、「サンデープロジェクト」のような番組で、各党の首脳が一堂に会して、政策論争をするということは、国民に投票行動のための情報提供にとって大切な機会。
そうした機会を利用して、できるだけ分かりやすいフリップを使って自党の政策を説明しようとするのは、至極当然のこと。むしろ、フリップだけじゃなくて、テレビサイドから、各党のデモ映像をそれぞれ流して、政策を理解してもらう手助けをすべき。
それなのに、フリップの持ち込みを禁止するという。ラジオしかなかった時代に逆行するどころか、自身の自殺行為に他ならない。
これは、悪くすれば、衆愚制に向かう道を後押しすることになる。これでは、まともな人はますますテレビを見なくなるのではないか。
フリップが使えない討論は、一体どうなるのか。
おそらく、討論するときの党論者の表情・口調まで消すことはできないから、討論する人の話の分かりやすさ、論理性、冷静さ、その他諸々の話す人そのもののイメージがものを言うことになると思われる。
7月19日の「サンデープロジェクト」では、民主党の子供手当ての政策について、いくらなんでも、うますぎるだろうと突っ込みを入れられていたけれど、それに対して、満足に答えることもできず、うろたえ、激昂していた。フリップがない討論は、ああいうイメージだけがどんどん植えつけられることになる。
だから、フリップがない討論が、どの党に有利に働くかどうかについては、なんとも言えないところがある。
むしろ、民主党の幹部を考えると却って不利になるかもしれない。何を話しているのか分からない宇宙人党首や、肝心な事はちっとも離さない代表代行や、答えに窮すると激昂してしまう幹事長では、なんともイメージが悪い。
フリップ持ち込み禁止について、圧力をかけられたのか、テレビ局自身がそう判断したのか分からないけれど、どちらにしても、そこには、イメージで選挙結果が左右されるのだ、という判断があることは確実。
確かに、政策も政権担当能力も全く同一の党がいくつかあったとしたら、その時はイメージの良い方を選ぶというのは、妥当かもしれない。だけど、それはあくまでも刺身のツマ程度のものであって、肝心要の政策や政権担当能力の部分をしっかり吟味しないといけないのは当然のこと。
そんなことをさせない、テレビ朝日とTBSには、まったく呆れるほかない。
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2009年07月24日 テレビ朝日、TBSが民主党の抗議に屈伏か?番組中のフリップ使用を禁止。
テレビ朝日とTBSが自民党に対し番組出演中のフリップ使用を禁止すると通告してきたことがわかった。
これまで野党が持ち込むフリップや局側が使うフリップを問題にしたことはないだけに、今回の急な方針展開の裏には、何か特別の思惑があるのではないか。
ことの発端は、7月19日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」。
自民党の細田幹事長が、民主党の財源問題や安全保障問題を図式化したフリップを使って、岡田幹事長と激しく討論した経緯がある。司会の田原総一郎氏も自らフリップを使って、民主党の子ども手当の問題を厳しく追及し、岡田幹事長が答えに窮し激昂するという場面があったのだ。
政策論争を深めるために番組中にフリップを使用するのは効果的で、視聴者の理解も深まりやすい。実際、司会の田原氏は、フリップを使って説明をした細田幹事長に「いつになくわかりやすかった」と評価したこともあるのだ。
今回の選挙においては、民主党の政策は詰めが甘く、肝心な点をあいまいにしているなど問題が多いことから、ひとつひとつ論点を明確にした政策論争をすることこそが、国民のためになるはずだ。そのツールとしてフリップは有効なのである。
しかし、民主党は、政策論争をしたくないようだ。
「政権交代」のスローガンと有権者の関心を買うバラマキ政策だけで、具体的な政策論争を避けたい民主党と、政権交代を側面支援したいと考えるテレビ局側の思惑が一致した形なのではないか。
もし民主党サイドからテレビ局に対してクレームが入り、テレビ局側が民主党の要望を飲む形で、今回のフリップ使用禁止に方針転換したとしたら、大問題である。
こういうことでは、民主党が政権をとったならば、政権とマスメディアの関係はどのようになるのだろうか。言論の自由も、表現の自由も、すべて民主党の都合のままに規制されるということか。それを牽制するジャーナリズムはないということか。彼らが戦前の教訓を生かしきれないとしたら、日本の将来は非常に危ぶまれる。
URL:http://tamtam.livedoor.biz/archives/51214087.html
TBS「みのもんたのサタデーずばっと」からフリップが消えた
今日のTBS「みのもんたのサタデーずばっと」で、各党の討論会があった。
その番組の概要のお知らせ(プロデューサー田中宏之名の依頼書)に、
いままでなかった
「なお、全てのゲストの方々にフリップの持ち込みを遠慮くださるようお願いしておりますので、よろしくお願いいたします。」との文字が入っていた。
自民党はフリップを持ち込む予定であったが、断られた。
その結果、TBS「みのもんたのサタデーずばっと」から政党持ち込みのフリップが消えた。文句に屈するTBS。
テレビは、映像でみせるもの。テレビに、写真やフリップはあった方が視聴者は理解が深まる。それを、テレビがやめたというのだから。TBSは、テレビの討論番組をやめて、ラジオだけにしたらいい。
URL:http://tamtam.livedoor.biz/archives/51215070.html
「テレビ朝日とTBSが自民党に対し 番組出演中のフリップ使用を禁止すると通告
「テレビ朝日とTBSが自民党に対し 番組出演中のフリップ使用を禁止すると通告してきたことがわかった。
これまで野党が持ち込むフリップや局側が使うフリップを問題にしたことはない。ことの発端は、7月19日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」。
自民党の細田幹事長が、民主党の財源問題や安全保障問題を図式化したフリップを使って、岡田幹事長と激しく討論した経緯がある。司会の田原総一郎氏も自らフリップを使って、民主党の子ども手当の問題を厳しく追及し、岡田幹事長が答えに窮し激昂するという場面があったのだ。」
これについて、皆さんどう思いますか? ご意見お願いします。
補足 http://www.google.co.jp/gwt/x?q=%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E6%9C%9...
▼この質問に回答する
・anpontan63さん
そもそもTV朝日とTBSは在日系スポンサーの意向で民主党の応援団を務めています。
在日の望む傀儡政権となる民主党の不利なことは一切しませんし、自民党の支持率を下げることが目的です。
鳩山氏の故人献金問題も解決済みとし、村木厚生局長の「凛の会」問題も石井、牧と民主党議員が絡んでいたら報道はしません。
今はまさに椿事件の再来です。
編集日時:2009/7/25 19:53:33
・anitaliarestaurantさん
分かり易いですね。 誰が裏で自民党政権を潰したがっているのか?一目瞭然です。
TV朝日と、TBSは 共に電通様から頂いているTVの広告料収入が TV広告料収入全体の40%も占めてしまい、東京のTV局の中ではダントツに電通依存が高い企業です(ちなみにフジテレビは33.5%)。
先日のサンデープロジェクトで自民党にフリップを使われて反論されて、明らかに支持率を下げる様な醜態を晒した民主岡田幹事長、余程悔しかったんだと思います。 あれが収録ならTV局もいつもの様に民主に都合よく編集できますが、生放送でフリップを使われたら、編集も出来ないし できることといえば都合悪いと すぐCMに行くしかありません。 おまけに岡田幹事長は反論できないとすぐぶち切れて有権者にイメージ悪いし。
民主党が政権取ったら、言論統制・ネット規制は やっぱり中国並みに行われそうですね。
回答日時:2009/7/25 18:11:52
・teijzさん
フリップなくなったら、視聴率落ちるよ。。。。。。。。
回答日時:2009/7/25 17:42:25
・pinkyun9さん
もはや日本は恐怖国家さながらですね・・・
回答日時:2009/7/25 17:42:00
・jjokameさん
これは……, もし本当なら
「椿事件」再来も近いかな?
回答日時:2009/7/25 17:29:25
・delviedsさん
あからさまな「嫌がらせ」ですね。
そもそも「フリップ」の何がいけないのか?
民主党を追求したことがそんなにいけなかったのか?
テレ朝・TBSと民主党とは、何かつながりがあるのか?
理解に苦しみます。
回答日時:2009/7/25 17:27:16
・heihoxxxxxさん
何かめちゃくちゃな話ですね
詳しい事解ったらまた、続報お願いします。
URL:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1328679738
この記事へのコメント
yutakarlson
http://yutakarlson.blogspot.com/2009/07/blog-post_25.html
こんにちは。フリップなしとは、なんとも考えられない話ですね。昨日、細田幹事長も、麻生総理も、マスゴミが興味を惹きそうな失言をしていたと思います。マスコミも頭が悪くて、暇なものですから、こういう話題はとっつき易いので、報道しているのだと思います。しかしこのようなこととは、全く関係なく私達の社会は、少し前までとは全く異なる知識社会に突入しています。こういう社会では、富の源泉は、カネではなく知識です。また、労働者のうちで量・質ともに最大の層は知識労働者です。今や政治そのものが、知識労働者に合わせたものにならなければなりません。選挙のための道具も、知識にすべきです。いまのままだと、自民党も、民主党も、次の選挙で政権を担ったとしても、過渡期の政権に終わります。そのことに早く気づいた政党などがいずれ主導権をとることになるでしょう。詳細は是非私のブログをご覧になってくだ