ワレ、ムウンヲークニテ後方ヘ前進セリ

 
「ブレてはいません。私たちはある意味で、進化をしているかもしれません。でも、ブレてはいません。例えば、(インド洋上における海上自衛隊の)給油の問題がよく取りざたされています。われわれとすれば、その基本的なスタンスは全然変わっていません。しかしながら、政権をとった翌日に、われわれは例えば、給油法案でありますが、あれはいらないとしても、外交の継続性で、法律というものができあがって、それが実施されている中で、翌日、全部帰ってこいなどというむちゃなことができるはずもない。」 
鳩山由紀夫


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鳩山民主党党首は、7月26日の夕方、新潟県三条市で記者団の、『民主党の政策集の外交・安全保障分野について、与党が「ブレた」と指摘している』という質問に対してこう答えた。

ブレてはいなくて、進化だそうだ。

どんな言葉を使ったところで、本音の部分を見れば、やりたいことは明らか。

「基本スタンスは代わってない」そうなのだから、やっぱり、給油法案は反対ということ。建前では賛成しておくけれど、本音は反対だ、と言っているだけに過ぎない。

だから、言うのであれば、「進化」じゃなくて、「建前」というべき。昔のままだと風当たりが強いみたいだから、建前は賛成にしとくね~、というだけのこと。

何でも反対して、国会運営を空転させて、いざ政権が手の届くところにくると建前の上で賛成してみせるけれど、本音はやっぱり反対。

と思っていたら、29日になって今度は「インド洋の給油活動は、延長しない」と言い出した。

だったら、最初から給油活動に反対だ、と言い続けるべきであって、進化だか、進歩だか知らないけれど訳のわからないことを言って言い訳すべきじゃない。

マニフェスト(マ2フェス朴)だってそう。27日に出して、29日には正式じゃないと言ったかと思えば、30日には、飯山市の講演で、マニフェストは3日前に出したと言い出す始末。

30日の3日前は27日、29日に正式じゃないと否定したものを「マニフェスト」だと言う。

一体、友愛党首の仰るマニフェストとは、一体何処の銀河のマニフェストなのかしら。

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マニフェストを正式じゃないと言った翌日に出したといい、これで、本当に有権者の理解を得られると思っているのだろうか。有権者だって、こんなにコロコロ変わっては、公約を守ってくれるか怪しいものだ、と思うだろう。もしかしたら、マニフェストなどどうでも良いと思っていないか。

よしんば、有権者に分かってもらったとしても、海外は不信感で一杯になることは、ほぼ間違いない。

2008年12月に、民主党幹部は、帝国ホテルで、米知日派の国防・安全保障専門家と懇談した際に、ジョセフ・ナイ元国防次官補から、「民主党が掲げる政策を一度にぶつけたら、米議会や政府は反米とみなすかもしれない。皆さんは注意されたほうがいい」と釘を刺されている。

それを受けての右旋回発言だったのかもしれないけれど、こういった「ブレてなくて進化だ」とか、言を弄したような言い方は最悪の事態を招く可能性が高い。

何故かと言えば、上辺で発言している事と、本心は別だと宣言しているも同じだから。これでは、他人から信用を得られる筈がない。

日本人のように「本音と建前」という概念を知っている人であれば兎も角、それを知らない海外から、どう見られると思っているのか。いや、本音と建前を分かっている日本人だって、ここまで支離滅裂だと、理解したくても理解できない。

このままだと、安全保障・外交だけではなくて、やること、語ることすべて信用できない、ということになって、何処からも相手にしてもらえなくなる恐れがある。

政治家にとって言葉は、武器であり、盾でもある。政治家の発言は国家を背負い、国の方針を示すものだから。それが総理ともなれば言うまでもない。

もしも、友愛党首殿が、自国民に対しては、ああ言っているけれども、国際間の取り決めについては嘘はいいませんよ、と外国の要人に語っていたとしたら、それは、政権さえ取れてしまえば、後は、国民の考えなどとは関係なく自分の思ったとおりにするよ、ということにならないか。

世界同時不況の真っ只中、そしてゴールデンステートからゴールドが無残にも消え去ろうとしているこの時に、日本を背負う事の意味を本当に理解しているのか疑問を持たざるを得ない。

どうも、友愛な党首殿の目には、政権交代しか映っていないようだ。

外交文書の文言はその正確な意味を含めて慎重に決められる。一度宣言したものは安易に引っ込められない。
そういう国家間のやり取りで曖昧な理解のまま、条約を締結しておいて、後でそんなつもりではなかったと言ってももう遅い。
2008.11.16 日比野庵 エントリー記事 「誰にケンカ売ったか教えてあげる」より


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画像【鳩山ぶら下がり】「(政策は)ブレてはいません」(26日) (6/6ページ) 2009.7.26 22:22

 【政策の『ブレ』への批判】

 --民主党の政策集の外交・安全保障分野について、与党が「ブレた」と指摘している

 「ブレてはいません。私たちはある意味で、進化をしているかもしれません。でも、ブレてはいません。例えば、(インド洋上における海上自衛隊の)給油の問題がよく取りざたされています。われわれとすれば、その基本的なスタンスは全然変わっていません。しかしながら、政権をとった翌日に、われわれは例えば、給油法案でありますが、あれはいらないとしても、外交の継続性で、法律というものができあがって、それが実施されている中で、翌日、全部帰ってこいなどというむちゃなことができるはずもない。それは当然ながら、例えば、日米関係をきちんと構築していく中で、われわれの基本スタンスをアメリカにも理解してもらえるようにしていくということであって、何もブレているわけではありません。基本的なスタンスはまるで変わっていません」

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090726/plc0907262223006-n6.htm



画像インド洋の給油活動延長せず…鳩山代表表明

 民主党の鳩山代表は29日、来年1月15日に期限が切れる新テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊による給油活動について、「基本的に延長しないというのが我々の立場だ」と述べ、期限切れまでに活動を終了し、海上自衛隊を撤退させる方針を示した。

 熊本県菊陽町で記者団の質問に答えた。

 そのうえで、「外交の継続性も必要だ。政権を取ったら、明日戻って来いというのは無理な話で、時間はある程度かかる。その間にオバマ米大統領と信頼関係を築き、結論を見いだしたい」と述べ、撤収時期などは米側などと協議して判断する考えを示した。

 民主党は昨年12月、同法に反対したが、衆院選の政権公約(マニフェスト)で給油活動に言及せず、社民党などが唐突な方針転換だと反発していた。

(2009年7月29日19時31分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090729-OYT1T00831.htm



画像【危うい「友愛」外交】(1)米大物が警告した民主の「反米3点セット」 (1/5ページ) 2009.6.16 15:24

 「民主党が掲げる政策を一度にぶつけたら、米議会や政府は反米とみなすかもしれない。皆さんは注意されたほうがいい」。

 静かな室内に、「反米」という言葉が非常ベルのように響きわたった。昨年12月19日朝、東京都心の帝国ホテルの一室で開かれた民主党幹部と米知日派の国防・安全保障専門家の懇談でのことだ。

 民主党側の出席者は、鳩山由紀夫幹事長(当時、以下同)、菅直人代表代行に岡田克也、前原誠司両副代表を加えた4人。米側は民主党系のジョセフ・ナイ元国防次官補、ジョン・ハムレ米戦略国際問題研究所長(元国防副長官)の大物二人に、ブッシュ前共和党政権で対日政策を担当したマイケル・グリーン前国家安全保障会議アジア上級部長、ジム・ケリー元国務次官補も加わった。


 ▼見えない将来像

 鳩山、菅らの顔をみすえるように、「反米警告」の口火を切ったナイは、イエローカードの代わりに三つの具体的問題を挙げた。

 (1)海上自衛隊のインド洋給油支援活動の即時停止(2)日米地位協定の見直し(3)沖縄海兵隊グアム移転と普天間飛行場移設を柱とする在日米軍再編計画の白紙撤回-。

 いずれも、民主党が最新政策集「政策INDEX2008」などを通じて政権公約に掲げてきたものだ。

 「反米とみなされないためには日米協力の全体像(トータル・パッケージ)を描いた上で個別の問題を論じたほうがよい」。出席者によると、ナイはそう強調した。口調は穏やかでも、反米警告に込められた疑問は明白だった。

 それは民主党政権になった場合の日米同盟の将来像がさっぱり見えないということだ。

 菅らは「民主党政権になっても日本の外交安保政策の基軸は、日米関係だ」と説明し、約45分間の懇談は終わった。だが、それから半年たった今も、米側出席者の一人はこう語る。「民主党が日本の政権に就いて本当に大丈夫か」。

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090616/plc0906161530007-n1.htm



画像3日前にマニフェスト知らせた~鳩山代表 7月30日19時4分配信 日本テレビ

 民主党・鳩山代表は29日、27日に発表したマニフェストについて、「あれは政権政策集で、正式なマニフェストではない」と述べたが、30日に長野・飯山市で行った講演では一転、「マニフェストを3日前に国民に知らせた」と話した。

 鳩山氏は講演で、「マニフェストというものを、私たちは3日前に国民にお知らせをした。それは4年間で私たちが何をやるかということを誓ったもの。国民の皆さん方と私たちの契約です」と述べ、3日前にマニフェストを明らかにしたとの認識を示した。

 29日の鳩山氏の「正式なマニフェストではない」との発言に対しては、民主党内からも「言い方を間違えている」との指摘が出ている。

 また、鳩山氏は、31日に発表される自民党のマニフェストについて、「8年先とか10年先の話をうたっても、どうやって国民が審判したらいいのかということになりかねない」と批判した。

 一方、公明党・北側幹事長は30日、29日の鳩山氏の発言について、「マニフェストを発表した時に、これが実現できなかったら何と言ったのか?私は辞めますという趣旨のことを言った。翌日になって、あれはマニフェストじゃないというのは、どういうことなんでしょう。本当にぶれているなと思わざるを得ない」と批判した。

URL:http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20090730/20090730-00000049-nnn-pol.html



画像民主政権公約 バラバラ…意思の疎通大丈夫? 7月31日7時56分配信 産経新聞

 ■鳩山氏「正式なものでない」

 ■岡田氏「必要があれば訂正」

 ■小沢氏「追加の必要はない」

 民主党の鳩山由紀夫代表が、27日に発表したばかりの衆院選マニフェスト(政権公約)について「正式なマニフェストではない」と発言したことが波紋を広げている。

 与党側は、さきのマニフェストについて「政治的責任を負う」と断言した鳩山氏を批判。民主党の小沢一郎代表代行も鳩山氏にかみつくなど、党首脳間の意思疎通が十分でない実態が浮き彫りになった。

 鳩山氏は29日、遊説先の熊本県菊陽町で記者団に対し、「この間(27日)出したのは正式なマニフェストではない。正式なマニフェストは公示日からしか配れない」と述べた。大阪府の橋下徹知事が民主党のマニフェストを批判し、追加するよう求めていた「国と地方の協議機関の法制化」を明記するよう軌道修正を図ったものだ。マニフェスト作成を主導した岡田克也幹事長も30日の記者会見で「必要があれば(マニフェストを)訂正することは、やぶさかではない」と述べた。

 だが、小沢氏は同日、岐阜県可児(かに)市で記者団に対し、協議機関の法制化について「盛り込んで悪いわけではないが、わたしたちは今の行政の仕組みを根本的に変えようと言っている。今の仕組みを前提にした議論をする必要はない」と追加の必要はないとの考えを表明した。

 一方、公明党の北側一雄幹事長は30日、「(鳩山氏は)実現できなかったら辞めますと言った。本当にぶれている」と批判。政府筋も同日、「鳩山氏がそう言うのだから自民党もマニフェストを出してからどんどん修正していけばいい」と皮肉った。

URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090731-00000117-san-pol



画像田舎の洋食屋

 あー素晴らしい提案でございますねー(棒


▼【09衆院選】民主がマニフェスト「5つの約束」 生活支援前面に (産経新聞 7月27日)

 民主党の鳩山由紀夫代表は27日午後、次期衆院選のマニフェスト(政権公約)を発表した。マニフェストは、具体的な政策の柱として「ムダづかい」「子育て・教育」「年金・医療」「地域主権」「雇用・経済」を「5つの約束」として提示した。主要政策としては、「子ども手当」(中学生以下に1人月2万6000円)、農漁業の戸別所得補償制度、高速道路無料化、ガソリン税の暫定税率廃止など家計支援などを中心に据えた。

《中略》


941 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 13:18:34 ID:6Jb/d95o
>>930
結局
ラ党「財源は?」

わが党「官僚が数字を出さないので言えない」

官僚「ほら、データ」

わが党「ラ党が改ざんしてるかも知れないデータ信用できるか!」

ラ党「じゃあどうすんの?」

わが党「自分たちで調べてデータ出すから政権よこせ」

ラ党「そんな不確かな状態で政権渡せるわけないだろ、財源は?」


この無限ループなんですね。
この内容で世間で支持されているのが我が党って言うのは…
>国税庁が正確な数字を出してくれないから ちゃんとし(た)数字が出せないとの事。



 国税庁が正確な数字を出してきたら、”進化”して政策を転換するんでしょうか?



 メニューだけは豪勢で何でも作れるように書いているけど、実質ハンバーグとカレーライスしか作れない田舎の洋食屋か?(笑

 それでも、ハンバーグやカレーしか作らない(第二自民党)ならまだマシな方で、そういう奴に限って「店主自慢の創作料理!(外国人参政権+移民政策+二重国籍)」とか勧めてくるから度し難い。(笑



 ”進化”する民主党。

《中略》

>ブレてはいません。私たちはある意味で、進化をしているかもしれません。でも、ブレてはいません。


 「後方へ前進」、「撤退ではない転進である」 さすが黒鳩金。(笑


 民主党の政策転換は”進化”。でも、麻生政権の政策転換は、サブプライムショックとか小泉改革の結果から見た修正とかそういうの関係なく、小泉路線の転換、郵政選挙の公約違反、国民への裏切り。

 ですね、わかります。(笑



 ところで産経新聞様。

 この記事で「ブレてはいません」の部分を探そうとして、なかなか見つかりませんでしたよ。(※7月28日現在)



 鳩山「ブレてはいません」発言は、全6ページ中、6ページ目。

 しかし、ジャンプできるボタンは5まで。

 たどり着くには、5へ行って、さらに「次のページ」をクリックしないといけない。

 どうしてでしょう? 何か隠したい事でもあるのかな?(笑

 なんてな


URL:http://kurikara1183.iza.ne.jp/blog/entry/1150969/

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