鳩山政権をポジティブに眺めてみる(鳩山政権をポジティブに眺めてみる その1)

 
これまで、鳩山民主党政権に対して批判的な記事もエントリーしていたけれど、今日から何回かに分けて、鳩山政権をポジティブに眺めた視点でエントリーしてみたい。

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「ah...会談の途中だけどカメラが入って来ちゃったね。ミニスターハトヤマには言っていなかったけど、途中でカメラが入って来ることになっていたんだ。ハローエブリバディ記者諸君。会談はもう終了したから我々に何でも質問してくれ。」
バラク・オバマ大統領 於:9/24 日米首脳会談


9月24日に行なわれた、日米首脳会談で、会談途中にテレビカメラが入ってきて、会談が打ち切りになるという、普通なら有り得ないことが起きた。

ネット界隈では、あまりにも日本を馬鹿にしている、とか、鳩山首相はオバマ大統領に相手にされていない、とか喧々囂々なのだけれど、これは、以前、オバマ大統領との初の電話会談で、鳩山首相が民間の通訳を使っていたことに対する、強烈な意趣返しのように思える。

会談内容が公開されるような状況で、まともな会談なんてできる訳がない。貴方のやったことは、こういうことなのだ、日本はアメリカと誠意を持って会談する気があるのか、と問いかけているように思えてならない。

ただ、逆にいえば、それだけ、日本と真面目に交渉したがっているともいえる。本当に相手にしていないのであれば、そもそも会談なんか持つ必要はない。なんだかんだ言って、会談日程を延期し続けて、放ったらかしにすればいいだけのこと。意味の無い相手と会談するほど大統領は暇じゃない。

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アメリカは、なんとか日本や中国に米国債を買ってもらいたい。明に暗にそうした要求をする。首脳会談なんて、そうした要求をする絶好のチャンス。それなのに、情報リークの危険がある民間通訳を使ってくることからして、話し合いを拒否しているのか、と受け止めている可能性がある。だから、テレビカメラを会談途中で入れさせて警告した、と見る。

やはり、それだけ、アメリカは困っている。素なのか深謀遠慮だか分からないけれど、民間通訳を入れることで、アメリカの要求をかわす、というか、要求そのものを出させないというやり方で揺さぶるのは、鳩山政権ならでは。自民党政権だとここまではやらないだろうし、親米スタンスを取っている手前、やりたくてもやれない。

会談をオープンにしてしまうことで、会談そのものを無効にするやり方は、どこか、昨年の小沢・シーファー駐日大使会談を彷彿とさせる。

日本が民主党政権になって、アメリカから離れる姿勢を見せることで、却ってというか、漸くというか、アメリカに日本の重要性を再認識させたと言っていいように思われる。



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この記事へのコメント

  • 雪観僧

    お久しぶりです。
    私もポジティブに見たいなぁと試みてはみたのですが、中々…
    とても参考になりました。
    2015年08月10日 16:50

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